EMフェスタ2004
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国際EM事例発表
2004.11.14
■善循環の輪は、無限に広がる
木 村 将 人(きむら まさと) /Masato Kimura
NPO 地球環境共生ネットワーク 善循環の輪
昭和17年、青森県黒石市生まれ。34年間公立中学校教師を勤め、定年まで2年を残して退職し、企業組合縄文環境開発を設立。専務理事兼JKK工法技術研究所所長。
平成6年よりEMの普及に努め、現在、Uネット運営副委員長。
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皆さん、こんにちは。今までは、ものすごく流暢な日本語が会場を流れていたけど、これからは流暢な津軽弁が流れますので、通訳の方は、「わかるかなあ」と思ってちょっと危惧しています。
今、この中で、EMが初めてだという人、どのぐらいいらっしゃいますか?みんなが経験者ですか?ああ、5、6人。今までの発表を見れば、EMってすごいものでしょう?
私自身も、実は平成6年からEMに、いわゆる「はまった」んですよ。平成7年の11月にここで1度発表させてもらったことがあります。その時は、自己紹介して、そういう団体が何もないにもかかわらず、「全国EM普及協会津軽支部支部長木村将人です」って挨拶しました。「へえ、すごいですね。部員は何人いるんですか?」「私1人です」っていう落ちがつきました。
それから10年、今、ご紹介いただきましたけども、私の立場というのが、「地球環境共生ネットワーク」の副委員長。これはもちろん全国規模のNPOです。そして、「善循環の輪」というボランティアのグループの一応、全国の代表、責任者、世話人ということで、今、ここに立っています。
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ちょっと地図が出ましたけど、とりあえずまだこれだけ。ここまで増えたのに何年かかったか? たった2年しか経ってないんですよ。今、このグループがものすごい勢いで増えています。この183団体というのは、183人じゃないんですよ。この1団体に、3人の場合もあるし、5人の場合もあるし、6,000人の場合もあるんです。だから、ものすごい数の、いわゆる名も知らぬというか、昔あった、名もなく、貧しく、美しい方たちが、自分の金と時間を、世のため人のため、地球のために使っているということです。
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薄くなっていますけど、見えますか? 週1回、「善循環の輪」通信というのを発行しています。私達はこういう活動しています。「ささやかだけども楽しくやっています」ということを沖縄から見れば最果ての地、津軽から、全国に発信しているのです。
皆さん、まだこの「善循環の輪」という言葉を耳慣れないでしょう。ただ、「悪循環」という言葉は、辞典に出ています。漢和辞典でも小学生の国語辞典でも出ています。意味は、1つ悪いことをすれば、次の悪いことに繋がる。で、また、悪いことに繋がるというのが悪循環です。この180度逆の現象が、我々が言うところの善循環なんです。1ついいことをすれば、楽しくてしょうがないから、その次の人もまた楽しくしてくれるということで、ぐんぐんと、今見ていただいたように広がっています。もっともっと広めたいと思っています。
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少しだけ紹介したいと思います。これは、福島県の船引町商工会女性部です。昨日から今日にかけて女性パワーというのがすごくあちこちから賞賛されていますけど、やっぱり福島県にも女性パワーが全体に広まっています。私のいる青森県でも去年、67市町村のうちの、57市町村が、我々が何かイベントをやる時には何らかの形で応援してくれました。そこまで行ったのは、やっぱり女性パワーのおかげでした。福島県もそういう形でやっています。
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これは、「甦る有明海ネットワーク」です。有明海といえば、沖縄から北海道まで、いろんなテレビや新聞でものすごく騒がれました。何が騒がれたか? 海苔が不作だと。ついさっき発表になりましたけども、瀬戸内海をきれいにした兼田水産社長の兼田さんと同じような形で、EMで、ボランティアで、山間の町で、川をきれいにした。それが流れていった有明海のところは、去年よりも今年、今年よりも来年という形で、ずっと豊作になっているんですよ。去年でしたか、一昨年でしたか、のろし旗を立てて近隣の人たちが抗議しに行くっていうことがありました。ところが、EMを使っている地域の人たちだけは、漁が忙しくてデモなんか行ってられないってぐらいに大きな差が出ました。
こういう現実があるにもかかわらず、何か眉唾もののように見られてきた一面は確かにあるのです。今もあります。ただ、どんなにEMが叩かれても、比嘉先生が叩かれても、じわじわと広がってきたのがこのEMの輪の広がりなんです。これは、一企業が頑張ったとか、一個人、偉い人が、役場で市長が頑張ったとかというのもあるかもしらんけれども、これこそ本当に、ひょっとしたら私でもできる、地域を浄化できる方法じゃないかと。やってみたらすごいということでのスタートなのですよ。そして、じわじわと、まさしく草の根のように広がっていった。6年前、1998年でしたか、ボランティアの方たちが、「U-net(地球環境共生ネットワーク)」というグループを立ち上げました。そして、2年前から、その中からこの「善循環の輪」というものができました。
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これは新しいニュースです。ついこの前の台風23号の時に、三重県の海山町という地区が大変な目に遭ったんです。ここに、我々の仲間が活性液を持って駆けつけたんですよ。この時の報告ですごい結果が出てるんです。
トイレが溢れた。ヘドロが臭くて眠れない。しかし、こういうところの現場で最も自分たちを苦しめた悪臭というのが、これを消毒しようとしたクレゾールの臭いだそうです。頭が痛くなって寝ることもできないと。要するに、近代医学だけに頼っていれば、こういうところでは、癌細胞をやっつけて命がなくなったというようなことと似たようなことが起こり得るわけです。
ところが、この方達の報告によれば、何と100倍ぐらいでEMを撒いたら、ヘドロの悪臭がかなり消えたと。もうちょっと濃くして50倍にしたら、かなり消えてきた。25倍にしたら、クレゾールの悪臭も消えた。ぐっすり眠れるようになったと。こういうすごいことが現実にあったのです。ついこの前です。
それから、この前の地震の時に、今日会場にもいらっしゃると思いますけれども、津軽に電話が来て、「私、足不自由ですけども、私でもできるボランティアというのがあるということがわかってすごく嬉しい。私明日出かけてきます」と。舞鶴線だったか何だかが明日から開通するからと。で、「行ってきました」というまた報告の電話もいただきました。そういう新聞にもテレビにも出ないような、本当の小さな善意のそういう発露が、点と点を線で結ぶと。
先ほどの地図が日本全国もう書ききれないようになったら、「大変なことになりますよ」というのが、うちのU-netの浜渕委員長の口癖なんですけれども、本当に大変なことになります。ついこの前、我々の仲間も被災しました。「善循環の輪」通信に書きましたら、あっという間に100万円集まりました。津軽では、台風18号で収穫間近の「つがる」という林檎が落ちました。それを全部拾い集めて、活性液で洗って、EM・Xを入れてジュースを限定500ケース作りました。「善循環の輪」通信に出しましたら、あっという間に、皆さん買って下さいました。そういう善意の繋がりが「善循環の輪」なんですよ。ですから皆さん、仲間に、ぜひ入って下さい。
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これは、各地で行われているインストラクター制度です。ボランティアの人達がEMの基礎講座を受けて、中級講座を受けて、それに対してインストラクター認定書という比嘉先生の直筆の認定書が出ます。かといってこれは、就職試験の時の何とかの足しになるわけではないですが。こういうふうにして、本当に生き生きと、自分が満足して、自分の行為は人に喜んでいただけるということでまた自分の喜びになります。
人生の喜びは3つあるというでしょう。3段階。1つは、してもらう喜び。赤ちゃんが何でもかんでもしてもらう。2つ目はできる喜び。できなかったことができた喜びというのは、これはもう殆どの人の喜びでしょう。3つ目がしてあげる喜び。「喜び」が我々に与えられているから、はたから見れば、「朝早く起きて土曜日も日曜日も走り回って」と思われても思われても、とにかく自分が嬉しい。「ああ、どうもありがとう」っていう一言をかけていただけることがまた嬉しいと。そういうことで、この輪が、鎖が、ぐんぐん広がっていっています。
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これは小学生中学生に対して、環境学習という名目で、我々の仲間達がゲストティーチャーっていうのかな。私もよく行きました。実はこういうこともありました。子供たちは、どこでもそうだと思うんですよ。自分が生まれて育ってから小学生中学生になるまで、自分の地域の川がきれいだった姿を見たことない子供たちが今多くなっています。で、じいちゃん、ばあちゃん、あるいはお父さん、お母さんから、「昔はここきれいだったんだよ。俺たちは泳いだんだよ」と言われているけど、「へえ」という返事だけで、全然会話にならない。そういうことをしょっちゅう言われているだろうと思って、私は小学生に対して、「そう言われているでしょう?でも、来年、この川に鮭が上がってきた、鮎が戻ってきた、そんな川にしたくないか?」と話すんです。
学校帰りの友達に、2年後といわず来年、「ちょっと見てみて。川きれいでしょう。去年まで汚かったんだよ。この川、私がきれいにしたんだよ。僕がきれいにしたんだよと言ってみないかい?言ってみたくないかい?」と話しますと、もうばーっと来ますね。「やるやるやる、先生やる」と。
そうして、青森県で一番汚い川に、2年連続して鮭が上がってきてるんですよ。私が、鮭が上がってくるぞと言ったら、私の仲間達が、講堂の袖で「また木村の野郎、ほら吹いて。来年また恥かくんじゃねえか」って思ったそうなんですよ。信じて行えば必ず実現するという、そういう喜びの中に、我々は今いるのです。大きく広がるこの「善循環の輪」の中に入れば、あっという間に今日から仲間です。もう既に気分的には仲間でしょう。ぜひ仲間になって下さい。
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これは、我々が青森県の弘前城の鯉の堀でやった時の写真ですね。我々「善循環の輪」のグループは、各地区に代表者がいて、行政に働きかけたり、バッチつけてる先生方にお願いしたり、いろんなことをやってきたんですけど、どうにもこうにも単発花火に終わってしまったんです。役所っちゅうと、「ああ、ええよ。任せとけ」って言っても、担当が変わればもうそれっきりということが何度も何度もありました。
ところが先日、神戸で「EMサミットin神戸」というのがあったんですが、そこで大阪市漁協の組合長さんが提案して下さって、それをEMの関係者全員でとにかく実行しようという事になりました。あっという間に、実行委員会ができて、今、スタートし始めました。
何かといいますと、「100万人署名運動」なんです「EMっていうのはすごいものなんだよ。お金もかからなくて、地域の環境をよくすることができるんだよ」ということを国会に提出して、国策として認めていただこうと。とんでもない発想ですね。それを聞いた時に我々自身、仲間たちは「そうか、そういう手があったのか、よし、やろう」と。もう本当に、善は急げですよ。100万本のバラじゃないけど、100万人分の1じゃなくて、せめて1人が10人、署名をお願いして歩くと。1人が100人集めてくだされば、100人が100人集めてくださればというふうにやれば、決して不可能ではないんです。不可能だと思っていることでも可能なんです。
もうどろどろに汚れきってしまった海岸線のところで、私自身が経験したんです。ある土建屋さんが、2週間以内にここに堤防を作らなければ、県から金をもらえないと。ところが、潜水夫にこんな汚いところいやだって職場放棄された。そういう社長さんに相談されまして、見に行きました。とんでもなく汚い。で、「これ、いつまでなの?」と聞きました。「2週間。」「できますか?」と言われたんです。「できます」と答え、「あんた信じる?EMって聞いたことある?」と質問しました。EMは知らないようでしたが、「信じる」という答えが返ってきたので決行しました。「よし、じゃ、やろうよ」ってすぐEMを撒いてその日のうちに、悪臭がなくなりました。1週間後には、透明度が1メートルになりました。2週間後には2メートルになりました。
とにかく、信じて行えば相手は有用微生物、生物、生き物なんです。「頼むぜ、おい」って言えば、皆さんも頼まれていやだと言えないでしょう。「お前信じてんだよ。あんたじゃなきゃできないんだよ」って言ったらさ、吹雪の夜でもどこへでも出て行きますよ。その世界も、ままあります。
それともう1つ、最後に、環境をきれいにしてれば、体が健康になります。私、平成7年、ここへ立った時には、このへん殆ど禿げてたんですよ。白髪だったんです。私の歳、何ぼに見えますか、35だと思ってるんだけど。平成7年よりもずっと若くなってきてるんです。昭和17年生まれです。ぜひ、善循環の輪に、U-netの仲間になって、100万人の署名簿にも記入をお願いします。それは、目的ではなく手段です。次なる目的、目的はたくさんありますから。頑張っていきましょう。終わります。ありがとうございました。
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