EMフェスタ99 > 発表大会


事例発表 No.06
1999.11.6
EMはゴミを宝物に変える
The Theater Event --------
Effectiv Microorganisms



 
 ペルー生まれ。アリゾナ州立大学でビジネス・アドミニストレーションを専攻。メキシコ経済開発事業団のディレクターを経験後、持続可能な方法による開発が必要だという認識がEMとの係わりとなり、1995年にEMテクノロジー社に入社。海外普及に努めた。現在は、順子ガブリエルと共に米国におけるEMボカシネットワークの運営をしている。
Monica Durand
(モニカ デュラン)
EMボカシネットワーク
U.S.A.コーディネーター



 発表の機会をいただき、比嘉先生、節子夫人、EM研究機構、そしてEMテクノロジー社の宮下社長に感謝いたします。今日は、私たちEMテクノロジー社の大切な活動内容を皆様にお伝えしたいと思います。
 私はEMボカシネットワークUSAで働いています。この団体は、比嘉節子夫人が作られたEMボカシネットワークの組織と似ております。私たちは1996年に、ゴミは宝物に変わるという活動を始めました。活動の内容としては、アメリカ国内で環境汚染という問題をどう取り上げていくかを考え、そしてゴミというものは宝物であるということを伝えていくことです。
 私たちは、毎日大量に出される生ゴミをEMによって堆肥化しようと訴えています。今までの堆肥づくりは広域で行われたことで悪臭が大きな問題となっていました。それを解決するために、新しいシステムをアメリカに伝えていきたいと思ったのです。


▲ 生ゴミを処理するマイルス小学校の生徒 たち


▲ マイルス小学校の生徒 楽しみながらEMボカシを作っている


 そのために、私たちはまず2つのモデル地区を作ることを目標にしました。ひとつはマイルス小学校です。この小学校では1996年に5トンの生ゴミを処理することに成功し、学校の土地に戻すことができました。そのため、学校の所在するツーソン地区からは環境賞をいただきました。もうひとつは、アリゾナ州の特別養護学校です。この学校では昨年、8.5トンの生ゴミを処理することができました。ゴミを処理するだけでなく、学校に通う身体障害者たちにも、EMは明るい方向性を示すことができたと思っています。今、この学校ではEMボカシを袋に入れたり、またEMで処理した生ゴミを堆肥として販売するという活動を進めています。
 この成功でEMネットワークの必要性が認められ、いろいろな州からの申し出があります。そこで私たちは、学校、つまり先生や生徒、父母のボランティアの皆さんに、生ゴミを堆肥化するにはEMを使うことが一番有効なやり方であると説明しています。いろいろな申し出に対して、ワークショップを行ったりEMセミナーを開くなどして、社としての商品もよく出るようになりました。
 現在、EMボカシネットワークUSAは国全体で認められるようになり、いろいろな活動にも招待されるようになりました。どこに呼ばれてもいろいろなケースに対応できるように私たちは取り組んでいます。その結果 、昨年、アリゾナ州の環境庁から賞をいただき、WRITEの援助をいただくことになり、それでEMボカシネットワークの活動を行っています。


▲ 養護学校でのEM活動 目が不自由でも EMボカシを作ることができる

▲ アリゾナ州特別養護学校 ボカシ作りを 手伝う節子夫人

▲ 同上校 EM処理した生ゴミを埋め、数回 繰り返した土を販売

▲ 学校の先生方にもEMボカシについてセミナーを開いている

 そこで、この1年間の活動をご報告したいと思います。これは1998年8月から1999-11 EMフェスタ998月までの内容です。



<拡大>▲ EMボカシネットワーク活動状況

 EMボカシネットワークに加入した学校、施設は30団体。これらには学校はもちろん、インディアンやメキシカンのコミュニティー、未成年者更生施設なども入っております。
 そしてこの期間に24回のワークショップを開きました。そこでは学生や先生、その他教育関係の方々500人を育成することができました。さらに15ヶ所の学校などで実際に生ゴミの処理を行い、庭に堆肥として戻した量を合算してみると、25トンの生ゴミを処理できたことが分かりました。また、州から出た援助金でその他のカリキュラムやビデオなどの制作も行っています。
 EMボカシネットワークを通して、EM製品の販売も増えてきました。これは本来の目的ではなかったのですが、結果 として、特に家庭でのガーデニング用EM製品の販売量が増え、EMテクノロジー社のセールスの中で見ると、22パーセントがEMボカシネットワークによって上がっていることをご報告しておきます。


▲ アリゾナで行われたEMセミナーの様子

 これまでの活動により、主に学校での生ゴミ処理に、EMを利用する機会が増えてきました。生徒たちは実際にEMボカシを作ったり、堆肥を作ったりする活動はもちろん、EMボカシを使用した作物と使用しない作物の生育状況を調べたり、堆肥にする際の臭いの調査なども先生と一緒に行っています。アリゾナ州はだいたいが砂漠地域で土に塩分が多く含まれているのですが、EMを使うと作物の生育が良いので、子どもたちも驚いていました。
 これまで学校や市民へ生ゴミ堆肥化を啓蒙してきましたが、私たちの活動はさらに新しい方向に進み始めています。レストランやスーパーマーケット、ホテルなどの施設からはかなりの量 の生ゴミが出ますので、その処理にEMを使用してもらえるようにしていきたいと取り組んでいるのです。


▲ ある学校での風景 EMボカシを使用した ときと、使用していないときの作物の生育状 況を調べている

▲ スマイル小学校 生徒が先 生と一緒になって作物を育て ている

 近い将来に、アメリカでEMボカシネットワークUSAの会議を行いますので、皆様もぜひ代表者をアメリカに送ってください。
 最後に私の大好きな日本の言葉で締めくくらせていただきます。「がんばって、EMボカシネットワーク!」