EMフェスタ2001 > 発表大会

事例発表No.02
2001.11.17
■ ミャンマー連邦における過去12年間のEM技術普及について


Dr.Cho Cho Myint(チョ チョ ミント博士)



  イエジン大学副学長(Vice chancellor,Yezin Agiriculture University)
 1945年生まれ。英国にて博士号取得後、ミャンマー連邦イエジン農業大学にて研究を開始し、   1995年には同学部教授となる。1989年のアジア太平洋自然農業ネットワーク設立時より、同ネット ワークミャンマー連邦の運営委員となる。1998年には、同大学副学長となり、現在に至る。

 おはようございます。私の名前はチョ・チョ・ミントです。まず私のプレゼンテーションの始めとして、簡単なミャンマーの説明をさせていただきたいと思います。まず最初にミャンマーの位置ですが、インド、バングラディッシュ、中国、ラオス、タイの間に位置しております。総面積は26万1,228  平方マイルで、耕作可能な土地の面積は1,800 万ヘクタールで、国土の約40%となっております。そのうち半分が農地として利用されております。水源は8億7千エーカーフィートで、そのうち利用されている水源はわずか6%となっております。将来の展望では、農地面積の拡大の可能性が充分にあります。また農林省では、全力を尽くして農業分野での発展に努めています。
 ミャンマーのEM技術の歴史は、1989年10月第1回救世自然農法国際会議がタイのコンケーンにて開かれ、参加させていただきました。そしてアジア太平洋自然農業ネットワーク(APNAN)が設立され、ミャンマーがAPNANのメンバーになりました。
 その後イエジン農業大学にて、EM技術による農業生産の可能性を研究する調査プログラムが導入されました。リサーチ後の素晴らしい結果を基に、1993年、ミャンマー、タイ、日本の間でEM技術協力に関する合意書が結ばれました。
 1994年、ヤンゴン地区中央農業開発訓練センターに最初のEM製造設備が設けられました。1997年、バゴ地区に2つのEM製造設備が設けられました。そして2000年、EMサテライト製造所がビリンに設けられました。
 続いて研究活動ですが、違った土壌、地形、コンディションの下で実験されました。また数々の種類の作物を使っての実験となりました。このスライドは米の畑での研究です。このスライドの右側はEMを使用しての米の栽培で、左側はEMを使用しないでの米の栽培です。結果が明らかに出ていると思います。


 このスライドは米を使ってのEMのリサーチの実験についてのスライドです。EMを適切に利用した場合、農作物の生産に素晴らしい利益がでるということが分かりました。右の方はEMを使用しています。これも同じような感じで、右側の方はEMを使用しての米です。


 これはEMぼかしを利用してのベビーコーンの栽培です。


 これはEMぼかしを使っての、非常に砂利の多い土壌でのキャベツの栽培です。


 これは私の大学で研究されました。
 このスライドは大根でのEMぼかしの効力が表れていると思います。


 これはEMぼかしで栽培されたグワバです。


 これはサトウキビで、右側の方がEMぼかしによって栽培されています。


 このサトウキビも右側の方はEMを使用して栽培されています。


 EMを利用した結果出た利益ですが、低コスト、栽培者への安全性、消費者への安全性、環境汚染の危険性がない、という結果が出ました。


 ですからEM技術の普及をしようと、私どもはトレーニング・プログラムの方を始めることにしました。トレーニング・プログラムのターゲットになるグループは教職員、研究者、経営者、管理者、EM普及者として働く労働者です。




 これはトレーニング・プログラムに参加された人々の写真です。


 教室での講義や、また実際に農地でのトレーニングプログラムが行われております。


 次に外での広範囲な活動についてです。




 この活動の目的はEM活動の譲渡です。ターゲットになるグループは農業関係者になっております。
 活動の方法としてテレビを使っての情報提供、特定な場所でのデモンストレーション、農業従事者のための農場での訓練、野外研究、最少コストでのEMと糖蜜の配給、普及者として働く方々と農家の方へのパンフレット及びマニュアルの無料配布となっております。






 これは農業関係者のための農地での実用的なEMぼかし作りのデモンストレーションです。このスライドもすべて農地での実用的なEMぼかし作りとなっております。


 この表は、毎年EMぼかしの使用する量が増えていることを表しています。


 1999年から2000年にかけて、30万エーカーにて、EMぼかしが使用されてきました。2000年から2001年にかけて60万エーカーでEMぼかしが使用されてきました。2001年から2002年にかけては100  万エーカーとなっております。
 これがEMぼかしの作り方が書かれたパンフレットです。これは無料で配布されております。


 続いてEM製造設備ですが、ミャンマーには5つのEM製造設備があります。


 今のが我々の国に建てられているEM製造設備のうちの一つです。


 このテーブルはEMの毎年の利用の量を表しております。毎年増えていくのが分かると思います。


 続いて有機肥料産業としてのEMについて話をしたいと思います。
 EMぼかしの生産には4つあります。1つは国全体、各地の農場でのEMぼかしの生産。続いて市のゴミとEMを利用してのEMぼかしの生産です。続いてバイオコンポーザーと呼ばれるサトウキビ、圧縮された土、そしてEMを使ってのEMぼかしです。1年の生産量ですが、毎年5千トン生産されております。


 この生産の管轄は農林省のミャンマー農業サービスになっております。かなり大きい施設となっております。写真の後ろの方に見える建物が市のゴミを利用して肥料を作るEMの工場です。これがバイオコンポーザーを作る工場となっております。


 これがEMを工場へと運んでおります。



 
 これは今建設中の工場です。これが工場にて生産された肥料になっております。これがバイオコンポーザーの作り方、そして利用の仕方が書かれているパンフレットとなっております。


 続いてシュエメイシーという有機肥料産業の紹介をいたしたいと思います。


 原料として農作物の残留物、ピーナツのカラ、とEMなどが使われております。1年に5千トンの生産がされております。この生産の管轄は協同組合省のティアカチョウ協同組合となっております。これが工場の入り口です。


 これが原材料をミックスするために使う機械となっております。




 これが生産された肥料となっております。これは広告に使われております。これはシュエメイシー肥料の使い方が載っているパンフレットです。
 次に将来の展望についてお話ししたいと思います。
 実験の結果から肯定的な結果が農作物の生産、農作物の質、土壌の肥沃、生産者と消費者の安全性、環境保護の面で見られております。そしてミャンマーの農業者、地方自治体などに広く受け入れられております。次に指導と支援ですが、農林省そしてミャンマー政府の高い地位の方々からの指導、支援を得ております。
 有力な指導、支援を得てますので、将来ミャンマーの農業でさらに広くEM技術が受け入れられると確信しております。
 最後になりますが、新技術の導入はミャンマーの農業生産力を上げる際に取り入れられた戦略のうちの一つです。EMの技術は将来ミャンマーの農業にとって重要な役割を果たすと確信しております。
 本日はどうもありがとうございました。

The Theater Event --------
Effective Microorganisms