新谷:
長い間どうもありがとうございました。予定は4:30pmまで、あと10分しかありません。もし、質問したいという方がおられれば、一つか二つ受けたいと思います。あっ、どうぞ。
質問者:
───比嘉さんの講演に対する質問です。EMの中にセラミックスを入れて効果が出るというのは、その場合はEMが生きていてそういう効果を出しているのか、それとも死んでいるのでしょうか?菌が生きているとか、死んでいるのかという定義はかなり難しいと思うのですが?
比嘉:
事実だけをお話しします。電子顕微鏡で見ますと、痕跡というものは残っていません。先程データを示したけれども有機物というものが含まれていないと考えて、現代科学のレベルからはまず残っていないと言えるのですが、実際は不思議な現象を起こしているのも、事実であると考えられます。
新谷:
ということは今の実験手法では、ネガティブな結果が出るけれども、現象としては起きているので、生命の定義は難しいですけれども、何らかが働いているという風に理解されているということですね。
質問者:
───もう一つ、今のものに関連して、効果というのはどれくらい長持ちするのでしょうか?例えばシックハウスのお話しをされたのですが、その場合、例えば現実問題として、工事で施工して行く場合に、どういうことになっているのでしょうか?という質問が必ず返ってくる、いつまで効果があるのか?というのが出てくると思うのですが、その場合にはどういう風に答えたらいいのでしょうか?
比嘉:
基本的にセラミックス自体が、その場にあれば、その効果は半永久的に続くと理解していただきたいと思います。
新谷:
どうもありがとうございました。
新谷:
では女性の方、どうぞ。
質問者:
───ハワイからまいりましたけれど、星野さんにお尋ねします。微生物は水にかかると悪いと、お話しを聞かせていただいたのですが、生ゴミの水の切り方、カゴに入れて切る場合と、私は新聞紙において切っているのですが、そういう方法でよろしいのか、それからそれをどれくらい置いておいた方が良いのか?と、活性液でボカシの代わりができるのか?その2点についてお伺いします。
星野:
先程お話ししたように、生ゴミというのは水を8割くらいもっています。生ゴミ(魚でも野菜でも)には乳酸菌や酵母、その他多くの微生物の仲間が付いています。それらの微生物は水分が多いと分裂速度がすごく速くなります。その時に腐敗型の微生物が多く入ったと考えると、例えば、魚のアラとかっていうのはすぐに傷みますよね、それからオカラとか非常に良質なタンパク源、そういうものは置いておくとすぐ腐ってしまいます。先程言ったバチルスの仲間で生育速度が速く悪臭を出す菌、腐敗させる菌はバチルスだけではありませんが、その辺が動いてしまうということなので、なるべく水分は少なくして嫌気的にするとよいですね。バチルスという菌は好気性が強い菌ですから嫌気的にすることですね。
私が実験をやった、ペットボトルで見ると、100万、10の6乗くらいしか増えないのですね。他の乳酸菌は10の12乗くらい数えられるのですが、そういう性質がありますのでできるだけ水は切られた方が良いかと思います。一番大切なことは、生ゴミが出たらすぐEMで処理し、乳酸菌の働きを利用して腐敗菌を生育させないことです。また、堆肥として利用する場合は一ヶ月ほど熟成したものを用い、さらに土の中で1ヶ月発酵させた後に植物を植えるようにすると無難です。
それからもう一つは、米のとぎ汁ですね。米のとぎ汁にもたくさんの微生物が、酵母や乳酸菌、酪酸菌も、色々な菌がいるのですけれども、EMは微生物資材です。というのは原生動物とか後生動物とかは食べるという表現ですが、微生物は、彼等が持っている酵素を使って、タンパク質やデンプンのように高分子物質を順々に切っていって可溶化し、他の生物のエサになるような形にします。動植物に付いている乳酸菌や酵母がいたり、色々な微生物が多様化してくると酵素の種類が増えて、色々な効果が出てきます。
米のとぎ汁EM発酵液なんかを使って、腐らない方向に持っていくような方法をとれば、ボカシのように使うことができます。私は米のとぎ汁EM発酵液で生ゴミ処理を行い、1ヶ月ほどした生ゴミを土に混ぜて発酵させたものを肥料にしています。
新谷:
ありがとうございました。
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[コーディネーター] 新谷 正樹(しんたに まさき) EM研究機構海外部米州事業部担当 プロフィール: 1965年 兵庫県尼崎市生まれ 1988年 筑波大学農林学類卒業 1988-1990年 青年海外協力隊員としてホンジュラスにて植林を指導 1994年 琉球大学大学院農学研究科卒業 1994年−1997年 アジア・太平洋自然農法ネットワーク技術指導員 1997年−2000年 コスタリカ・アース大学客員教授 2001年−2002年 米国ミズーリ大学農学部 客員研究員 2002年− EM研究機構海外部米州事業部担当 現在に至る |
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