EMフェスタ99
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ミニセミナー No.04
1999.11.6/7
EMによるお米のとぎ汁有効活用
講師:山田キク ほか
The Exhibition Event --------
Effectiv Microorganisms
米の白いとぎ汁は、水質汚染のもとになっている。しかし、それが浄化剤になるとすればありがたい話だ。実は、EMはそれを可能にした。本セミナーは、米のとぎ汁を使った家庭でのEM実践の紹介。講師は、山田キクさんをはじめとする主婦グループだ。昨年のEMフェスタの同セミナーでも活躍したベテランぞろいだ。
テーブルには、ヨモギの葉や大小のペットボトル、EM・1 、糖蜜などが置かれ、山田さんはそれらを手に取りながら説明開始。
「毎日捨てている米のとぎ汁が、掃除や洗濯に利用できるんですよ」
その声に、並べたイスでは足りないほど大勢の人が集まる。ほとんどは家庭の主婦。資料を手に、熱心に耳を傾ける。
まずは、米のとぎ汁EM発酵液の作り方。用意するのは、ペットボトル(2リットル用)、砂糖類(白砂糖、黒砂糖、オリゴ糖など)または糖蜜、EM・1、そして米のとぎ汁。ペットボトルに米のとぎ汁を入れ、砂糖類を小さじ4杯、EM・1も小さじ4杯加え、密封する。あとは、暖かいところに4、5日置いておく。発酵してペットボトルが膨らんでくるのが、OKの目安。作り方はとても簡単。「これなら私もできるわ」と、前列の方々が声をあげた。
この米のとぎ汁EM発酵液の作り方は簡単だが、山田さんはさらにワンポイント・アドバイスを加える。「EM原液を少なめに入れて、ゆっくりと時間をかけて発酵させると、発酵が十分にでき、米のとぎ汁EM発酵液としても出来がよくなるんですよ。また、糖蜜が多いとEMが怠けてしまって、発酵が進まない。食べ物がいっぱいあると、みんな怠けるでしょ」。
米のとぎ汁EM発酵液の用途の説明に入ると、会場から次々と質問が出た。「台所では、どんな使い方ができますか」。山田さんは、自分の体験談を交えながら「食器洗い洗剤と米のとぎ汁EM発酵液を、4:1の割合で混ぜた混合液を作ってください。それで食器類を洗えば、油汚れが落ちやすくなります。また、台所洗剤にも同じように混ぜてシンクを洗えば、ヌルヌルやドロドロの汚れが取れやすくなりますよ。私は、食器洗いにはよく使っています。よく落ちますよ」と説明した。
台所は、毎日使う場所だけに、汚れがつきやすい。水垢や油汚れはきちんと落とし、きれいな台所を気持ちよく使いたいのは当たり前。米のとぎ汁EM発酵液はまた、毎日の洗いもののときにも活躍する。
洗剤の代わりではなく一緒に使う
次の質問は、「では、洗剤の代わりに、米のとぎ汁EM発酵液を使えばいいんですか」。山田さんは、「洗剤の代わりではなく、洗剤と一緒に使うんです。一緒に使って、汚れを落ちやすくするということです」と、答えた。洗剤の働きを助けるというのが、大事なポイントだ。山田さんの言葉に力が入る。
「EMの効果は、即席ではないってことです。洗濯に使うにも、洗剤と一緒に米のとぎ汁EM発酵液をまぜて、洗濯物を一晩つけ置きしてから洗った方がいいんですよ。洗濯も、せめて1、2時間でもつけ置きしてから洗ってくださいね。比嘉照夫教授がおっしゃるように“EMは、効くまで使いなさい”ってことなんですよ」
時間をかけ、じっくりと効果を出していく。これが、EMの特徴である。
会場からの質問がさらに増えたので、同じ主婦グループの仲宗根恵美子さんも、テーブルの前で説明に加わった。「臭いのきつい排水口に、米のとぎ汁EM発酵液を流すのもいいんですか」との質問に、仲宗根さんは、キャップ3杯のEM原液を水でうすめ、それを排水口に流している…というアドバイスをした。合成洗剤を使った時のような臭いも無く、排水口がきれいになるそうだ。
消臭効果の実演を兼ねて、ポリバケツに入った野菜などの生ゴミも会場に用意された。鼻を近づけてみると、さすがに生ゴミの臭いは少しするものの、臭いと感じるほどではない。ポリバケツに入れて5日は経っているという。しかし、米のとぎ汁EM発酵液をスプレー状にしてバケツの生ゴミにかけ、混ぜ合わせて液がまんべんなくバケツ内に行き渡るようにしておくと、臭くはならないという。
米のとぎ汁EM発酵液は、手軽に作ることができる上、用途がかなり広い。掃除全般、洗い物、入浴剤、シャンプーと一緒に洗髪剤、消臭スプレー、ペットの虫避け、液肥、生ゴミ処理などなど、広範囲に活用できる。「本当に、いろいろ使えるんですね!」と、また何人かが声を挙げた。
米のとぎ汁EM発酵液の用途は多方面
山田さんは、この米のとぎ汁EM発酵液を色々な工夫をして利用している。例えば、ハーブを米のとぎ汁EM発酵液に入れて、好みの香りをつける。ローズマリー、バジル、ミント、レモングラスのほか、沖縄のフーチバー(よもぎ)などをペットボトルに入れるのである。米のとぎ汁EM発酵液の匂いが気になる場合には、こうして自分流にアレンジできるのもまた嬉しい。ただし、注意すべき点もある。「ハーブは、発酵後に入れてくださいね」。匂いつけのためのハーブは、米のとぎ汁が発酵した時点で入れたほうが無難。なぜなら、発酵を止める作用をもつハーブもあるからだという。
ところで、米のとぎ汁EM発酵液は白くにごっているが、下のほうにはヌカが溜まる。「このヌカはどうするんですか」という質問も出た。
「下に溜まる部分は、もちろん捨てずに取っておき、私の場合はシャンプーに少し混ぜて髪を洗うのに使います。すると、リンスが要らないんですよ。また、ヌカは天然のものですから、肌にもいいんですよ。どうぞ皆さんもお試しになってみてください」
そのとき、会場の女性が「ちょっと、いただいてもいいですか」と言って、米のとぎ汁EM発酵液をキャップで1杯飲む光景が見られた。その人は毎日飲んでいるという。山田さんは、「不思議に思うかもしれませんが、この米のとぎ汁EM発酵液はおなかの掃除もしてくれるんです」と解説。
セミナーでとり上げられた米のとぎ汁EM発酵液の活用法は、ほんの一部だという。創意工夫で、台所だけでなく生活のあらゆる場で広く用いることができそうだ。