EMフェスタ2003 > 発表大会

国際EM事例発表 No.7
2003.11.16
■ エクアドルにおけるEM普及活動:優良事例報告
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グスタボ・マンリケ(ホセ・ザグール氏の共同発表者)

エクアドル・アース大学卒業生会
農業技術者、1996年EARTH大学(コスタリカ)卒業。1999年より非営利組織エクアドル・アース大学同窓会発起人兼会長を務め、持続的な開発を普及している。その他、熱帯果樹輸出業であるINNOVEX、環境事業を行うSAMBITOの代表者を兼任。
同氏はエクアドル・アース大学同窓会を通して、農業や水産業、廃棄物処理分野でのEM技術普及を行っている。最近では、国内やコスタリカでの農業や資源保全に関するフォーラム等で講演会を行っている。

 みなさんこんにちは。


 


 エクアドルは、世界のなかでも非常に重要な生物多様性をもった国です。その地理的な位置のため、エクアドルは世界でも多くの熱帯果実の生産国になっております。それでは、EMについての私たちの経験を発表いたします。今回の発表の機会をいただき、EM研究機構に感謝いたします。
 


 エクアドルの歴史的な生産方法というのは、天然資源を使うことです。エクアドル国民にとって、農業が主な収入源になっております。エクアドルの2600万ヘクタールの国土のうち、1230万ヘクタールは農業生産に使われています。過去10年間における原油輸出以外の輸出高のうち、67%が農業生産によるものです。そのなかで、13万3千ヘクタールがエビの養殖、


 15万2千ヘクタールがコーヒーの生産、
 


 24万3千ヘクタールがココア、
 


 3千500ヘクタールが花卉栽培、
 


 18万300ヘクタールがバナナの生産です。
 


 しかし農業における農薬や化学肥料の無理な使用によって、多くの天然資源が危機にさらされています。このためアース大学では、多くのエクアドル出身の学生に奨学金と就学の機会を与えてくれています。
 


 これはグアヤキル湾の写真です。この湾は家庭排水や工業排水、養殖からの排水によってひどく汚染されています。マングローブも汚染によって大きな影響を受けています。
 


 1999年、アース大学を卒業したエクアドルの学生によって、エクアドル・アース大学卒業生会(AGEARTHエクアドル)が設立されました。この組織の目的は、永続性のある農業生産および天然資源開発の促進を目的としています。私たちの主な活動のひとつは、EM技術とその理念を普及することです。また私たちの組織は、エクアドルの農業分野においては、農業経営、環境保護、社会開発のリーダーとして認められるようになりました。
 


 2000年以来、EM研究機構と同卒業生会は協力して活動を続けてまいりました。EM研究機構の西川氏と同卒業生会のファビアン氏によってEMの製造が行われています。私たちの組織は、EMを販売することで利益を上げ、私たちの組織運営や環境プロジェクトの資金としています。同卒業生会は、様々な分野においてEM技術を普及してきました。特に養殖、そのなかでも、エビの養殖です。
 


 1998年以来、エビの養殖はホワイトスポットウイルスによって甚大な影響を受けています。伝統的な通常のエビ養殖技術というのは、抗生物質や殺菌剤などを無分別に使う方法です。このことによって、環境が大きな影響を受け、マングローブにも被害を与えています。そこで、私たちの組織では、エビ養殖に次の3つの点においてEM技術を使うことを提案しました。エビ養殖場において、EMを土と水とエサへ使用することです。現在、約3000ヘクタールでEMを使って良い結果をだしております。エクアドルでは、13万3千ヘクタールの土地でエビ養殖が行われていますが、そのうちの70%だけが上手く経営が行われています。
 


 EM応用の手段としては、EMボカシ・EMストチュウ・活性液・バナナの抽出液などをエサに混ぜることです。
 


 EM技術の利用によって、最良の結果が出ているとはいえませんが、毎年結果は向上しております。またEMを使うことによって、生産コストが下げられています。このような活動によって、卒業生会およびEM技術は私たちの国で名声を得ています。
 


 私たちの活動では、農業技術、マングローブ地域での永続的な農業を実施するための技術指導、アース大学で勉強するエクアドル出身の学生に対して奨学金を得ること、それから、同組織の9人の職員を雇用することです。また地方や様々な分野との情報の共有などの活動を行っております。
 


 私たちはEM技術を、私たちの農業生産のための主要な技術のひとつと位置づけています。このことによって、この地球を愛する多くの人たちに望まれている、イヤシロチを実現しつつあります。私たちの社会が必要とする改革の担い手を育成することに対して、アース大学とEM研究機構に感謝いたします。ありがとうございました。

The Theater Event --------
Effective Microorganisms