EMフェスタ99 > 発表大会
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| 生活の中で起こっている小さな革命
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| The Theater Event -------- |
Effectiv Microorganisms
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1949年大韓民国慶南山青出身。FAITH神学大学キリスト教育学科卒業。
1972年より3年間肺結核のため闘病生活をし、以後20年間肺結核患者への奉仕活動をする。1986年7月社会福祉法人信生院代表理事に就任し、Bethel精神療養院、重度障害者施設Evergreen
House、精神障害者社会復帰施設 Bethel Club Houseを運営。1999-11 EMフェスタ996月に自然環境教室を開設し、1999-11 EMフェスタ9910月現在、韓国内にて精神療養施設、障害者施設、老人施設、市民団体にEMを紹介し、実践をともなったEMの使用法の教育をしている。
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都 末順
(ト・マルスン) |
韓国
ベデル精神療養院 信生院院長 |
こんにちは。私は韓国で信生院という社会福祉法人を運営している都と申します。このような場で発表させていただき、誠にありがとうございます。
生活の中で起こっている小さな革命という主題で、私の施設での経験を述べさせていただきたいと思います。社会福祉施設信生院は、精神療養院や重症障害児施設、社会復帰施設からなり、総受容人員340人、職員は40人余りが働いています。
EMに初めて出会ったのは1997年4月、知り合いの方から、現代医学で治療が難しいアトピー性皮膚炎が治ったという話を聞いてからです。その年の6月に仕事の関係で福岡を訪問する機会があり、そのときにEMを扱っている都夢創という会社を訪ねました。そこで森美智代さんという方に会ってEMのいろいろな説明を聞き、その場で森さんに韓国での職員教育をお願いしました。
▲ EMを施設内に散布する
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1997年、全職員がEMについての教育を受けました。まず、障害児を担当する保育教師がEMで室内の空気浄化を試すと、10日過ぎたあたりから悪臭がなくなり始め、使い続けていると完全に臭いが消えました。それから園内でEMを撒いたり、障害児の自宅でも使うようになりました。
その後、アトピー性皮膚炎を患う13歳の障害児をお風呂に入れるとき、石鹸などを一切使わず、EMボカシを綿袋に入れてマッサージをし、最後の仕上げに米のとぎ汁EM発酵液を使用することで、1ヶ月後には皮膚を掻かなくなり、今では完全に治っています。
また、障害児の大半が運動不足で便秘気味になり、お腹に触れるとブドウの房のような感じがありましたが、EMの原液を水に希釈して飲ませると、3、4日で解決し、病院に行くこともかなり減りました。
物理治療室では、地域に居住するお年寄りたちに奉仕のパックマッサージを行っています。パックは夏場にはすぐにダメになってしまうので、これにもEMを利用してみました。パックを作る材料に原液を一緒に入れると、1週間過ぎても大丈夫でした。
▲ EMボカシで皮膚病が楽に
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また、サビたカーテンの釘を米のとぎ汁EM発酵液に十分漬けておくと、サビも落ち、再び利用できるようになりました。
▲ カーテンの金具のサビが落ちた
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庭の松の木は、一つの枝だけが生きていてほかの枝は全部枯れて死にかかっていました。そのとき、庭の管理担当者が木の下にEMボカシを埋め、枝には米のとぎ汁EM発酵液を3、4ヶ月続けて撒いたところ、不思議なことに新芽が出てきました。今は生き生きとし、枯れていたとは思えないほどです。
▲ EMで蘇った松の木
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▲ 畑の作物も大豊作
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約100羽飼っている鶏舎にも、砂を発酵させて時々撒き、飼料にもEMボカシを混ぜてあげたところ、鶏糞の臭いや、卵の臭みも消えて、卵を購入される方が増えました。また、EMでレタスや稲も栽培しています。庭に大きな池があり、そこには49匹の鯉が泳いでいますが、いつも浮遊物が多く悩んでいたところ、砂を発酵させて底に敷いたら1年近くたった今でもきれいなままです。
職員からは、EMを使って石鹸ができないかという話も出ました。私たちの院には人が多く、かなりの量 の石鹸を使うので、廃油を使った再生石鹸を作って利用していました。この再生石鹸を作るとき、水の代わりに米のとぎ汁EM発酵液を入れたらどうだろうという意見が出たのです。石鹸の中でも微生物は生きられるのか疑問もありましたが、李昌洪さんに聞くと「微生物は死ぬ
かもしれないが、抗酸化力はあるので良い」といいます。実際に作ってみると、何ヶ月経っても作った石鹸の表面 がスベスベなので、これが抗酸化力なのだろうと分かりました。次は廃油ではなく牛脂で石鹸を作ってみました。EMを入れて作った石鹸は、ただの水を使うより硬くて、粉にも加工しやすくなります。擦ると粉乳のようなきれいな粉石鹸になるのです。さらに良いのは、ほかの洗剤より少ない量
で洗濯がうまくできることです。
▲ 米のとぎ汁EM発酵液入り再生石鹸
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<各地の施設にEMを広げる>
このように、私の施設で生活から農業までいろいろな場所でEMを使用していたところ、全国療養施設理事会があったので、私も理事として参加しました。すべての施設が臭いで悩んでいることが話題になり、自然にEMを紹介することができました。すると、翌日、2人の院長がすぐに私の施設に訪ねてきました。私は、「院長だけではなく、職員全体が教育を受け、関心を持つようにするべきだ」と話しました。それからというもの、全国各地にある施設を直接訪ね、EMの教育を始めました。依頼があれば、どこへでも行きました。
▲ EM講習会はどこも大盛況
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教育は2回に渡って行います。一次教育は、EMとは何かを指導し、使用事例と効果について説明しました。その後、米のとぎ汁EM発酵液を1ボックス(1.5リットルの12個)をあげて、一番問題になっているところに使うように伝えています。そして15日後に行う二次教育は、「地球を救う大変革」という漫画の本で指導し、この15日間でそれぞれの施設で行ったEMの使用事例、あるいは使用結果
を発表させます。最後に米のとぎ汁EM発酵液を作る方法を実習しますが、この時間は皆の目がキラキラ光ってたいへん熱心でした。
このような方法で、全国の社会福祉施設を100 ヶ所余り、約2400人を対象に教育を行いました。ある学校の先生は、二次教育の使用報告で、発酵がうまくいかなかったと思われたものが、自宅に持ち帰ってアパートの14階に置いてある萎れたランにあげると、数日後にはみんな美しい花を咲かせたと喜んでいました。
また、98年8月、ソウル精神療養院で、一次教育を行ったあと、1人の看護士がEM原液をぜひ使ってみたいと私に言いました。二次教育でその看護士は「床ずれの患者にEM原液を使った」と発表しました。直径10センチくらいの患部に、ほかの薬は一切使わずEMだけを塗ったところ、3日間は血の混じった膿が出て、4日目から治り始めたといいます。そして、その傷から病棟全体に出ていた悪臭もなくなったと報告しました。
信望愛という福祉施設では、女性職員1人が“おり物”が深刻で、病院に行ってもなかなか治らないということでしたが、米のとぎ汁EM発酵液で座浴すると完全に治ったそうです。また、毎夕、施設全体で使う水の貯蔵タンクに米のとぎ汁EM発酵液を入れたところ、奉仕に来たボランティアの人たちが、施設全体の水が薬水みたいになったと話し、洗顔や洗濯のときに浮いてくる白い浮遊物もほとんどなくなったといいます。
▲ 米のとぎ汁EM発酵液で水質改善
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このように、施設全体で米のとぎ汁EM発酵液を使うと、自動的に浄化槽の水がきれいになり、電気代も安くなり、月に60ウォンを払っていた委託管理費がいらなくなりました。
光州にある小花姉妹院という精神療養施設では、客舎の下水管が浄化槽に直接つながり、悪臭がかなり上がって来ていました。それで米のとぎ汁EM発酵液を作って浄化槽に投入しながら、日常生活全般
に使うよう指導したら、臭いがなくなりました。
沃川の青山院という障害者施設からもぜひ来てほしいというお願いがあり、訪ねてみると、施設全体の環境や悪臭が深刻で、入ることさえつらい状態でした。教育を通
じて米のとぎ汁EM発酵液の作り方を教えたら、熱心に使っていました。その後、道庁の職員たちがその施設を訪問し、どのようにして臭いを消し、環境もこのように改善されたのかととても驚いていたそうです。EMが行くところには、どこでも歓声が上がるのです
永楽療養院というところでは、事務室とトイレが向かい合っており、悪臭のため事務室で勤務するのが難しいほどでした。こちらでは一次教育の時にEMを紹介すると、何の薬を販売するのかという目で見ていましたが、二次教育が遅れると私の施設に30回以上も電話でEM教育を催促するほどでした。それほど熱心にEMを使うので、今では悪臭もなくなり、勤務するのがたいへん楽になったといいます。この成果
を見た郡保健所の担当職員も教育に参加しました。汚水をそのまま河川に流すと汚染の一番の原因になりますが、EM処理して流すと河川浄化の一番の要因になるという効果
を説明しています。
<民間にも広がるEM>
施設での教育がある程度進むと、隣の農家からEMとは何か、EM発酵液とは何かと聞いてきました。10軒くらいの養鶏農家が集まって協成農場という共同体を運営している団体の会長が訪ねてきたので、日本での活用事例やEMの発酵液について説明すると、「農場でも使ってみる」とおっしゃいました。そこでは、その後ずっと、EMボカシを飼料に混ぜて利用しています。死ぬ
鶏が減ったとたいへん喜んでおられました。
▲ 大規模鶏舎でもEM使用
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また、生ゴミを飼料として利用する養豚農家も出てきました。連絡を受けて最初にその養豚場を訪ねたときは、口を開けて話ができないほどハエが多かったのですが、EMを使い始めてからハエも悪臭もなくなりました。そこでは集めてきた生ゴミに、米のとぎ汁EM発酵液を入れて発酵させてから飼料と混ぜ合わせます。攪拌(かくはん)機の稼働時間が20時間から2時間に激減し、豚も混合飼料を喜んで食べています。不思議なことに、皮膚病を持った豚も、このエサをあげるようになってから自然に治癒しました。
▲ 豚用混合肥料にもEMを
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今でもこちらから訪ねて教育を行うことはありますが、直接私たちの院を訪問して教育を受ける方も増えています。自治体や環境団体から主婦たちへの教育を頼んできます。主婦への教育こそ、生活の中で社会の基礎段階から革命を起こせるいい機会です。主婦たちが本当にEMに関心を持ち、実際の生活で利用すると、環境は今よりもずっと良くなるでしょう。院内で行う教育では、EMとは何か、なぜ米のとぎ汁をEMで発酵させて利用するべきなのか話した後、使用事例や効果
についても説明します。院内の畑や鶏舎などを見学してもらい、牛脂で作った再生石鹸や米のとぎ汁EM発酵液をお土産として渡し、各家庭で使ってみるように勧めています。
▲ベデル院へは多くの見学者が訪れる
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梁山市庁からは、管轄内のアパート28カ所の生ゴミ処理に使用する発酵液の製造依頼がありました。現在、月に7〜8トンのEMボカシを供給しています。これからは、EMボカシの代わりに米のとぎ汁EM発酵液を使うように指導していく予定です。
▲ EMボカシづくり
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それ以外にも、韓国の有名な牛乳会社であるパスツール乳業は、米のとぎ汁EM発酵液を使って浄化槽(800トン/日)の悪臭をなくし、水処理を行っています。すごいことに水深4.5メートルの浄化槽の底がきれいに見えるほど改善されたといいます。また、韓国で一番大きな製紙会社、ハンソルでもEMを使って良い結果
を出しているようです。その他、食品会社、軍部隊、観光地の池、梁山市庁の浄化槽、屠殺場、学校など、いろいろな場所でEMの利用が広がっています。
▲ 大規模浄化槽でもEMは成果を上げている
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一緒に仕事をしている主人は私を見て、「EM狂になった」と言いますが、私は「そのとおり、EM偏執症にかかった」とすぐに答えています。
私はEMを通じて本当に良い友達をつくることができました。EMを通じて環境が良くなり、EMみたいに純粋で心清い人々と会って良い話ができることはとてもうれしいことです。これからの私の希望は、人間すべてが自分の役割を尽くして、私たちの子孫に美しい自然、きれいな環境を伝えていくことです。そのために私の力が必要ならば、一生懸命やりたい。私一人がやって何になるかではなく、私が考えを変えてすべてに愛と関心を注ぐとき、すべてが変わっていくと信じています。我々が住む小さな空間、生活の中で小さな革命が起こるとき、まさに良い世の中になると信じています。
最後に、このように活動を精神的に、理論実践的に手伝ってくれた李昌洪さんや遠くで励ましてくださった比嘉先生、奥様、EM研究機構の皆様に感謝の気持ちを申し上げます。ありがとうございました。