EMフェスタ99 > 発表大会


事例発表 No.03
1999.11.6
土壌と河川のEMによる環境浄化
The Theater Event --------
Effectiv Microorganisms



 
 1993年の設立当初からのEMテクノロジー社の社員で、現在はツーソンEM工場の生産マネージャーおよび米国西部地域の現場業務マネージャーを務めている。カリフォルニア州ロングビーチにあるEMテクノロジー社の西部地域事務所を拠点にして、西部の数州におけるEMプロジェクトとEM関連活動の調整役を務めている。
Gllen S. Kozawa
(グレン S. コザワ)
アメリカEMテクノロジー社
ツーソンEM工場生産マネージャー



 皆さん、こんにちは。このたび比嘉先生からお招きいただき、そしてEM研究機構、EMテクノロジー社のサポートをいただいてこちらに来ました。下手な日本語を使いますが、ご了承ください。このように日本人の顔をしておりますが、日本人ではないので英語の方が達者です。
 今日、ご紹介したいことは、アメリカでのEMテクノロジー社の活動です。アメリカ合衆国というところは非常に大きすぎるというか、日本列島がカリフォルニア州に入ってしまうと言えば、皆さんもその広さをお分かりになれると思います。我々EMテクノロジー社は、宮下社長を中心として、この大きなアメリカだけでなく、カナダ、メキシコ、そしてカリブ海を視野に入れています。本当に少ないスタッフで見ておりますので、日々は忙しく過ぎていきます。
 皆さんもご存じのとおり、アメリカは50州ですが、ハワイだけは島の中で独立してEMの製造を行っています。あとの49州のうち、30から35州でEMは作物栽培だけでなく何らかの形で使われているわけです。日本からもアメリカでのEMの活動の場を見たいというお客さんはいらっしゃるのですが、アメリカ中をツアーしてもらわなければ全体的に見てもらうことができませんので、ここでは、まず私が担当している現場からご紹介していきます。
 最初にカナダです。カナダのブリティッシュコロンビアではグリーンハウス(温室)から始まります。こちらのグリーンハウスはだいたい2ヘクタールくらいです。キュウリやトマトなどの栽培にEMが使われ、また畑の側の池ではグリーンハウスから流れてくる汚れた水もEMで処理しています。


EM野菜(キュウリ・トマト)栽培のグリーンハウスとEM浄化池

アメリカでも評価されているEMボカシ

1ヶ月で1トンものEMボカシを作るため、ドラム缶を使用

 また、このほど大手の企業が犬用のペットフードの中にEMボカシを入れるということになり、アメリカでもものすごくEMが広がる予定です。
 また、アメリカのセリオレディンという場所は、代表的なEMの使用地です。アメリカでもリサイクルで堆肥を作るのですが、アメリカでは何でも大規模にやりますので、この街でも以前は完熟堆肥を作る際の臭いが問題になっていました。そこでEMを使うことによって悪臭を取り除き、さらには完熟堆肥を作る時間が半分に削減されました。これは、5ガロンのEM活性液に対して2000ガロンの水を使うのですが、それだけの資材でかなりの完熟堆肥ができます。


アメリカで代表的堆肥の製産会社
"CIty of Redding"

短時間で良質な堆肥ができる

牛舎から発生する環境問題にEMが活躍

畜舎の環境問題をEMが貢献していると比嘉教授に報告する

 カリフォルニアでは、養豚やミルクを生産する牛舎が問題になっています。悪臭や汚染、地下水汚染などにまで問題は広がっているのですが、カリフォルニアの環境保護局はどうすれば良いのか提案しないのです。その一方で汚染が原因となって、100年もこの仕事を続けてきた業者が仕事をやめざるを得ないケースもあります。そんな中で、EMがあらゆる面 で役に立ち始めています。1900頭の牛を飼っているある農家では、約3ヶ月かけてEMを使い、窒素や塩分などの汚染物質の濃度が下がってきました。すると、州が業務を認めてくれるわけです。そのため、EMでの環境浄化が都市中心部の牛舎などにも広がりつつあります。また、養豚業者や食肉解体場などでのEM活用も行っています。
 ある食肉解体場では、そこから流れる汚水を側の池に溜めるシステムになっておりますが、池の塩分濃度が高く、環境保護局がそこを閉鎖させるという話がありました。しかし今はEMを使ってなんとか改善していこうという方向で動いています。


EM使用で汚染濃度が下がった畜舎周辺の池

養豚場

清潔な豚舎内

汚染貯水池にEMを投入

食肉解体場にもEMが使用

食肉解体場の管理をしているデンマーク人

食肉解体場より出る塩分濃度の高い汚水池

 また、カリフォルニアには鳩を養っている人もいるのですが、鳩は死亡率が高く、またその弱い体質は遺伝することが知られています。しかし、鳩にEMを飲ませることで死亡率が低くなったことが、カリフォルニア州立大学デイビス校で発表され、現在研究は次の段階に移っています。


鳩の飲みにEMを加える

カリフォルニア州立大学デイビス校でEMが研究されているハーブ園

 日本にはかつて汲み取り屋さんがいましたね。カリフォルニア州には現在もいますが、やはり扱う量 が大量で、業者も大規模に商売として活動しています。その方たちが、集めた有機物をEMで処理することで、1ヶ月で5000ドルも費用が節約されたと報告しています。つまり、そこから出る汚水の処理に費用がかかっていたのですが、EMを使えば処理時間も短くなり、畑に流してもいいレベルまで水質が上がったのです。
 このように、アメリカにも数々の問題があるわけですが、その中にEMが入っていくと喜ばしい結果 が生まれているのです。現在ではカリフォルニア州からアメリカ軍にもその存在が知られるようになってきました。これはアメリカ各地でも汚水処理にEMを使ってもいいということです。ですから、我々EMテクノロジー社では、これを機会にアメリカ各地でEMがさらに活用されていくように、現在努力しております。
 ほかにもいろいろな事例があるのですが、お時間ですので、これで発表を終わらせていただきます。ありがとうございました。
 

EMで処理をする汲み取りタンカー

EMによる有機物処理でコストが1ヶ月5000ドル削減