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国際EM事例発表 No.01
2003.11.16
■ケニヤでのEM技術による公衆衛生と農業の改善
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コリン・ムエンダ・ルテレ

EMケニヤ
Kenya Polytechnic(ケニヤ・ポリテクニク技術専門学校)卒業。
Chartered Institute of Marketing/C.I.M in UK(英国マーケッティング研究所大学)卒業。
職歴
多国籍農芸化学関連企業であるBAYER EALTDにおいて品質管理および研究員を務め、現在、EMケニアにて勤務している。



 みなさんこんにちは。ケニヤは非常に美しい国です。このような美しい国で、サイやシマウマ等多くの動物がいます。またケニヤは農業国でもあります。



 アフリカの90パーセントの国は農業に依存していますが、ケニヤもその国の一つです。このことは土が非常に重要な資源であることを示しています。


 慣行農法は望ましい農業ではありません。というのも、高い生産性、化学肥料や機械類などはアフリカの国にとっては都合のよいものではありません。また、グローバリゼーション、市場の自由化によって貧しい農民が非常に影響を受けています。


 EM研究機構とEMケニヤが協力してプロジェクトをスタートしました。これはケニヤの最大のスラムである、キベラスラムの浄化プロジェクトです。
これからビデオでキベラスラムの住民の様子をご紹介いたします。比嘉教授がケニヤを訪れてくれましたが、ケニヤで比嘉教授がご覧になった状況を皆さまにもご紹介いたします。


 ナイロビはケニヤの都市で300万人の人が住んでいます。しかし人口は地方から職を求めて人々が移動してくるために増加しています。60パーセントのナイロビの人口がキベラスラムに住んでいます。キベラスラムには80万人の人々が住んでいます。


 貧困のため、住民の飲料水、あるいは電気、衛生設備などが悪い状態になっています。


 多くの家は錆びた鉄の囲いや土の壁でできており、そんななかで住民は通常の生活をおくっています。また細々と仕事をしています。


 トイレや飲料水の供給設備がありません。非常に多くのゴミがあり、住民は貧しい環境に住んでいます。トイレの汚水は下水に垂れ流しにしています。


 トイレの汚物を袋に入れ、そのまま道路に投げ捨てるため、これはフライングトイレット、「空飛ぶトイレ」と呼ばれています。このような状況で食物が汚染されているために、下痢やチフス、赤痢など、胃腸の病気が大変多く発生しています。


 水が汚れ、衛生状態がよくないため、料理をしているときでも蝿が集まり、客が来ません。最近の調査では、乳幼児の死亡率は48パーセントにのぼり、70パーセントの子供は5歳まで生きることがありません。子供は周辺の汚い環境で遊んでいるため、下痢など、お腹をよくこわします。子供が病気にかかりやすいため、勉強に集中できません。汚染されている水のため、子供たちはさまざまな病気にかかっています。汚染された水は多くの住民にとって大きな問題となっています。そのため腸チフスや赤痢など、さまざまな病気に人々がかかりやすくなっています。


 EMの効果は、ゴミを処理することによって、堆肥に転換できることです。EMケニヤでは住民を指導して、ゴミを貴重な資源に変える堆肥の作りかたを教えています。ゴミにEMを散布し、悪臭や蝿を抑制しています。1ヵ月後にふるいにかけ、それを販売しています。これは貴重な収入源になっています。
 キベラからの排水やゴミがナイロビダムを汚染しています。EM研究機構からの協力を受けたEMケニヤがEMを無料でキベラ住民に提供し、住民はそれを日常生活で洗濯やトイレに利用しています。
 1981年頃、ダムはきれいでした。その時には観光客が訪れ、ダムで泳いでいる人々もいました。またダムの水は飲料水にも使用されていました。しかし今では、ダムはホテイアオイで覆い尽くされており、生態系に大きな影響を与えています。そのため魚や鳥が死んでいます。
 私たちはここでホテイアオイを堆肥化しています。EMケニヤのムエンダ氏は共存共生をめざして、囚人と協力してホテイアオイの処理をしています。ホテイアオイは窒素分が多いため、窒素分に富んだ堆肥に転換できます。
 協力組織の一つである、ケニヤ医学研究所のカダマさんです。研究所は国中の健康についての研究をしています。私たちはEMに非常に関心を持ち、研究をしています。このプロジェクトが成功すれば、これはケニヤの環境改善にとって大きな影響を与えることになります。
 環境大臣は現在のダムの環境に大きな関心を持っております。現在ダムの水は悪臭を放ち、黒く汚れています。この水は他の河川も汚染しています。下流の農家はこの水を使っています。また流域の公園内の動物にも悪影響を与えています。これらの川を浄化することは、海を浄化する第一段階になるといえます。

ビデオ_
塩尻氏:ケニヤで最大のスラム、キベラ地区でのプロジェクトも始まりました。UNや保健省、ナイロビ市役所すべてが注目するなか、いよいよEM研究機構の支援のもとに始まりました。これも3年間ですが、ただいま半年を経ていよいよ実働の時を迎えました。本当にEM技術によってケニヤの農業、そして環境、そして保健衛生、すべての面で本当にケニヤを助ける、すばらしい技術を導入していただいたことに感謝いたしております。
皆さんのほとんどは、実際のスラムがどのようなものかご存知ないと思いますが、今ビデオでご覧になられたのが現状です。比嘉教授がこのスラムを浄化するプロジェクトを始めてくださいました。非常に大きなプロジェクトですが、EMケニヤとEM研究機構が協力してEM技術を使ったこの大きなチャレンジに挑戦しています。



 このプロジェクトの目的はキベラ住民の環境衛生を向上することです。具体的な目標としては、衛生問題を解決するシステムを開発すること。2番目に生ゴミやプラスチックゴミをリサイクルすること。それからナイロビダムを浄化し、覆っているホテイアオイを堆肥化すること、それからエイズ患者のための栄養補助食品を開発すること、さらに教育と能力開発です。


 プロジェクトはすでに始まっています。衛生問題を解決するためのシステムを開発するためにEMをトイレに利用しています。住民に無料でEMを提供し、トイレに使ってもらっています。それによって悪臭や蝿を削減し、汚物を減少させています。


 家々の間の下水路です。ここからゴミを取り除き、EMを散布します。そしてこのゴミをEMによって堆肥化します。



 2番目は生ゴミとプラスチックゴミのリサイクルです。青少年や婦人グループと特に協力して、ゴミを堆肥化して有効な資源に転換しています。それによって住民が収入を得るもととなるようにしています。




 このようにしてEMを散布します。それからプラスチックなどゴミの分別をします。


その後、ゴミを手作業でふるいにかけ、分解できるものと分解できないものとに分けます。




 これが完成した堆肥です。この堆肥を農家に売っています。これが販売できるようになった堆肥です。


 3番目はナイロビダムの水を浄化し、ダムを覆っているホテイアオイを堆肥化することです。


ご覧になられたように、ダムはホテイアオイで覆い尽くされています。この問題を解決しようとする組織は他にありませんでした。しかしEMグループがこのプロジェクトをスタートしました。ナイロビダムはこのようにホテイアオイで覆われております。


これがホテイアオイです。


 根は非常に汚れて悪臭を放っています。


これはナイロビ市の議会との打ち合わせの様子です。堆肥化のための場所をどう得るかなどについて話し合っています。


 これは現場で視察している様子です。


 ホテイアオイを堆肥化するデモンストレーションを始めました。これはナイロビ市議会、保健省、環境省、それからケニヤ医学研究所の協力で行われております。



 実は大変汚く、悪臭を放っています。非常にユニークなことは、私たちは多くの団体と協力していますが、囚人とも協力して働いています。


 EM活性液を散布しています。


さらにEMボカシを散布します。


 これはダムに活性液を散布している様子です。
 これによって流れ込んでいる有機物を分解し、ホテイアオイのえさを減少させることができます。








アフリカ児童教育基金の責任者が、関係者にEMの効果を説明しています。さらにエイズ患者のために栄養補助食品を開発しています。


 これが試験的に作ったEM栄養補助食品飲料です。




EMで作ったパッションフルーツです。非常にいい状態でできています。


 大根です。




ほうれん草です。非常にいい状態で育っています。


 ケールです。
このような素材を使って栄養補助食品を作っています。


 さらに住民への教育と能力開発も行っています。
EMの使い方を住民に指導し、環境衛生などについても教えています。これは堆肥の作りかたを教えています。さらに学校でも活性液の作りかたを教えています。


 さらに無料で活性液を子供たちに提供し、家庭で使ってもらっています。また、堆肥を作るための道具なども無料提供しました。また有機農法を実施している人たちにもEMの使い方を指導しています。


 これはEMを使って堆肥の作りかたを教えているところです。


 また政府と協力してその他のプロジェクトも開始しています。東アフリカでの海洋廃棄物、油の処理を行っております。


 またマーケットでのゴミ処理も行っています。今月末にケニヤ海洋漁業研究所とEMの効果について研究をする合意書に調印することになっています。


 さまざまな場所でEMを使ってきました。パッションフルーツは非常によくできています。


 コーヒーは主な輸出産物です。




 とうがらしです。


 環境浄化するために、グリーンデイプロジェクトというものをスタートさせました。特定の日にケニヤ中で木を植えようという計画です。現在、さまざまな学校に種を無償提供しています。またECOスクールというものを設立して環境浄化のためにEMを使う方法を教える予定です。


 これはそのための木を育てる場所です。


 EMはアフリカの問題に対する唯一の解決策です。ありがとうございました。

The Theater Event --------
Effective Microorganisms