コーディネーター |
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| 曽川 和則(そがわ かずのり) 長崎県平戸市立中津良小学校教諭(研究主任) プロフィール: 昭和40年7月18日生まれ、長崎県平戸市出身。 広島大学大学院学校教育研究科社会科教育専攻修士課程修了。平成2年長崎県公立小学校教員となる。平成11年より3年間,香港日本人学校に勤務し,現在に至る。 |
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| (ビデオ上映中) −− 昔の中津良川はこぎゃあ太かウナギがようけ捕れとったとばい。 −− 私たちが子供んころは、この中津良川に足からどぼーんて飛び込んで泳ぎよったとよ。 曽川 地域の高齢者との触れ合い集会の中で伺ったお話が、今の私たちの活動の始まりでした。高齢者の語る昔話に目を輝かせ、耳を傾ける子供たち。 −− おじいちゃん、おばあちゃんのごと、僕たちもこの中津良川で遊びたか。 (ビデオ終了) 曽川 近くて遠い存在であった中津良川に子供たちの素朴な思いが注がれ始めた瞬間です。子供たちの願い、夢が、ふるさとの輝く川を呼び戻す本校中津良川プロジェクトとなって動き出した瞬間です。 |
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| (ビデオ上映中) −− 水曜日の特集「水が危ない」です。今日はこの言葉です。「EM液」。これはエフェクティブ・マイクロオーガニズムスの略なのですけれども、日本語で言うと「有用微生物群」というのがEM。その液であるということで80種類ほどの微生物を培養した液体のことを言うのです。以前このコーナーで諫早市の婦人会の皆さんや環境団体がこれを使って水をきれいにしようという取り組みを紹介しました。 −− はい。そして、平戸市では小学生たちがEM液を使って川をきれいにしようという取り組みを続けていました。 −− 平戸市の中津良小学校6年のオオイシマサノリくん。朝早くから米のとぎ汁を使って何やら茶色い液体を作っています。この液体を毎日作るというオオイシくん。ペットボトルをリュックに詰め込んで登校です。中津良小学校の児童は毎朝この液体を学校に持っていくのだそうです。 オオイシ 行ってきます。 −− 中津良小学校では毎週水曜日は「ごみゼロすいすい水曜日」を合言葉に登校時、児童たちがごみ拾いをします。中津良地区の美しい自然を守ろうというこの取り組み。集めたごみは児童たちが分別し、決められた場所に捨てられます。 オオイシ 僕たちから大人の人たちにごみを捨てないようにもっと呼びかけをして、まず僕たちからごみを捨てないようにしようと思います。 −− 学校の理科室をのぞいてみました。オオイシくんたちが作っていた液体が窓際に並んでいました。実はこの液体、米のとぎ汁にEM菌というバクテリアを混ぜ込み、EM菌が繁殖しやすいように糖蜜を加えたEM液と言うもので、水の浄化に効果があると言われています。 −− 流れている有機物等をその菌が分解して無機物に変えて、その栄養、餌になるものを分解しているということです。 −− 中津良小学校の近くを流れる中津良川は、かつては蛍が飛び交うほどの清流でした。しかし、いつしか川から蛍は消え、水面(みなも)には洗剤の泡やごみが目立つようになりました。そこで中津良小学校はおととしから毎週水曜日の総合的学習の時間を「EMタイム」と名付け、中津良川にEM液をまき、再び蛍が飛び交う清流を取り戻そうと立ち上がったのです。児童たちの取り組みは地域の人たちの共感を呼び、去年7月には地域ぐるみの大掃除も行われました。 −− もう気が付いた時には汚れとったという感じでしょう。じゃあ、今のうちにストップ。いや、前の川に戻そう。遊べる川にしよう。蛍が飛ぶ川にしようという子供たちの夢を地域の人とみんなで一緒に追い求めたらいいと思います。 −− 児童たちは掃除にもEM液を利用していました。EM液を入れた水を使って水ぶきをすると汚れがよく落ちるのだそうです。そして、理科室で不思議な泥団子を見つけました。EM泥団子と言って、泥にEM菌を混ぜ込んだぬかと糖蜜を加えて丸め、1週間乾かしたものです。表面にかびが生えているのはEM菌が発酵しているからなのです。児童たちはこれも「川にまく」と言うのですが・・・。 2日後、児童たちがEM液を手に中津良川にやってきました。浄化作戦の開始です。かつての清流が戻るよう願いを込めて、児童たちが一斉にEM液をまいていきます。そして、EM泥団子の登場です。EM液は川の流れが速いときはすぐに流されてしまいますが、EM泥団子は川底に沈み、少しずつ溶けていきます。有機物を分解するEM菌の川の中での滞留時間が長くなり、より効果的なのだそうです。2年間の活動を通して、児童たちは中津良川の変化を肌で感じているようでした。 −− 何でみんなはEM活動をやるの? −− 川をきれいにするため。 −− 前は川に泡がいっぱいあったけど、少なくなった。 −− やっぱり魚が多くてよく手長エビが捕れました。 −− そして、児童たちの取り組みを見ている地域の住民たちは、「環境に対する意識が変わってきた」と言います。 −− やはり子供たちが一生懸命やれば、大人もごみを捨てられないということになってきますね。子供たちと一緒に川をきれいにしなければと思っております。 −− 平戸市の調べによりますと、中津良川の水の汚れの度合いを示す目安となるBOD、生物化学的酸素要求量の値は99年には1.1でしたが、去年は0.4にまで減少しています。その日の夜、中津良川のほとりの雑木林に行ってみました。蛍です。ピークは過ぎていましたが、ライム色の光を放つ源氏蛍が時間を追うにつれ、その数を増していきました。 −− 僕たちの子供が生まれたら、その子供たちにもここで遊んでもらいたいから今のうちにきれいにしておきたいのです。おばあちゃんたちとかも「昔の川がいい」と言っていたし、僕たちもそういう川で遊びたいので頑張っています。 −− きれいな川で蛍が見たい。大事な自然を守りたい。そんな願いを込めた児童たちの地道な活動が川に蛍を呼び戻していました。児童たちの取り組みはこれからも続きます。 (ビデオ終了) |
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| 村田 則之(むらた のりゆき) 福島県 郡山市立 緑ヶ丘中学校 教諭 プロフィール: 昭和35年7月11日生まれ。 〜平成7年略、平成7〜9年 須賀川市立稲田中学校、平成9〜15年 郡山市立郡山第一中学校 平成15〜郡山市立緑ヶ丘中学校(現在) |
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| (ビデオ上映) −− 今日は最近よく耳にする機会もあると思うのですが、「EM菌」についてお伝えします。 −− はい。このEMは有用微生物群と言われるものなのですけれども、このEM菌を使って川や生活環境をきれいにしようと取り組んでいる中学校を取材しました。そこには「EM先生」と言われる名物先生がいたのです。 −− 郡山市にある郡山第一中学校で先週金曜日、文化祭が開かれました。日ごろの学習成果を発表する開桜祭です。生徒たちは自由な発想で学ぶ総合的な学習の成果を披露。そこには環境浄化に取り組むEM学習グループがいました。まるでスーパーの特売日のようなにぎわい。人気を集めているのが、そう、EMを使った商品です。さて、そのEMとは。 実用品作りと実践。まずはEMの発酵液を作ります。微生物群の集まったEMの原液と糖蜜と言われる糖分を混ぜ、生徒たちが家庭から持ち寄った米のとぎ汁に入れていきます。本来、生活排水の6割を占めるとぎ汁は、そのまま排水口から流すと川の汚染の原因になると言われています。ただし、原液と糖蜜を入れることによって、とぎ汁と糖分がEMの餌となり、発酵が進むので、1週間も待てば米のとぎ汁は川を浄化させる発酵液へと変わるのです。 さて、そのEM発酵液の効果は学校内のあらゆる所で生かされています。まずはトイレ。毎日洗剤の代わりにこの発酵液を使って掃除するとある効果が表れました。 −− 前は臭かったのですけど、においがなくなった。 −− つやが出ることと、あと、ちょっと落ちにくい汚れも落ちたことです。 −− そのほか水道周りにもEMのスプレーが置いてあります。掃除のたびに使うことで鉄格子はさびにくくなり、その後流した水によって排水口のぬめりやにおいがなくなりました。窓ふきをしてもワックス効果があり、つやが出ることも証明されました。 文化祭当日がやってきました。あいにくの雨模様となりましたが、EMグループの教室は大盛況。EMを練り込んで作った石けんや発酵液は大人気ですぐになくなり、実験コーナーはたくさんの人、人、人。そうそう、生徒たちが作ったVTRも注目を集めていました。 −− EMを一中以外の他校に広めたいのでこのVTRを作りました。ご覧ください。 −− EMを使ってどうですか。 −− いや、以前よりにおいがなくなったような気がします。 −− 以上のようにみんな喜んで使ってくれています。 −− 私たち大人が汚してしまったことを子供たちがきれいにしていくというのは申し訳ないという気持ちもあるので、子供たちに負けないように大人もきれいにしていきたいと思っています。 −− やはりEMについて新たに「わあ、すごいな」と思ったところは何かありましたか。 −− 最初はEMに全然興味がなかったのですけど、いろいろやるうちにEMが好きになりました。 (ビデオ終了) |
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| (ビデオ上映中) −− ・・・発酵液をプールに入れるところです。 −− どのくらい入れるの? −− 米のとぎ汁EM発酵液かEM活性液を何回かに分けて200から300リットル入れます。 −− 効果は藻が生えなくなり、ぬめりがないのでとても掃除が簡単で、滑らないので安全です。更に塩素を使わないのでトリハロメタンというがん物質が発生しないので皮膚にも良く、安心です。 −− そして、塩素を使わないので河川の水生生物に影響がありません。それでは、実際に入れてみます。 −− なるほど。すげーな。ありがとう。 (ビデオ終了) |
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| 野藤 等(のとう ひとし) 香川県 丸亀市立 城南小学校 校長 プロフィール: 昭和25年10月21日生まれ。 高知大学教育学部中学校課程を卒業後、公立中学校教員(英語・社会)、坂出市内の中学校教諭(15年間)、坂出市内の中学校教頭(9年間)、坂出市内の中学校校長(2年間)、現在に至る。 |
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[コーディネーター] 瀬古 和彦(せこ かずひこ) EM研究機構 プロフィール: 昭和46年4月5日生まれ。三重県出身。琉球大学大学院農学研究科を終了。 現在(株)EM研究機構 東京事務所にて、環境学習ネットワーク(EL−net)を担当、 EMボカシネットワークの事務局も兼任。 |
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