EMフェスタ2004
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国際EM事例発表
2004.11.14
■欧州におけるEM技術
ラインハルト・マウ/Reinhard Mau
EMIKO ドイツ
1957年生、オーリンゲン(ドイツ南部)出身。
1996年からEM技術普及に取り組み、2000年にEM販売会社であるEMIKO社を設立。またNPO法人「EMeV」の設立メンバーであり、環境問題解決に関するEM技術普及を行っている。
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会場の皆様、私の名前は、ラインハルト・マウです。EMIKO社(ドイツ)を設立した者です。私の会社は、EM1を製造、販売している会社であり、また、EMテクノロジーに関する他の製品も取扱っております。私は、このようなチャンスを与えられて、とても嬉しく思います。これから、ヨーロッパにおけるEM活動のお話をしたいと思います。他の国々についてお話しすることは、私にとっては困難ですので、当然ながらドイツ語圏内に限定させていただきたいと思います。
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さて、EMの存在及びその歴史において、やはり私達は、比嘉照夫教授の存在を忘れてはならないと思います。比嘉教授は、創造性と忍耐力をもって、比較的短期間に世界に向けてEMを紹介し、普及させてまいりました。そして、EMを世界に送り出しただけではなくて、いわゆる自然、人生、社会に関連する私達の将来像を示してくれました。すなわちよりクリーンな環境、健康、そして、健全な社会です。数多くの人たちがこのような比嘉教授の考え方に賛同してきました。そしてそれは、ヨーロッパでも同じことです。ですから、私はこの活動をお話してみたいと思います。
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EMが最初にヨーロッパに紹介されたのは、1995年、パリで開催された自然農法およびEM技術会議でした。この会議におきまして、オランダのフリッツ・バンデンハム氏(オランダ)がいち早くEMを導入することとなり、数多くの農家に紹介いたしました。それから、EMは、オーストリア、ドイツなどに紹介され、その後、フランス、トルコ、英国へと普及が進展しました。
写真は今年アムステルダムで開催された、「欧州EM会議」のもようです。左の方がフリッツ氏です。同氏は最近になりまして、若い人に自分の会社を引き継ぎ、本人は引退いたしました。しかしながら、彼はその後もEMのために精力的に活動を展開しております。
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前述のユ95年パリにおける会議が終わった後、ウルリケ・ハーダー氏が、まあ「EM病」とでも申しましょうか、「EM菌病」にかかりました。ハーダー氏は、オーストリアにおけるEM活動を大きく展開し、その後、ハンガリーやスロベニア、チェコ、スロバキア、クロアチア、イタリア北部への国境を越えたEM普及活動を行っています。
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1999年になりまして、スイスにもEMが紹介されました。スイスでのEM事業は、フリードヘルム・ゲルハルト氏を中心に、ドイツやオーストリアと同様に、販売されたEMの約70%は各家庭で使われています。
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写真は私の父ですが、父がオランダからドイツにEMを持ち込んだのがきっかけとなり、私が現在の会社を設立するに至りました。
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スペインでは、EMの販売と同時に、欧州におけるEM種菌の製造も行われています。
フリッツ氏の協力で、EMRO欧州事務所が設立され、EM研究機構から大金氏、小島氏が派遣されました。また、EM研究機構の中条氏は、スペイン国内でのEM普及における供給体制を整えました。
皆様のご協力に感謝申し上げたいと思います。
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写真の方はポーランド、Greenland社の方です。
翌年(2000年)、ポーランドへEMが紹介され、農業におけるEMの導入が顕著にあらわれています。
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さて、キプロスにおきましても2年ほど前からEMが紹介されることになりました。今年になりまして、比嘉教授ご夫妻がキプロスを訪問し、新しいメンバーであるマイケル氏とお会いになりました。そのときの写真です。
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それから、6年ほど前からですけれども、私達はタイ国にオーストリア、スイス、ドイツなどの人達から構成する視察団を派遣しております。そういう視察を通して、各方面の人達が、EMに対する考え方をますます顕著にしています。それに非常に強い印象を受けております。これに関連しましては、各方面の方々に心から感謝いたします。
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さらに、ヨーロッパにおける転機となったのは、やはり比嘉教授の本が翻訳、出版されたことです。特に、「地球を救う大変革」はドイツ語に翻訳され、近い将来オランダ語、デンマーク語、スペイン語に翻訳されることにもなっております。200年に比嘉教授のドイツ語本がドイツ、オーストリア、スイスで出版され、その後、2001年には、EMXに関する田中先生の本も出版されました。
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ここの写真を見ていただきたいのですが、このような、本に記載されているいろんな人たちのことが紹介されております。農業、あるいは花卉栽培にかかわらず、いろいろな方面の、例えば保健、健康に関連する人達、水質管理者、そして、家庭での利用、あるいは畜産業、いろんな分野でEMが利用されてきていることが紹介されています。
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そして、全ての人たちがやはり世界中で、EMを私達の友としているわけです。また、2002年になりまして、その他の本が新しく出版されることとなりました。そのような本を通して、例えばドイツ、あるいはドイツ語圏における普及が進んでいきました。その中で、最も特徴的なのが、いわゆる共存共栄の考え方です。実は、今まで10万冊のEMに関する本が売れております。ですから、少なくともヨーロッパでは25万人の人がこの本を読んでいると考えられております。
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今年またさらに別の本がドイツ語に翻訳されて出版されることになりました。この本は、いわゆるEM蘇生海塩に関することです。比嘉教授と知念氏の共著になっております。非常に楽しみです。
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2001年の夏になりまして、また熱心なEMの信奉者がNPOの組織を立ち上げました。これは、蘇生微生物育成協会(EM.E.V:Societyfortheadvancementofregenerativemicroorganisms)とでも申しましょうか、この組織というものは、いわゆるEMの応用というものを今後促進しようということを目的としております。さらに、慈善活動を活発にし、EMに関連する情報を伝達し、助言をしてカウンセリングを行うというものです。
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またオーストラリア、スイスなどにおきましても、EMに関連するNPOが立ち上げられることになりました。ここれが新しいNPOのロゴです。
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この組織には名誉理事会というものがありまして、1人常任の理事がおります。そして、この常任理事が1年に4回程度「EMジャーナル」というものを出版しております。その中に、EMに関連すること、あるいは利用者の声を掲載しているわけです。これは、情報を満載している32ページもの専門誌で、15,000人の読者を抱えております。
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NPO設立後の大きなプロジェクトとしては、2002年の夏、ドイツとオーストリアを襲った大洪水の後の支援活動があります。5000P以上のEM活性液がこれらの大洪水にあった被害者に贈られました。その中で、被害にあった建物、かび臭くなった部屋、あるいは地下室などにEMが散布され、それは汚染の防止となることができました。
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また、NPOは学校教育や児童らとの活動を行っています。
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今そのNPOのメンバーを写真で見ていただいております。
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私達は、このEMプロジェクトをナイロビのスラムで展開する上でもささやかながら手助けをしてまいりました。
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NPOには、いろいろな活動があります。私達の中には、視察団もおります。それを組織する人もおります。例えば年に1回、タイ国のサラブリを訪問する視察団があります。また、他の場面では、生態系を考えた建築物の活動も展開しており、今後健康に関する活動も計画しています。
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このNPOでは、EMIKO社と共にいわゆる「プロジェクト2008年」というものを立ち上げております。EM入りやEM活用などの食品や物品が作られている中で、「EM産」である基準をどのように設定するかということ、すなわち、品質の管理ということに取組んでおります。私達のメンバーの中には、大学やその他の研究機関の方たちが関わってきております。将来的には、それらの方々を専門家として諮問機関を構成し、取り組んでいきたいと考えております。
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ヨーロッパにおきましては、今、かなりのスピードでEMが普及しつつあります。もちろん当初は、草の根運動から始まったものでした。
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そして、この写真はいわゆるヨーロッパにおけるEMの普及活動を展開している国々を示している地図です。
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さて、EM1の販売は、ヨーロッパにおきましてはかなりのスピードで進展してきております。1995年の当初は、年間2〜3Pから始まったEMの販売ですけれども、それが2004年になりますと、年間20万Pにも増加いたしました。同様にEMXの販売も、増加の一途を辿っております。そして、さらにEMセラミックス製品など、日本から輸入している製品も35,000kgに及んでおります。
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このスライドで示しているように、ドイツにおきまして、EM製品は、各家庭で使われている場合が多いわけです。しかしながら個人は、非常に優秀な市場形成者であるといえます。つまりどういうことかと言いますと、1人の利用者、1人の消費者が市場であり、それがいろいろな方面に発展・変化していくということを意味しているわけです。
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この表は欧州各国におけるEMの消費量を示しております。各国別の個人当たりのEM消費量を分析しております。まだまだ、EM普及を拡大する努力が必要だということがわかっていただけると思います。
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この写真は、まだ完成はしておりませんけども、ドイツにおけるEMセンターを示しております。この建物は、築300年になるかつて大規模な農家の建物でした。そして、その中にはこれから改善を加えながら、EM・1製造、保存、そして発送、またさらにEM販売店や研修センターをここで展開したいと考えております。2haのデモンストレーション農場も運営する計画です。
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このスライドは、初めてのEM研修会の様子で、参加者はボカシ作りをしています。
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良い品質のボカシを作るために、手作業で研修を行います。
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参加者が、EMセンターの花壇や木々にボカシを使っているところです。
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ここに20袋のボカシが用意されています。鶏糞とフスマを半分ずつ使いボカシを作っています。
EMセンターのデモンストレーション農場では、多様なEM技術を紹介したいと考えております。私たちの目標は、ここに訪れた人々が、庭園や農業において様々な方法でEM技術が使えるという可能性を学んでいただきたいと思います。
将来は、EMセンターの販売店であらゆるEM製品や作物を販売したいと考えております。
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通常、家畜の運尿を散布する機械を用いて、ボカシを散布しています。
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ボカシを散布している状況です。
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この機械を使いながら、だいたい1haあたり5tのぼかしを撒いております。
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ボカシの散布後、このようにして1haあたり1,000PのEM活性液を散布します。
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その後、機械を使って表土とボカシをよく混ぜます。
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農場を整備した後で、カラシナの種を蒔きました。このカラシナは、冬を越えて翌年は肥料としてその畑に使われます。
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翌年の春には、半分の量のボカシとEM活性液を畑に散布します。
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将来的なプロジェクトですけれども、非常に明るい展望を持っております。EM技術を活用した塗料開発が進んでおり、環境に危険な船底塗料を排除できる代用品が開発中であります。
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小規模ながら、EM技術を活用した汚水処理施設で成功している事例があります。
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ドイツやその周辺の国では、EM技術を取り入れている医者や代替医療実践者、歯科医が多くいます。ホテルやゲストハウスでは、冷蔵庫や食品洗浄水にEMセラミックスを、掃除などにはEMを使っているところがあります。
先に述べたように、農家や園芸家の他に、建築や修復の専門家の中にもEM技術を取り入れ始めた方々がいます。大変興味深いことに、このような方々の多くは、初め、それぞれのお客であったり、患者からEMのことを知りました。たとえば、患者が義歯にEMセラミックスを使いたいとか家屋の修復にEM技術を取り入れたいと希望するお客がいたわけです。
このようなことを通して、一つの家庭、一人のEMユーザーがいかにEM普及に係わっているかが見てとれると思うのです。そして、このような考え方や新しい技術を家族や友人、隣の人へ伝えることの楽しみや感心が高まることで、更なる普及へと繋がっていったわけです。
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ヨーロッパにおきましては、約1万人のEM農家があるといわれております。個人レベルだと、約15万もの所帯でEMを定期的あるいは不定期で使っております。このようなことから、EMの考え方、EM哲学は浸透しつつあるといえます。そして、比嘉教授の本を通して、社会学的な教え、考え方というものが、今どんどん浸透していっているところなのです。
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比嘉教授の本の中に「共存共栄」というキーワードがあります。私達がこの言葉をしっかり理解し、そしてそれをいろいろな形を変えて、言葉を変えて広めていかなければいけません。私達は、責任を持ち、また配慮しながら、これを伝えていかなければならないと考えております。今後のEM普及活動において、私達には慎重さも求められると同時に、献身さを保ちながら活動を続けてまいります。
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多くの人々にEMを知ってもらうには、私達は、まだまだやらなければいけないことが沢山あることを知っております。ですけれども、ヨーロッパEMチームでは、EMの普及を通して献身、情熱、協調、そういったことに出会えることが、うれしく思います。
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ありがとうございました。
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