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EMフェスタ2003
専門分科会
「身近な大きな課題を解決できる」

コーディネーター
 西渕 泰(にしぶち やすし) EM研究機構 
パネリスト
 田中 幸弘(たなか ゆきひろ) 柳川市役所 生活環境課
 佐藤 栄希子(さとう えきこ) EMからだはうす
 岩村 のり子(いわむら のりこ) 専業主婦
 東谷 孝義(ひがしたに たかよし) EMクリーニング研究会 事務会計

2003.11.15


西渕:
 それではただ今より、環境分科会を開始させていただきます。
 初めに、お手元の資料を確認させて頂きたいのですが、EMフェスタ2003発表用資集に発表いただく内容がまとめられております。EM活用事例集には、今日発表頂く内容の一部分が掲載されていますので、参考資料として環境分科会でのみお配りしております。あとは三番目にご発表頂くEMクリーニング研究会の東谷さんのデータ(1)、(2)と書かれた印刷物が入っているかと思います。それから専門分科会アンケートにはお帰りの際、ご協力お願い致します。
 本日、進行役を努めさせていただきます、EM研究機構の西渕と申します。よろしくお願い致します。
 前半はパネリストの方々から事例発表を頂きまして、後半にはパネルディスカッションのような形式で行いたいと考えております。パネリストの方々よろしくお願いします。
 さて、本分科会のテーマは環境ということですが、環境と言いますと非常に意味が広くなりますが、EMの活用はあらゆる環境の問題に対して応用が進んでおります。本日は、いろいろな立場でEMを活用している最新の情報をパネリストの方々にご紹介頂きたいと思います。初めに行政の取り組みとして、福岡県柳川市から生活環境課、環境係長の田中さんにお越し頂きました。田中さんからはEMによる環境浄化事業として柳川市の取り組みを発表していただきます。それではよろしくお願い致します。



EMフェスタ2003 専門分科会
■ 柳川市におけるEMによる環境浄化事業の取り組みについて
田中 幸弘(たなか ゆきひろ) 柳川市役所 生活環境課

プロフィール:
昭和29年3月宮崎県生まれ。
県立伝習館高校を卒業後、柳川市役所に勤務。
福祉事務所・農政課・学校教育課を経験し、平成15年4月から生活環境課 課長補佐



田中:
 皆さんこんにちは。
 柳川市から来ました、田中と申します。実は今、市長が奥のほうに来ておられまして、大変わたくし緊張している次第でございます。それではただいまから柳川市が行政として取り組んでおります、EMによる環境浄化事業について発表したいと思います。


 まず最初に、柳川市の概要についてです。柳川市は福岡県の南部筑後平野に位置し、面積が37.2平方キロメートル。人口42,000人、13,200世帯の田園都市でございます。福岡からは西鉄電車で45分で来られる位置にあります。市内には全長470キロメートルの水路が張り巡らされ、最後には有明海に注いでおります。主な産業は農漁業で、特に漁業は皆さんもご存知のとおり、日本一の海苔を生産しているところです。


 また、観光客は年間110万人、左側の写真は掘割を活かした川下りの風景であります。のんびりと川下りの船が下っていきます。右側の写真は柳川で生まれました国民的詩人、北原白秋先生の顔写真です。
 白秋先生は昭和17年11月2日、57歳で亡くなられました。毎年11月2日の命日には白秋先生を偲び、白秋祭の式典を実施しております。柳川はこの北原白秋先生の生まれた町、また水郷柳川として全国に知れ渡っている所でございます。柳川のPRにつきましては明日、河野市長が国際EM事例発表の中でお話をするかと思いますので、そのときに皆様是非お聞きいただければと思います。
 それでは、柳川市がEMによる環境浄化へ取り組むきっかけをお話したいと思います。
 平成13年8月に市長選挙がありまして、河野市長が初当選。河野市長は民間から市長になられ、42年間ビール会社に勤められていた方であります。
 平成13年9月10日に初当庁されまして、企業誘致、広域合併、観光案内板など、6つのプロジェクトを公約されました。当然その中にEMによる水質浄化も含まれております。市役所の課長を集め、6つのプロジェクトを絶対実行してもらいたいと話され、プロジェクトチームが結成されました。このEMによる水質浄化のプロジェクトは、市役所の水路課、水産振興課、それから当時保健環境課(現在生活環境課)であります、この3つの課でこの事業を進めることとなったのであります。もちろん、生活環境課がこのプロジェクトのリーダーとなりました。そして、市長はすぐにEMによる環境浄化事業に9月議会で、494万円の補正予算を議会の承認のもとつけられ、いよいよEMによる環境浄化事業がスタートしたのであります。
 しかし、市民もですが、職員も正直言いまして、EMのEも知らない、EMをどこから購入したら良いのか、培養の方法も知らない、そういう状況でありました。そこで、EMに関する資料の収集、近隣の市長村の取り組みの状況の調査、9月12日大牟田市で行われました比嘉先生の講演を聴きに行ったりしました。また、EMに詳しい8名をEM指導員としてご協力頂き、婦人会にもすぐ協力を依頼し、9月14日には婦人会館で各人に米のとぎ汁を持参していただき、培養液の作り方の教室を行い約100名の参加がありました。


 次に、1年目はまず、EMというものがどのようなものかを知ってもらうため、EM活性液を市内の全戸へ、500mlのペットボトル13,000本を平成13年12月までに配布するプランを立てました。
 この右上の写真、これが12月の寒い中にプロジェクトチーム職員総出、また婦人会にもお願いして、夜間にペットボトル詰めやラベル貼りを行っているときの写真でございます。
 左下の写真、これは柳川市には201の行政区がありますが、各行政区に配布するため、車に積み込んでいるところです。尚、作業には地元の海産物の作業場を提供して頂いております。この配布計画を行政区長へ説明致しましたけれども、一部の区長には各家庭への配布を拒否されたところもあり、何とか説得いたしましてようやく全戸配布にこぎつけたところでございます。
 右側の写真が、区長宅に訪問して配布をお願いしているところの写真でございます。しかし、柳川市は当初申し上げたように水郷柳川として有名であり、これまで、微生物をはじめバイオ方式など、様々な浄化方式を企業が提案し、売り込みの為に企業自ら自分たちのお金で浄化実験を行いましたけれども、最終的には、柳川の水路では良い結果が出ませんでした。このことを知る区長の中には、やはり反対者もいらっしゃったわけでございます。


 この写真はEMによる環境浄化を、最初に全戸配布したときの市民啓発のチラシでございます。
 現在、柳川の下水道の普及率は、まだ一部共用を開始したばかりでわずか2.52%。それから浄化槽が41.13%で、まだ半分にも至らない状況でございます。柳川市はこれまで平成10年の10月に、柳川市掘割を守り育てる条例、通称「水憲法」と言いますけれども、これを制定し掘割は住民と行政が一体となり、維持管理が行われてきました。一人一人が汚れたものを水路に流さない事を基本とし、清流を取り戻したいという願いのもとに、市を挙げてEM事業に取り組む記念すべき最初のチラシでございます。
 それから、左下の写真がそのような中で、平成13年12月7日比嘉先生をお招きして、柳川市民会館で「地球が有用微生物群でよみがえる」をテーマに講演会を実施し、市民の方々にEMについて知っていただくことにしました。その時たくさんの市民の参加があったところでございます。


 この写真は、指導員によるEM教室を行っているところであります。専門の指導員は8名の方で、米のとぎ汁EM発酵液や、EMボカシの作り方、利用方法などわかりやすく教えてもらえます。グループで申し込めば公民館でも学校でも個人の家でも、いつでも出向いて指導を行うようにしております。尚、EM1号と糖蜜は市で提供しております。また平成14年度から、この教室のメニューにEM生ゴミ堆肥と家庭菜園教室を追加しました。
 平成13年11月上旬に、米のとぎ汁EM発酵液、EMボカシ教室の申し込みチラシを出しまして、参加人数10名以上で申し込みを受け付けました。13年度の平成14年の3月までに教室開催38回、延べ人数1164名の参加があったところでございます。
 1年目はこのように、まず市民の皆様にEMとは、どのようなものかを知ってもらわなければならないという、市民啓発を中心とした1年目でありました。


 続きまして、現在柳川市のEM取り組みの状況についてお話したいと思います。
 6つのEM環境改善事業としまして、1つ目が生活環境衛生対策事業、2つ目が河川浄化モデル事業、3つ目が家庭排水浄化事業、4つ目がゴミ減量対策事業、5つ目がEM愛好会推進事業、6つ目がEM普及対策事業であります。


 まず、最初の生活環境衛生対策事業ですけれども、これはEM活性液を無料で市民へ、平成14年の4月から配布しております。
 この左上の写真は、EM活性液の無料配布用のタンクでございます。市内には、校区の公民館が7つあります。そこに1トンと300リットルのタンクを設置しまして、市民がいつでも自由に無料で使える仕組でございます。ただし、月に10リットルまでとしております。また、夏場はこの1トンタンクで自然培養も行っております。それが左下の写真でございます。市民の皆様からは、EMを使ったら臭気が消えた、台所が清潔になった、野菜が良く育ったなど、多くの反響を頂いております。なお、平成14年度全体で77トンの利用がありました。平成15年度は9月末までで、55トンの利用がありました。


 次に、河川浄化モデル事業として、水路の水質浄化、汚泥減少を目的にモデル水路を選定し、平成14年の5月から水路にEM活性液を投入しております。この写真は、毎週一定量の活性液を、直接タンクから水路に流している様子です。EM投入当初は、柳川の入り口になります宮地地嶽神社の前に、1トンタンクを設置しまして、点滴方式、病院でいう医療用の点滴を想像していただけると解りやすいと思います。そのような方法により、EM活性液を投入しておりましたけれども、タンクの蓋がなくなるなど悪戯がありまして、現在は週一回500リットルを、4ヶ所に分け直接投入しております。もう一ヶ所は、農村地帯にモデル水路を設けておりまして、ここにも平成14年6月から、EM活性液を週200リットル直接投入しております。
 また、今年度から新たに13ヶ所追加し、現在市内15ヶ所の水路にEM活性液を投入する、「ジャブジャブ作戦」を展開しているところあります。追加したところについては、1トンタンクより水中ポンプで100リットルずつ水路に直接投入しております。これは市内全体へEMをいきわたらせる目的であります。
 水質調査の結果については、まだ数値の上ではすぐに効果が現れているとは言えませんが、川底のヘドロを特殊な顕微鏡で見ますと、多くの微生物が定着して活動しています。EMの効果は時間がかかるかと思いますけれども、着実に改善されていくものと現在考えております。


 それから現在有明海で質、量とも日本一の海苔養殖が行われていますけれども、様々な原因で色落ちの被害も出ており、今年もあまり良くない状況だと聞いております。そのような中で、有明海を生活の場とする漁民の中には、婦人部が中心となりましてEM泥団子を、自分たちの漁場に投入しております。右側2枚の写真です。今年は地元の二つの漁協で20,000個と43,000個、63,000個の泥団子が作られました。材料は土、川や海の潟(泥)、EM活性液、ボカシを混ぜ合わせて作りまして乾燥させます。左側の写真がEM泥団子の作り方のチラシです。


 次に家庭排水浄化事業ということで、これも平成14年5月から、浄化槽処理水の水質改善に取り組んでおります。公共施設の、単独合併浄化槽の11ヶ所にEM活性液やEM2号を、週一回定期的に投入し、水質の検査を行っております。また平成15年度は、家庭の浄化槽にも着目し、10ヶ所を調査研究しているところであります。これは、市内の浄化槽維持管理業者の協力を得て、実施しております。この写真は、水質検査をするため、浄化槽の水をとっているところでございます。浄化槽につきましては、一部にEM投入後、明らかに良好な数値、特に透明度の向上が測定されておりまして、現在注目しているところでございます。今後も、引き続き調査研究を努めていきたいと考えております。将来的には水不足が懸念され、EMによって再生利用が出来ないか、このようなことも研究をしていく事を考えております。


 この写真は、ゴミ減量対策事業として行っておりますEM処理容器、EMバケツの写真でございます。これはEMを活用したゴミの減量化、堆肥としての資源化を推進するため、平成14年度からEM生ゴミ処理機、EMバケツの設置に対し補助事業を行っております。補助額は容器1個につき1000円、一世帯2個までを対象としまして、婦人会の協力を得て普及に努め、昨年で年間386世帯、620個で62万円の補助を行いました。


 この写真は、EM愛好会の研修会を行っているところです。これはEM愛好会推進事業としまして、市内でEM愛好会を結成していただき、EM全般についての推進を行っており現在67団体、構成人員883人でございます。EM指導員の協力で、EMに関する情報提供を行っているところであります。


 これが最後の事業ですけれども、EMの取り組むきっかけの中でもお話しましたように、EM普及対策事業としてEM教室を引き続き開催しております。その時の写真でございます。このEM教室は、最初10名以上の申し込みで始めましたけれども、市民の要望もあり現在は、5名以上申し込みがあれば、教室を開催する事が出来るように致しました。各行政区の公民館や家庭で指導員が2人、50名以上になれば3名を派遣し、EM活性液で米のとぎ汁発酵液作りや、生ゴミ堆肥化をしたり、農業分野で利用できるEMボカシ作りを指導するものであります。市内8名の指導員が、手分けして指導にあたっているところでございます。また、一人や二人で参加できる教室はないか、と言う要望もありまして、市主催で教室も開催し、一人でも気軽に参加できるようにしております。昨年の7月に7回これを開催致しまして、86名の参加があったところでございます。このEM教室は、平成13年度に延べ38回、1164人、平成14年度は延べ79回、2293人の参加がありました。
 以上が、現在柳川市が行っている、EMによる環境浄化事業の取り組みの状況でございます。
 なお、柳川市がこのEMによる環境対策事業に要する予算につきましては、平成13年度が494万円(半年間)、平成14年度が1,091万円、平成15年度が1,057万円でございます。


 最後になりますけれども、柳川市にはすばらしい自然環境が残っております。掘割や自然豊かな有明海など、他では類を見ないものもあります。これらすばらしい柳川市の、住み良い環境を守るために、自分たちの環境は自分たちの手で守り育てる。ひとりひとりが汚いものを水路に流さない。人も地球の動物と同じであることを再認識し、自然を大切にする。家庭環境を改善することが、地域の環境を守り、ひいては柳川の堀割や、更に有明海の再生へ進んでいくことを願いまして、発表を終わらせていただきます。
西渕:ありがとうございました。福岡県の柳川市の取り組みについて発表していただきました。EM活性液を13,000戸すべてに配布したという、全国でも非常に珍しい取り組みですけれども、実際に配布されたEM活性液は、どのように活用されているケースが多いのでしょうか?

田中:
 数字的にはすぐに分かりませんけれども、先ほどもいいましたように、EM教室で米のとぎ汁EM発酵液の作り方の教室、そのようなものを行いまして、推進に努めております。特に米のとぎ汁が栄養負荷ということで、これをそのまま流さないということが一番だと考えておりました。また、市民の方々は農業分野での利用や、台所でも利用しているということで、今後とも続けていきたいと考えております。
西渕:ありがとうございます。昨年度、77トンもの活性液を配ったということで、それが更に各家庭で増やされている。EMが家の中で活用されることで、合成洗剤などの使用も減っていくということです。ですから、配られている量の何十倍という効果が市民の手によって発揮されているというような、モデル的取り組みでありました。ありがとうございます。

西渕:
 続きまして、ボランティアという立場から発表していただきます。NPO地球環境共生ネットワーク岩手で活動されております、佐藤栄希子さん、岩村のり子さんに活動についてご紹介していただきたいと思います。地球環境共生ネットワークというのは、通称「U-ネット」と親しまれておりますけれども、2年前から岩手に出来ました事務所、その活動についてご紹介頂きたいと思います。それではよろしくお願い致します。



EMフェスタ2003 専門分科会
■ NPOによる地域環境浄化活動
佐藤 栄希子(さとう えきこ) EMからだはうす

プロフィール:
昭和34年11月12日生まれ、岩手県盛岡市出身。
岩手県立盛岡工業高校デザイン科卒業。
喫茶経営、輸入雑貨商を経て(有)かんかん代表取締役後、現在に至る。
岩村 のり子(いわむら のりこ) 専業主婦

プロフィール:
岩手県出身。




佐藤:
 皆さん、こんにちは。私、岩手県盛岡市からまいりました、Uネット岩手のボランティアメンバーの佐藤と申します。どうぞよろしくお願い致します。
 今日は、これまで私達Uネットによって、岩手で行われた事例をいくつかご紹介していきたいと思います。
 平成13年度にUネットの事務所が出来まして、今年で三年目の活動になります。その活動のきっかけになったものがお堀の浄化活動になります。


 これは、町の中心部のお堀の写真ですが、ここへは以前、非常に多くの生活排水が流れ込んでいました。それがかなり分厚いヘドロ層になっておりまして、夏になりますと、市民の憩いの場であるのにドブのような臭いがひどくて問題になっていた場所です。盛岡市でも、3,600万円ほどかけてヘドロの汲み取りを行いましたが、それでも解決にはならなかったということがありました。そこで私達市民の立場から「ここを何とかきれいにしたい、臭いをなくし、過ごしやすい環境をつくりたい」ということで、盛岡市の公園みどり課にEMによる水質浄化というものを提案致しました。そして、EM研究機構盛岡事務所の皆さんのご協力のもとに、ボランティアによるお堀の浄化作戦というものがスタートしました。初年度は合計で約40トンのEM活性液を投入致しました。盛岡は冬とても寒いところなので、水温が上がる前の5月頃から投入を始めて、11月まで行います。


 これは、毎週日曜日の投入風景です。今年で3年目になりますので、人も集まっておりますが、初年度はいつも決まったメンバー、雨が降っても、人が集まらなくてもまいたという感じでした。
 今年からは、ヘドロの分解に非常に効果があるというEM団子の投入も並行して行っております。EMをまき始めて1年目から次のような効果が出ております。


 まずは、悪臭が無くなった、それから透明度が改善されたということです。
 以前は、鯉がいたか分からない状態でしたが、魚影もはっきりとし、下の砂地まで見えてくるという状態になりました。それから、アオコの発生がなくなったこと、ヘドロの量も減少したという効果も出てきております。また、小魚や海老なども見られるようになってきました。これらの結果を受けて、2年目からは盛岡市からの委託事業という形で、資材費を頂いて活動することになりました。
 私達は、EMがとてもいいということは実感しているものの、実際お堀の浄化となりますと、皆さんもとても注目しているので失敗は出来ないな、というプレッシャーもありながら、本当に綺麗になるのだろうか、という半信半疑の思いで行っておりました。けれども、検査結果の上で透視度も良くなり、私達も自信に繋がってきましたし、まいているときに皆さんから「きれいになった」声を掛けられるようになって、楽しくボランティアをさせていただいております。
 お堀というのは、とても水の濁りやすい状況にあります。そのような環境にもかかわらず、短期間で非常に良い効果が出たということは、皆さんの興味を引くポイントになったと思いますし、今も非常に多くの視察の方が盛岡に訪れております。


 次に、盛岡市保護庭園の、一ノ倉邸で行われたアメリカシロヒトリという毛虫対策です。これは蛾の一種ですが、桜やプラタナス、楓など広葉樹を好む害虫です。


 一ノ倉邸というのは、観光客が非常に多いところなのですが、平成12年には約1ヘクタールほどの庭園に一面が真っ白になるほど毛虫が大発生で、観光客の方が傘をさして、毛虫をよけながら庭を散策するという事態になっておりました。EMを活用する前までは、農薬でも退治できずに困っていました。EMなら農薬を使わず、木を元気にして害虫の発生を防げるのではないか、ということでEM活性液の撒布をすることになりました。
ここは1ヘクタールの中に、約300本の樹木がありまして、とても広い場所なので、ボランティアメンバーの造園業をやっている方や石材業をやっている方、そのような方達の協力を得て、トラックを借りて1トンタンクを積んで運んだりしました。

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 また、比嘉先生にご指導頂いて、活性液にも工夫をしました。EM活性液を作成するときに1%の天然塩を入れて作り、それを5倍に薄めて散布するという方法をとりました。そして、散布直前にEMXセラミックスパウダーを全体量の0.1%混合して散布しました。


 これは、散布状況ですけれども、とても広い場所ですから、動力噴霧機で撒布しました。葉や木の幹、それから土にも、全体に徹底的にかけるというよりか、掛けている方も浴びるような感じでまきました。


 この時は、1トンの天然塩入りEM活性液を5倍に薄めて合計で5トンくらい散布しました。初年度は、毛虫の発生前から3回に分けて、トータルで19トンもの散布になりました。
ここの場合はクルミや桑が、非常に被害が多かったのですが、このような木には、EMXのセラミックスパウダーを活性液で溶き、木の根元部分に塗ります。


 その結果、このように非常に緑が鮮やかになり、今年は害虫、病気は一切発生しなくなりました。


 EM散布の結果ですけれども、アメリカシロヒトリの対策が目的でしたが、それ以外の害虫、病気もほとんどなくなりました。それから緑がとても鮮明になったということ、また空気がとてもさわやかになり、人を刺すような蜂や蚊の発生もなくなりました。また紅葉の期間が非常に長くなり、色も鮮やかになったという効果も得ています。


 現在も、このように非常に美しい紅葉を見せてくれております。
 今年度は県のNPO基金から助成金も頂きまして、3年目の散布を行いました。本当に、今きれいな状態でおりますので、是非皆さん盛岡にいらっしゃった時には、「EMをそうとう撒いたんだなぁ」という思いで観て頂けるとうれしいです。
 続きまして、マツクイムシの対策についてお話したいと思います。


 この写真は国の特別史跡に指定されている、平泉の無量光院跡地です。ある日の新聞にこの史跡の松がマツクイムシに感染し、伐採されるかもしれないという記事が掲載されました。ここは史跡といっても松しかなく、この松を切ってしまったら何も無くなってしまうので、なんとか松を助けようじゃないかというメンバーの意見が出まして、岩手県の林業技術センターと協力して、EMを使っていくことになりました。


 マツクイムシというのは、マツノザイセンチュウというセンチュウによって起こる松枯れのことで、このマツノマダラカミキリが伝搬するそうです。一度これにかかってしまうと、農薬を使っても治らないので、木を切ってしまうしかありません。EMの使用が決まったときには、すでに林業技術センターによって、本来は予防薬である樹幹注入剤というものを使用されていましたが、それと併用するという形でEMを使用していきました。


月に1回くらいの頻度で株元にEM活性液を原液で20〜30リットルかけました。


 それから先ほどの、アメリカシロヒトリ対策と同様のやり方でセラミックスパウダーを塗ります。


 それから景観上のためと、セラミックスの効果を安定させるためにビニールを巻き、その回りからコモを巻きました。そして、EM活性液は月に1回合計6回の撒布です。


 それによって、このように非常に大きく新聞に「史跡の松 残った」ということが報じられました。翌年の再検査で、松枯れの原因であるセンチュウが検出されなかった、という結果が出たのです。今現在でも樹勢の維持の為、年に数回はEM活性液を株元にかけ、樹勢の回復も順調です。また、アメリカシロヒトリとマツクイムシ対策は、専門的な部分で詳しく知りたい方も、たくさんいらっしゃるかと思います。この事例につきましては、EM研究機構のホームページに詳しい資料が掲載されておりますので、そちらのほうをご覧ください。
 以上でお堀の浄化と、アメリカシロヒトリ、マツクイムシ対策の発表を終わります。
 引き続きまして、同じくU-ネット岩手、岩村のり子さんから小中学校のプールへのEMの活用と、EM石鹸の作り方、活用方法について発表していただきます。

岩村:
 NPO地球環境共生ネットワークの、岩村と申します。よろしくお願い致します。


 小中学校のプールへの活用についてご紹介致します。
 このように、塩素の投入を止めたシーズンオフのプールは、汚れがたまってしまいます。そして、毎年のプール掃除には、塩素や洗剤を大量に使って掃除をします。ボランティアのメンバーの中には、小中学校に通う子供を持つ親も多く、子供の健康、そして環境への配慮から、プールへのEM活用の提案があがりました。このような取り組みは、すでに全国的に行われていることでしたが、学校の先生にも理解していただくために、盛岡市教育委員会にご協力頂いて、盛岡市内全校に通知が行きました。その結果、初年度は市内38の小中学校プールへEM活性液の投入が行われました。
 活性液の投入量は、コンクリート製で200リットル、ステンレス製で100リットル程度です。投入計画として、東西南北をエリア別に分け、投入日を決めます。学校側からも予定を伺い、児童が参加する場合がありますので、その時は時間を優先します。プールEM投入計画表を作成し、1日6校から8校まわり、EMを投入します。


 これはアンケートの結果の一部ですが、見た目、汚れ、ぬめりなどの点で改善がみられ、洗剤をまったく使用しなくても良いという学校がほとんどです。
また、1日かかっていた掃除が、半日で終わったり、EMの投入に関わった生徒が、水や掃除に関心を持つようになったと報告してくださる先生もおりました。
良くない例としては、せっかくEMによる浄化をしても、水抜きをして5日間も放置して、汚れがこびり付いてしまった学校もありました。


 洗剤をまったく使用しなくても、このようにピカピカになります。


 これは盛岡市の小学校の記事ですが、このように度々新聞に取り上げられました。


 そして岩手県内各地で、生徒が自分達で米のとぎ汁EM発酵液を作成して、プールへ投入するという実践的な環境学習が広がってきています。今年の春、プール使用前には、岩手県内70以上の学校でEMが活用されていて、まわりの学校へと年々広がってきています。また、プールでのEM学習をきっかけに、校内の清掃や生ゴミのリサイクルなど、発展的に取り組む学校も出てきていて、学校が情報発信源となって、地域の取り組みも更に活発になってきています。


 最後に、EMを活用した廃油石鹸作りについてご紹介します。環境汚染源である廃油をリサイクルして、有害な合成洗剤を減らそうと、7年前から廃油石鹸作りの活動に取り組んできましたが、2年前から石鹸作りにEMを活用して以来、普通の廃油石鹸との違いに驚き、EM石鹸のことを多くの方々にもお伝えしています。


 石鹸にEMが入ることで、汚れの落ちが良い、水切れが良い、体に使っても安心というメリットがあります。またこの石鹸は、EMの働きによって排水を浄化する力もあるそうです。
 EM石鹸作りに簡単に説明します。材料は、米のとぎ汁発酵液の上澄み1リットル。これは、よく沈殿させた上澄みを使用します。または、EM活性液1リットル、EMXセラミックスパウダー100グラム、苛性ソーダ500グラム、廃油3.3リットル。用具はバケツと棒、牛乳パック、雑巾、ゴムベラを使用します。木の棒は、かき混ぜる時に跳ねやすいので、バケツは15リットルから20リットルの大きめのバケツを使います。木の棒の変わりに、お風呂をかき混ぜる棒を使うと、上下に動かすので作業が楽で撹拌率が良く、更に跳ねにくくなります。バケツに関してはもうひとつ、金属製のバケツは腐食しやすいです。また、アルミのバケツは使用しないでください。
作り方


 ・米のとぎ汁EM発酵液の上澄み1リットルと、セラミックスパウダー100グラムを入れ、キャップをして振ります。
 ・苛性ソーダ500グラムをポリバケツに入れます。
 ・・の米のとぎ汁EM発酵液を入れます。
 ・棒でかき混ぜて、苛性ソーダをしっかり溶かします。
 ・苛性ソーダが溶けたら、廃油3.3リットルを入れます。
 ・棒でかき混ぜます。新しいような油で30分、古いような油で20分最低かき混ぜます。


 ・牛乳パックに入れます。このバケツは、流しやすい形になっています。これはガーデニング用の8リットルのバケツです。また、ゴムベラも使用します。
 ・用具類は1枚の雑巾でふき取ることが出来ます。この布は1ヶ月以上置くと、EM石鹸付タオルとなります。
 ・このような形になります。


 ・気温が低い場合は、発泡スチロールを使用して保温します。
 ・6時間から4日以内に固まります。ようかんくらいの硬さになったら、ゴム手袋をして包丁で切ります。作りたてはアルカリ性が強いので、1ヶ月間寝かせてから使います。
 ・左は1ヶ月後の、出来あがったEM石鹸です。右は1日目の状態です。
 


 使い方の例です。
 ・濡れたボロ布にEM石鹸を付け、換気扇をギュッと拭くと汚れが落ちます。
 ・体を洗ったり、洗濯には襟やシミなど部分洗いに使います。
 ・台所では茶碗や鍋、ステンレス用品、タッパーなど洗います。茶碗を洗うとき、すべることがありますが、このような時は茶碗をすすぐ直前に布巾を洗い、手についた石鹸分をとるとスムーズにすすぐことが出来ます。
 ・お風呂等の水まわり、ズック洗いや洗車、また犬を洗ってあげると臭いも軽減されます。
この他に使い方の例が、EM活用事例集16ページに載せておりますのでご覧ください。
 まとめとして、毎日の生活に米のとぎ汁EM発酵液や、EM石鹸を活用し、生ゴミをリサイクルすることで環境を汚さない生活ができ、水質や害虫などの問題に対しても、私達に解決できるということを実感しております。
また、活動が地域に広がるにつれ、行政による大規模な取り組みも始まりつつあります。矢巾町では、10万人規模の生ゴミ堆肥化にEMの活用が始まりました。更に岩手から宮城へ流れる北上川では、関係36市町村でEM活用による、水質浄化モデル事業が始まっています。今後は、更に多くの地域の方々に広がるように活動していきたいです。
以上です。

西渕:
 ありがとうございます。非常に盛り沢山の内容でしたが、新聞にもたくさん成果が掲載されているということでした。活動を始められた2年前と比べまして、このような新聞報道や、お堀がきれいになった実績などによってまわりの方の反応などで違いを感じることはありますでしょうか?

岩村:
  始めの頃は皆さんがEMを知らないので、EMの説明から進めておりました。今は、新聞やラジオ番組がありますので、そちらで情報を得た学校の先生方もご存知の方が多くて、話をしやすくなりました。

西渕:
 ありがとうございます。NPOの活動ということで、岩手から佐藤さんと岩村さんにお話伺いました。後ほどまたお話伺いたいと思います。

西渕:
 それでは最後になりますけれども、EMクリーニング研究会から、東谷さんに来て頂いております。東谷さんはクリーニング業にEMを活用されていますが、EM活用の意義についてお話していただきます。それではよろしくお願い致します。



EMフェスタ2003 専門分科会
■ EMクリーニングの意義について
東谷 孝義(ひがしたに たかよし) EMクリーニング研究会 事務会計
プロフィール:
 昭和24年1月生まれ 香川県丸亀市在住。
 香川県丸亀高等学校を卒業。現在(有)東洋舎(クリーニング業)を経営


東谷:
 こんにちは。EMクリーニング研究会の東谷です。よろしくお願い致します。私、前半お話をしまして、後半スライドを用意して頂いているそうですから、お手元にあります資料について画面の方で説明させていただきます。
 平成7年8月に、会長の喜田さんと私の二人で、実験的に始めたのがきっかけで、同年12月にEMクリーニング研究会を発足致しました。8年を経た現在、61社が会員になられておられます。微生物をお客様の衣服に使用するわけですから、絶対の確信が必要で、私はまずEM1号を、飲むことから始めました。一本を飲み終える頃には自信ができ、仕事への応用を考え始めました。
 その次に試みたのは、トイレの臭い消しです。EM1号を薄め、便器のまわりにスプレーし、20分ほどしてからトイレに入ってみると、見事に臭いが消えていました。以来トイレ掃除は私の仕事になってしまいました。
 喜田さんのアドバイスで、ドライクリーニングへの応用を始めました。ドライ用の洗剤に、EM1号を混ぜて使用したところ、わずか1日で変化が現れました。まず、風合いが良くなりソフターのべたつき感が減り、さらっとした感じに仕上がりました。
私の工場では、石油系のドライ溶剤を使用しております。ドライ機の蓋を開けた時や、乾燥機が使えない衣類を工場内で自然乾燥している時などには、石油独特のツーンとした臭いがするものですが、この石油臭が非常にマイルドになり、目や鼻への刺激が1日で少なくなり感激致しました。また、自然乾燥しても、以前より早く乾燥出来るようになりました。それから2〜3週間した頃に、ドライ機のポンプがしきりと目詰まりを起こしました。ひどい時には、1日に3度も4度もポンプをバラし、絡みついた糸くずを取り除いたこともありました。この目詰まりは1週間ほどで収まり、当初は原因がわかりませんでした。しかし、ドライの溶剤をきれいにするためのフィルターを交換するときに、びっしりと糸くずや細かい砂のようなものが、フィルターに付いているのを見て、この糸くずや砂はタンクの中に堆積していたものだと分かりました。ドライの液を溜めておくタンクには、洗いの時に衣服から出た糸くずや細かい砂のような固形物が少しずつ溜まり、ヘドロ状になります。このヘドロが、EMの働きによりドライの液の流れだけでフィルターのほうに移動したのです。この現象は、川などにEMを流したときに、一時的に水質が悪くなるのと同じ現象です。この後に川底を見ると、ヘドロが無くなっていることをよく報告されておりますが、ドライ機の中でも同じことが起こったわけです。
 次に、洗いあがった衣服は一様に色柄が冴え、特に白い衣服の冴えが向上しました。これはEMの持つ、非イオン化で説明が出来ると思います。ドライクリーニングでも、水洗いでも同じことが言えるのですが、ドライの液や水に繊維がつかると弱く電気を帯びます。また繊維から出た汚れも同様に電気を帯びます。繊維と汚れの電気が同符合、たとえばプラスとプラスであれば反発しあって問題はないのですが、異符号の場合には電気的にくっついてしまいます。せっかく落とした汚れが、またくっつくため、逆汚染とか再汚染と私達は呼んでおります。つまり、きれいに洗ってどんなにすすいでも、この電気的に吸着した汚れが残ってしまい、衣服にくすみを作ってしまうのです。
 特にドライクリーニングの場合には、衣類はドライ溶剤に濡れてはいますが、水に濡れているわけではなく乾燥した状態で衣服が擦れ合うため、激しく静電気が起きます。このためドライクリーニング用の洗剤の主な役目は、静電気が起きなくすることが第一で、汚れ落しは二の次になっています。ところが、EMが働き出すと非イオン化現象が起こり、プラスにもマイナスにも電気を帯びないためにすっきりと洗いあがるのです。特に、白い衣服には始めから蛍光剤がついておりますから、より一層冴えが出てきます。
 これらのEMの効果は、従来の界面活性剤にはない働きですから、EMと界面活性剤を併用しますと、最低でも界面活性剤の使用量が半分になります。特にドライクリーニングでの洗剤の役目は、先ほども申しましたように静電気が起こらなくすることですから、EMを使用すると当然のことながら使用量がぐんと減ります。
 これらのことは即、汚染物質の流出を半分に減らし、なおかつ、EMが流れていくことにより河川を浄化していくという、大変大事なことだと考えております。
 会員の中から、排水路に糸ミミズが復活したとの報告がありました。私のところでは、下水管に行くまでの所やグリストラップの中のヘドロや臭いがまったくありません。特に、臭いは導入初期からすぐに消えました。石鹸と合成洗剤の、どちらが環境に多大な悪影響を与えるかの議論が長年続いておりますが、現在のように競争原理で社会が動いているうちは、本当の情報が出にくいのではないでしょうか?一般の方々は、どちらの言い分が正しいのか判断しかね、使いやすい合成洗剤を使い続けているのだと思います。しかも、一般的に普及している全自動洗濯機で石鹸を使おうとすると、多くの手間が掛かり、二の足を踏んでいるのが現状だと思います。
 平成6年11月の、第8回東京ビジネスサミットでの、比嘉先生のお話の中に、抗酸化のレベルを上げた水の中だと、致死量の何十倍もの青酸カリを入れても、その中で金魚を生かすことが出来るとありました。このことは、毒は状態によって毒として働くということです。青酸カリそのものが毒なのではなく、イオン化して毒として働く、その状態を改善すれば、毒は毒ではなくなるということです。つまり、抗酸化のレベルを上げ、非イオン化の状態にすれば、青酸カリすらも人体に安全な物になるということです。ですから、たとえ、合成洗剤を使用していても、EMと併用することにより、使用量を減らし、なおかつその害を軽減したり、なくしたりすることが出来るはずです。しかし、石鹸よりは悪影響を与える分、たくさんのEMが必要となります。
 このようにEM技術は、誰でも簡単にすぐに取り組め、かつ安価な点が他の技術より優れていると思います。ご家庭でのお洗濯も、EMと重曹を併用しますと、洗剤を標準使用量の半分に減らすことが出来ます。また、ワイシャツなどで一番汚れているところは、襟と袖口ですから、この一番良く汚れているところをあらかじめブラッシングしておくと、洗剤も3分の1くらいに減らせ、洗いやすすぎの時間も半分以下に短縮できます。生地が傷まず、無駄な時間も必要としませんので、結果的には早くお洗濯を終わらせることが出来ます。また、非常に汚れている場合には、お風呂の残り湯にたっぷりと米のとぎ汁発酵液を入れ、その中に一晩つけ置きをしてから、翌日他のものと一緒に洗濯すると抗酸化の力が十二分に働き、楽にお洗濯が出来ます。また、この方法で寝たきりのご老人の寝具などの臭いもきれいに消せます。


 データ・,・とありますが、どちらも喜田会長が、一般のクリーニング品に汚染布という試験布がありまして、それを付けて一緒に洗ったときのデータです。
 綿とポリエステルとありますが、これは両方とも繊維が違いますが、同じ一般的な汚れの落ち具合を見る試験布です。こちらタンパク汚染布というのは、馬の血を付けまして、なおかつ血液の成分のたんぱく質を凝固させまして、非常に取れにくくしております。テスト布は、全部一般の汚れより非常に取れにくくしております。そうしないとどれで洗っても同じように落ちたとなると比較できないからです。
 白度というのは、その汚染布がどれくらい白くなったかを見ます。同じような意味ですが、洗浄力というのもどれだけ汚れ成分が落ちたかというとこを見ています。
 これが逆汚染率です。これは真っ白な布を使いまして、どれくらいくすんだのかを見ています。
 ・は先々月から私達がモニターを行っているEM石鹸ですが、粉石けんを使っています。次は重曹です。EMXセラミックス水というのは、エコピュアの第38号に紹介されていたEMXセラミックスパウダーテラの上澄み液です。そのセラミックス水を私達用に強化し、それで洗ったものです。
 ・はそれに更にとぎ汁発酵液をプラスした結果です。
 ・は通常私達が行っている洗い方です。EMの入っていない市販の粉石けんと、合成洗剤をほんの少し、米のとぎ汁EM発酵液、重曹、セラミックス水で洗った結果です。・、・、・すべての洗いに酸素系の漂白剤で過炭化ソーダというものを使用しています。当初EMが入っているので、米のとぎ汁EM発酵液はなしでテストをしてみることになり、このような結果が出ております。次に米のとぎ汁EM発酵液を使用しております。一番下に一般的な洗浄時のデータが出ております。これからみますと、EMを使うと非常に洗浄力が上がっていることが分かっていただけると思います。特に、蛋白の汚染布ですが、とても取れにくいもので、タンパク質を分解する酵素がないと落とせない汚れですが、EMをたくさん使用するとそれすらも取れるということです。これは、データとしてこのような数字が出ておりますが、一般的な洗い方で40から43、洗浄力も37から38くらいでとれた状態で、出てきた品物は完璧に汚れが取れた状態なのです。
 非常に取れにくい汚れをつけた汚染布を使うと更に取れていることが良く分かります。また、逆汚染率はどれもゼロです。くすみはまったくないということです。
 それから、これは水洗いですから、特に木綿のような場合では、非常に生地が傷み、シワになります。しかし、試験布を検査した方の話を聞きますと、一般的な洗い方に比べると遥かに繊維が傷んでないという驚きの声を聞いています。ということは、EMを使うと傷みがとにかく少ない。クリーニングを出された時についてくる、紙製のネーム札などの傷みが少ないので経験的には分かっていたのですが、第三者の目にも明らかにそれらが傷んでいないという報告がありました。


 これは、ドライクリーニングの方です。データ的には古いものですので、今の洗い方でいくともっといい数字になると思いますが。何よりも私達が驚いた点は油脂溶解力です。これは油を溶かす力で、ドライクリーニングの溶剤でどれくらい油汚れが落ちるのか、というものをみるひとつの指標なのです。
 私達は、石油系のドライ系溶剤を使用していますから、石油系のドライ溶剤にアリニンという物を入れて温度をかけ、アリニンが溶け始める温度なのです。3年前の時は62.1度でアリニンが溶け始めたということです。これの新品が64度で溶けるということです。ここで大事なことは、石油の成分の一部を使用しておりますから、原油を変えない限りこのアリニン点というのは変わらないのです。むしろ、ドライクリーニングの場合には繰り返して使用するので、たくさんの成分の中でも、揮発性の高い成分ほど、どんどん飛んでいきます。その揮発性の高い成分が、どちらかというと油を溶かす力が強いのです。ということは、繰り返し新品の溶剤を使っていくと、段々アリニン点というものはあがって、溶けにくくなっていくのが普通なのですが、逆に下がっているということがデータとして、非常に私達も驚いた点です。
 これは、実際に洗濯したものが非常に良く落ちているということからも、現象的には確認しておりましたが、実際に数値が出たということは、何らかの形で溶剤の成分が変わったということを示していると思います。
 またドライクリーニングというのは、いろいろな溶剤がありますけれども、油の中にEMのような水溶液を混ぜるということはほとんど不可能です。洗剤にEMの水溶液を混ぜて、ドライの溶剤の中に溶かし込むという方法を取っているのですけれども、水洗いのようにジャブジャブと使えませんから、水洗いのように驚異的な数字は出ておりません。ただし、洗いあがりは目で見た感じでは遥かに通常の洗い方よりEMを添加したほうが良く落ちております。
 データ中には数字的にはあまり良くない部分もありますが、この時点で私達は、同じように良く落ちるので無駄なことは省くということで、洗浄時間を短縮しておりまして、たまたまこの時は一緒に洗ったものから色がでてしまい、試験布を汚染してしまったからです。ですが今までのようなEMを添加しない洗い方ですと、そのような場合、一度出来たくすみは完全に取れないのです。しかし、このような場合でも洗い直しをすると、またスキッと元に戻るのです。そのようなことを経験的に分かって参りました。
以上です。

西渕:
 ありがとうございます。
今ご説明頂きましたデータは1枚にプリントしまして、資料として皆様のお手元にいっているかと思いますので、後ほどゆっくりご覧いただきたいと思います。
 東谷さんは、EMクリーニング研究会ということでやられていますけれども会員の方々は、もともとどのような動機で集まっているのでしょうか?

東谷:
 私たちもそうでしたし、最近入られる方もそうですが、やはり環境というものに関心をもって入られております。私たちが取り組んだのも、大きな業者は排水の処理設備が法律的に決まっておりますから、そんなに汚れた水を放出しないのですが、ほとんどのクリーニング業者というのは、そのような設備を持っておりません。ということは、下水や用水路に直接流れているのが現状です。それで、私たちの年代ですと有吉佐和子さんの複合汚染で騒がれ出した時期をすごしておりますので、私たちも何とかできないものかと思いまして始めました。

西渕:
 もともと環境への配慮がきっかけで結果的には汚れ落ちや、繊維を傷めないという効果が次々と分かってきたということですね。
 ありがとうございます。



西渕:
 3人のパネリストの方々に様々な立場から、発表をいただきました。EMの事例に関しましては、水質浄化、有機資源のリサイクル、害虫対策、有機農業など、個々に付きましては、既にかなりのモデルがあります。今問題になっているのは、これをいかに広く伝えていって、そして実行に移していくかというシステム作りの問題だと思いますけれども、それぞれのお立場からその辺について伺います。
初めに、柳川市の田中さんに伺いますけれども、EM活性液の全戸配布をして協力を頂くというのはかなりの苦労があった部分だと思います。これに取り組んだことによって職員の方、また市民の方々の意識の変化などはあったでしょうか?

田中:
 小さいことを言えば私たちも同じですけれども、川を観察するようになったとか、ゴミを川に捨てない、掘割に捨てない、そのようなことが実際EMに取り組んだ結果によりまして出てきたと思います。それから私、昨年まで教育委員会におりましたので、教育委員会の方で昨年小中学生と柳川市とで50周年の記念式典がございましたので、50の提言として作文を募集致しました。その時に小中学生が書いた作文の内容を見ますと、柳川市では7割が掘割をなんとかしたいという願いの作文が多い状況でございました。それで私たちEMプロジェクトが、今目指しているものとしましては、とにかく生活環境を改善することが、地域の環境を改善、ひいては有明海の環境改善になるということで、期待しているところでございます。そのために今後は、柳川市だけではなくて特に柳川市は下流にありますので、地域の上流の市町村を巻き込んだようなことをしていかなければと考えております。
 またそのことが、洗剤の使用、消毒や農薬などの使用の減少、そのようなことで自然の生態系を崩さずに浄化能力をアップさせることにより有明海の再生、これが最終的な目的でございます。そのためにはこのEMの導入が、生活環境改善の一端を担ってくれていると考えるところでございます。

西渕:
 ありがとうございます。
 行政の取り組みといいましても、役場の方がEMを増やして、それをただ水路に流しているということではなくて、これを実際に増やして使っているのは住民の方々です。汚染の根本であり難問である生活排水を、EMで何とかしようという形に進んでいまして、また、それをよく活用できるように、役場の方が勉強会などの体制作りをしているというところが、意識の変化までもたらし始めているという非常にモデル的な取組みであると思います。
 そして、住民の立場から取り組んでいらっしゃる、U-ネットの佐藤さんに伺いますけれども、住民の立場から、自分でEMを使ってみていいなと思っても、次にそれを地域の環境運動につなげるに当たっては、苦労した部分があるのではないかと思いますが、そのあたりではどうでしょうか?

佐藤:
 先ほど3年間の活動を淡々とお話したのですが、そのような結果を出すまでには色々なことがあります。特に、自分達は本当にEMの良さを知って感激したり、感動したりしているので、これをもっと市などで使用してもらえないかと。柳川市のようにとても理解のある市長や行政が、そのような形でできているというのは羨ましい限りといいますか、私もとてもびっくりしています。しかしやはり、現実はそうではなくて、私たち主婦がそのような話をするには、理解を頂くのは本当に大変です。具体的には、お堀に関して言いますと、一度平成9年にEMをやって失敗しています。何が失敗だったかというと、投入量が全然少なかったんです。一度うまくいかなかったものを市に分かっていただくには相当の根性がないと難しかったわけです。そして、「そんなに言うならやってみろ」という感じでやることになりましたから失敗できないですね。背水の陣で望むというような思いがありました。
 初年度はそのようなことがありましたし、一ノ倉邸も盛岡市の保護庭園なので、私たちボランティアとしては、市の保護するべきものをボランティア住民の力できれいにするんだ、という思いで朝の6時に行きましたら、町内会長さんに農薬か何かと勘違いされていて、一歩も通さないと言われ、怒鳴られたりで、本当に何をやっているのだろうと思うこともありました。
 本当にコミュニケーションを取りながら、理解していただくというところが何よりも一番大変な作業だったとも思います。そしてもうひとつは、平泉無量光陰跡の松のことです。史跡の松を助けたいという、純粋な思いなのですが、林業技術センターという県の機関に行きますと、プロの方がたくさんいらっしゃって、私たちはEMに対し少しは分かってはいるけれど、そこは農薬でやるんだという考えで、私たちは松をEMで助けたいんだと言っても、全然話が噛み合わない訳です。そういうところで、それでもやりたいという思いだけだと思うのです。今後、皆さんがEMを使って地域の環境を保全していきたいと思っても、敵はどこにいるか分からないというか、戦いではないですが、そういうところだと思うので、やっぱりがんばってこれたのは、信念と本当に仲間内での励ましあい、これにつきます。
 それでは具体的に、今のような障害があったときにどのようにしたのかと言うと、真っ当に行ってだめなら横からというように、知恵を出しながら行くのです。無量光院に関しては、本当に理解していただけなくて、方針も決まっていると言われたので、岩手県知事に上から言ってもらうというような苦肉の策をし、鶴の一声をやっていただくというようなことをやりました。

西渕:
 結果的にはどのような事例も紹介のように成功を収めたのですが、その後は、理解を頂けなかった方など、住民の方々の反応などはいかがでしょうか?

佐藤:
 一ノ倉邸の時に一歩も通さないと言っていた住民の方も、2回目3回目の投入の時は、「おらほの庭さも撒いてけろ」と言うんですね。やっぱり、その良さが分かってすっかり変わってきていることはあります。

西渕:
 成果が出て、理解もしていただけたと言うことですね。

佐藤:
 はい、そうですね。

西渕:
 ありがとうございます。
 東谷さんの場合にはご職業、クリーニング業に活用されているということですが、一般の方々にもEMの効果的な使用方法などをお店などでお知らせしたりもされているのでしょうか?

東谷:
 そうですね。私たちの町は、あまり行政が乗り気ではないので、小さな団体があちらこちらで独自でやっているような形です。私たちも店頭にパネルでEMクリーニングとはどのようなものか、というのは展示してありますし、また関心を持たれた方には私たちの本を見せながらお話をしたりしています。

西渕:
 それを実際に活用されている方も、米のとぎ汁EM発酵液を作ってやっていられる方も増えていると言うことですね。やっぱりプロの方がこのようにやった方が良いと、実績をもって説明してくださると、使う方も安心して、そして正しい方法で使えるということだと思います。



 会場からも、パネリストの方に実践的なことで質問がありましたらどうぞ。

質問者1:

 田中さんに質問があります。市が取り組んでいるということで大変興味があります。
 私は、途上国のいろいろな汚水や、下水などの対策に取り組むときがあるので、その事例として大変面白いと思うのですが、大事なのは財務分析などの経済効果。特に、市の行政の中における環境保全対策費用がこれだけ安くなるなど、そのような対比をされていると思うのですが、たとえば下水道を普及されたらこれだけの費用が掛かるが、EMを使うとこれだけで済む、などという財務分析は現在なされているのでしょうか?それとも今後の課題にされているのでしょうか?

田中:
 私たちは、市長のトップダウン方式でできまして、当然公共団体は、そのようなもので結局評価が出てくると思います。費用対効果などデータ的に示すなどの必要が出てくると思います。ただ、先ほども申しましたように意識の向上や、プロセスの問題などがありまして、実際そのようなことを言ってくる住民の方はいるかと思います。今は数字的なものは出してはいませんが、今後下水道が普及していくことを考えていった場合に金額的な面を示していかなければならない時期に来ているかとは思います。

質問者1:

 無量光院跡ですが、確かに木がなくなると更地で何もないところですが、一本くらいEMをやらなかった木はなかったのでしょうか?一本や二本残して、対比させるというようなことは出来なかったのかも知れませんけれども・・・。

佐藤:
 行ってご覧になっていただくと分かるかと思いますが、非常に隣接して生えていまして、私たちがこの情報を知ったときにはもう樹幹注入剤をやった後でした。

質問者1:
 そうではなくて、EM処理をしないものを1〜2本取っておいて、その比較をすると面白かったのではないかと思って、そのようなアイデアはなかったのですか?

西渕:
 私の方から説明させていただきます。全部で12本あるうち6本はEMをかけてなかったのですが、結果的には全部助かったということです。本来マツノザイセンチュウが一度検出されると、これが再検査していなくなるということは、樹幹注入剤でもありえないことです。実際にはそれがすべてなくなっているということなので、我々の解釈としては非常に近い場所で大量にEMを使っていると、その10メートル20メートルしか離れていない場所では、良い結果が出たのではないかという見方をしております。
 また、樹幹注入剤というものは、副作用がありまして予防薬として使用したときに、これによって松が弱ってしまうということもあります。毛越寺の境内のほうでは、樹幹注入剤を使用したことによって、弱ってしまった松がEMを併用したことで緑が非常に鮮やかになったということも確認しています。EMが木を元気にするという効果が、樹幹注入剤の副作用も減らすという効果なども実際に確認されております。

質問者1:

 ありがとうございました。

西渕:
 まだお時間のほうありますのでご質問がありましたら・・・。

質問者2:
 千葉で活動させて頂いているのですが、環境というと行政の協力を頂けるのが一番助かるのですが、なかなか行政のほうがEMを特別な微生物資材という見方をされまして、EMを投入することで、今ある環境の生態系を崩すという言い方をされまして、なかなかやらせて頂けないのが現状です。そのあたりの考え方や、見方次第なのでしょうが、行政サイドからEMというものが農業資材という見方をするのか、環境保全資材、またはいろいろな見方があると思いますが、どのような見方をされているのかということと、先ほどEM教室を開催されているということでしたが、指導員の方の構成や、その方々の給料等の費用がどれくらい掛かっているのかなど詳しく聞かせて頂けないかと思います。
 あと、廃油石鹸の部分で、今まで通常の廃油石鹸ではpHがなかなか下がらないので、逆に環境を汚すというところがあったかと思いますが、EMを使うと10くらいまで下がるのですが、それ以上なかなかpHが下がらないのでその辺のコツなどがあれば教えていただきたいのですが。

西渕:
 はい、わかりました。まず初めに田中さんのほうですが、行政としてEMについてどのような資材だと捉えていらっしゃるのかという質問でしたけれども・・・。

田中:
 EMというのが、農業の土壌改良資材ということで知っていましたけれど、柳川市では一番の願いが水質環境の改善。それに何度かこれまでも取り組んできましたけれども、なかなか思うように行かなかったということがありまして、とにかく水環境の改善にこれがなんとか利用できないかということで、今、方々の面で考えております。とにかく水路を汚さない、ということを柳川市の場合はなんとかできないかと考えているところです。

西渕:
 勉強会の仕組についてのご質問がありましたが、講師はどのような方で構成されているのでしょうか?

田中:
 私たちがEMのEの字も知らないような状況の中で、それ以前に取り組んでいた方がいらっしゃいます。
この8名の中の2名は、現在柳川市の空き店舗を利用しましてEMショップをしています。あとは主婦の方、これもEMの講習を受けたインストラクターの方ですが、すでに私たちはまだ2年にしかなりませんが、その前にそのような方々がいらっしゃって、私たちもその方たちから反対に教えを受けました。
 それから、報酬の問題などありますが、今ほかの面でも柳川市で講師の謝金を決めております。現在1時間3500円で2時間まで。1度講習に行って頂ければ、7000円を支払っております。昨年までは3000円でしたが、なかなか大変だということでそのようになりました。

西渕:
 よろしいでしょうか?
 EM石鹸の質問へは岩村さんがよろしいかと思いますが、pHに関してでした。これは鹸化率を安定させるための工夫に繋がってくるかと思いますが、工夫があればお知らせください。

岩村:
 米のとぎ汁EM発酵液よりは、EM1の原液でやるほうがpHがとても下がりやすい、というのは感じております。研究機構でなにかコツというのは?

西渕:
 米のとぎ汁EM発酵液の質が大きく関わってきます。EM1の方が良くなるということは、EM1に近いような高品質の発酵液を使えば良い石鹸になるということで、それが鹸化を安定させて、pHを下げるということになります。米のとぎ汁EM発酵液作りの際に材料や温度管理、密封、雑菌の抑制等の点で工夫をするといいと思います。
よろしいでしょうか?
 それでは、環境分科会を終わりにさせていただきます。 パネリストの方々、どうもありがとうございました。



 [コーディネーター]

  西渕 泰(にしぶち やすし) EM研究機構 
 プロフィール:
  昭和52年11月18日生まれ。宮城県出身。琉球大学大学院農学研究科を修了。
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