21世紀の最初のEMフェスタにあたり、このEM運動、EM普及をとおして、私たちが目指しているのは、望ましい未来型社会を作る、ということです。では具体的にはまず安全であるということ、EMの安全性は全ての分野で検証済であります。安全どころかそれを使うことによって、さらによくなる、という、安全であるということです。
その次は、快適である。使ったあとに、気分的にも爽やかで、使って心地いい、そうなりますと何回使っても、使えば使うほどいいと、こういうことになります。
そして3番目は安い、ということです。ローコスト、つまりコストが安いということは、コストが高ければ特定の人しか利用出来ないことになりますので、安くなければなりません。
私が93年に書いた、最初の「地球を救う大変革」、この中にEMを全人類の共有財産にしたいと述べました。実は、当初は私たちがEMを大量に作って、安く皆に供給しようと考えていました。そのうち段々、これでは大変だ、ということがありまして、農家の人、あるいは誰でもがEMを増やして、自分の思うとおりに使えるようにしなければいけないと思い、まずEMボカシの作り方を普及していきました。つまり少ないEMを上手に使う方法です。それからEMの活性液を作る、糖蜜で大体10倍から20倍くらいに増やす方法を教えていきました。
しかし、これを実行しますと、たちどころに、私たちの意図と反して、すぐに偽物のEMが出てきまして、本物のEMよりこれが効くとか、私が比嘉に教えたんだ、という人も出てきて、大混乱を来たしました。
このような経緯があってしばらくEMを増やす技術は伏せておきました。そのうちに研究が進んできて、素人でも出来る方法がわかってきました。今日小学校の子供たちの授業の中でお話しましたけれど、ペットボトルを使って密封するということが簡単になりました。これは昔の人にして見れば、空気を通さないで完全に密閉できるということは神技的なことです。これを利用して、(EMを)ペットボトルで増やす、それから米のとぎ汁で増やすなど、いろんな方法を考えてきました。
また、増やしても変質しないように、種菌をしっかり管理しなければならないということで(製造元である)EM研究所やサン興産業は、私が抜き打ち検査もやりますし、強制的に工場のプロセスをチェックして、しっかり管理された元菌、種の元になる菌を、そして皆さんに間違いなくちゃんとしたものをお渡しして、それを増やす、という方法を提示いたしました。
今では米のとぎ汁で糖蜜や砂糖を使いますと、大体100倍くらいに増やせます。しかしそれでも各自治体やビデオ、映像に出ていたような、また今日発表のあった有明海のじゃぶじゃぶプロジェクト、あのように大量に使うということになりますと、この100倍くらいでは、なかなかはかどりません。それで私たちは、この100倍に増やすときに、これが間違いなく100倍に増えて、なおそれが20倍くらいに増やせるようにすることを考えました。それは、発表の中にいくつか出てまいりました「100
倍利器」という、100倍に増やす、便利の利のついた「100倍利器」というEM活性液製造装置です。この100倍利器で増やすと、100倍に増えた液が原液と同じくらいに内容が良いものとなります。それを今度は20倍に増やす。だから結果としては2000倍になります。自分たちの手づくりで米のとぎ汁活性液で100倍に増やしたから、それを20倍にしたらいいですか、というと、これは保証のかぎりではありませんが、百倍利器のようなきちんと製造出来る活性装置を使ってやれば、結果的には2000倍まで増やせるということになりました。
こうなりますと、思い切ってEMが使えます。こういうことで私は今まで、EMが効かない、と言われると、効くまで使いなさい、とそういう返事をしていたんですが、なかなか皆さんにそれが理解していただけない。しかしこのように米のとぎ汁で増える。あるいはとぎ汁がなければ、米ぬかを0.3
から0.5 %くらい溶いて、米のとぎ汁と同じようなものを作って、それでEMを入れていけば、ペットボトルで密封して、できるだけ太陽にあてても増やすことができます、今までの微生物に対する考え方とは別です。太陽にあてる、そうしてガスが出てくると、ガス抜きをして、ガスが止まった時に出来上がり、となります。
こうなりますともう幼稚園生でも、相当な高齢な方でも、どなたでもEMを増やすことが出来るようになったと言えます。ですから元菌が1リットル2千円だと言いましても、結果的には2トン作れるわけですから、結局種菌の原価は1リットル1円ということになってしまいます。
もちろん、それよりも大きなプロジェクトを進めなければならない場合もあります。これは、ボランティアで出来る範囲ではありませんので、EM研究機構に相談いただければ、相当効率のいい、連続培養システムで対応していこうと考えております。基本的に去年までに、EMの1号に関しては、ほとんど全人類と言いますか、これに係わる人の共有財産として、機能させられるようになった、と考えています。
この研究発表会も第18回を迎えましたが、今までは国内の優良事例をベースに、また国際的な特例を紹介して参りました。今年からは、21世紀は、EMの情報を世界に発信しなければならないということからこの大会を、国際大会というふうに位置づけて、世界の優良事例を皆さんに紹介をし、そしてまたそれぞれの国へ持ちかえって参考にしていただこう、ということで国際発表大会に切り換えました。
同時に、日本の世界保健機構(WHO)協会の後援をいただいて、これからあと、環境問題と健康問題を日本WHO協会と一心同体となって推進していくことになっています。これは非常に重要なことで、今や世界保健機構と共に戦争や内乱や、またあるいは災害で、衛生問題や環境問題の非常に厳しいところにEMを広げてくということも可能になってきました。
今までは、なかなか思い切った活動が出来ない状況でした。おととしお話した例では、台湾の地震のときに、EMのグループが行って、衛生問題を解決して、大変喜ばれたこともありますけれども、やはりこれも一過性で終わってしまいました。そうではなくて、ずっと継続して国際貢献が出来るようにしなければと思っていましたので、今回の日本WHO協会との共同戦線を組むようになれたのはEM全体にとって非常に大きな躍進になるのではないか、と期待をしています。
国際発表大会で発表をいただいた、まず最初の名護君はアメリカ人なんですが、英語教師として日本に来て、その時にEMを知り、ハワイに帰ってからEMを本格的にやりたい、とこういうところから始まりました。ハワイは今、観光が大変です。テロの問題もありますが、それ以前から観光産業の限界が見えはじめてきていました。だから観光産業をさらに育てながら、農業をはじめ環境とか諸問題をEMで片づけて、新しいタイプのハワイの産業を作りあげよう、こういう発想で、彼はEMに取り組みさしてくれました。
彼のグループの方々も、今日もたくさんこの会場にお見えになっておりますが、皆さんが協力をして、ハワイを世界のEMのショーケースにしようと考えています。要するに世界中のEMのモデルになるということです。世界中から観光客がこれだけ来るんだから、ハワイでEMのモデルを作れば、世界中の人がそれを勉強して帰りますので、沖縄とは違います。世界のショーケースにしよう、というのがハワイのEMグループの皆さんの大きな将来展望です。今後の発展が楽しみです。
それから2番目に発表をいただいたチョ・チョ・ミント博士は、発表にもありましたようにEMの国際会議のスタート時点から、ずっと関与されている方です。彼女は自分で大学で(EMの)実験をした結果、これはすばらしいということで、文部大臣にこの報告を行いました。すると文部大臣の方から、この技術で農業学校のモデル校を作り、それを指導しながら普及もしたらどうか、ということになりEMグループと国際的な契約、調印をした国となりました。
でもその後が大変でした。当時は、まだいろんな人や物品の出入また為替の規制があったので、予算を彼女に送ろうと思っても送れません。そこでドルを持って行っても、これまたそのまま渡すと為替管理法違反になる。仕方なくこれを文部大臣に寄付をしてしてください、というような、こういう状況から始りました。様々な周囲のジェラシーもありますから、彼女が海外に発表に出るというのに対しても、パスポートの管理等いろいろあったようです。しかしそれにもめげず、EMの研究がミャンマーの農業を発展させる一番の基本だという信念で、首尾一貫これを進めてこられました。
そうするうちに彼女は段々その評価が認められまして、ミャンマーで初めての女性の正教授になりました。そしてその働きがさらに発展をしていきまして、今ではミャンマー女性の地位の一番最高峰に位置します、大学の副学長、実質は学長なのですが、EM活動を通して、もちろん彼女の能力があったからこそと思いますが、そこへ到達しました。
彼女は今やミャンマーのVIPです。よその国へ行って、自然農法や有機農法や生態系農業とか、様々な農業がありますが、それをベトナムへ行き、あるいはベースになったタイへ行き、色々なアジアの国々の大学の学長、学部長クラスにEMのすばらしさを説明をし、そしてEMの潜在力を押し上げてくれているすばらしい女性です。
EMを普及するためにアジア太平洋自然農法ネットワークという組織がありますが、この中で農林大臣になった人が二人おります。副学長や学長になった人というのはもっと沢山います。何故こんなにこのグループが、そんなにすばらしい地位に就くことが出来たか、とこう考えたときに、やはりEMを通し、自分がある程度犠牲になってもいいから、社会のためにやろう、という心がけの人たちが集まってきて、皆お互いに切磋琢磨した成果ではないかと思います。
ですから今、アジアへ行きますと、そういったメンバーが皆偉くなっていますから、非常にすばらしい仕組みが出来上がってきています。
それから3番目、発表を直接していただけなかったのですが、バンコク都の副助役のナッタノンさん。彼女は去年のこの会場に来て、勉強していました。それまではEMに確たる信念はなかったようです。いいなあ、なるほど、なんとかしなければ、と、こうは思っていたようですが、去年のこの大会に来て、これはやっぱり徹底してEMを進めるべきだという判断をし、そして自分からボランティアでEMを使わせはじめました。そしてボランティア組織を沢山育てました。
たった1年なんですが、タイはベースがしっかりしていますので、あっという間に、あの大きなバンコク都を、もうEMでやらなくては、というかたちに仕上げてしまいました。そういう意味で、この行動力というのもいろんなかたちで皆さんが学んでいただけたのではないか、と思います。
さて、アース大学からはタボラ先生とジェームズ・フレンチ先生、お二人に発表をいただきました。今、日本に来ている有機バナナ、エクアドル等から来る無農薬バナナというのは全てEMで栽培されています。それと同時にバナナだけでなく、エビもです。エクアドルは世界最大のエビ養殖地帯なんですが、そこでもエビのウイルスが非常に問題になっていました。しかしすでにタイでは、エビ養殖のいろんな問題をEMで解決していたので、この結果を受けてエクアドルでもEMの活用を始めました。それでエクアドルだけではなくて、中米各地でエビをやると言ったときには、EMが不可欠ということになってきました。このように最近の中南米でのEMの広がりというのはものすごく大きいわけですが、これはこのアース大学の力によるものなんです。
私たちは4年前からアース大学に客員教授をずっと送り続けています。任期が終わるとまた交替で人を派遣しています。今では大学でEMの工場を持ち、大学で一般農家のセミナーもし、もちろん卒業生も技術的なフォローをしています。それと同時にEM技術者となって育った卒業生は、それぞれの国へ戻るのですが、母国に帰ったときに、大学が様々なサポートするといったシステムになっています。
アース大学というのはまだ若い大学なんですが、非常にユニークです。奨学金を貰って皆大学に来るわけですが、卒業したら公務員になってはならない、というきまりがあります。農業関係の技術者を育て、現場をレベルアップするために作られた大学です。だから大学は実習そのもの、徹底的に現場を鍛えます。よって現場がわかり、また使命感をしっかり持っている人たちが育っています。それに、私の本をテキストにして、このEMの思想と言いますか、共存共栄、未来型社会の思想を創ろうという、こういう意気に燃えた若い人たちが毎年100人くらい卒業していきます。しかもそれは中南米24、5か国から来ていますからそれぞれにEMが迅速に広がるかたちが出来上がってきていて、これから後、アース大学は世界の農業を救うために、いろんなプロジェクト、会議を開いて、EMと一緒に協力しながらやっていきたいということになっています。
ジェームス・フレンチ博士は、今日発表をしてもらったマシュー・ウッド君の母校でありますミズーリ大学の出身で、彼のお蔭で、アメリカの方ではミズーリ大学の農学部、ミズーリ・コロンビアと言いますが、そこの方でEMを今取り上げはじめました。そこで私たちもミズーリへ客員研究員を一人送りまして、アメリカのEM普及の大学としての拠点が出来上がりました。これはもうフレンチ博士のいろんなアドバイスもあって、ここまで来たわけですが、同じようなことをオランダのワーゲニンゲン国際農業大学、これはオランダだけでなくヨーロッパ・ナンバーワンの農業大学ですが、ここを中心にしながらいろんな研究者がEM普及に取り組みはじめています。
またイギリスの方では王室農業大学(ロイヤル・アグリカルチャー・カレッジ)という、これは農業大学では世界で一番古い伝統ある農業大学があります。ここに来る人たちはほとんどが農業経営者の子弟で、しかもチャールズ皇太子が名誉学長をしており、自然有機農業というのを徹底的に重視したカリキュラムを組んでいます。
去る5月に私たちはそこでEMのセミナーを行いました。この引き金になったのも、アース大学の卒業生で、フランシスコ・ザビエルという名前を持つ彼がイギリスの王室農業大学に行きまして、EMの紹介をし、そしてアース大学との繋がりが出来ました。そこで王室農業大学でもEMを製造する、あるいはアース大学と同じようなことをやり、イギリスで大きな問題になっている狂牛病とか口蹄疫などの家畜の病気に対して、EMが効果があることがわかっていますので、EM技術を実用化して、新しい畜産のあり方を、または有機農業の存在そのものが、環境を守り、そして食糧を供給し、人間の健康を守っていくという、農業の本質を取り戻してもらおうということになりました。現在はすでに協定書が交わされて、いろいろと活動を始めたところです。
それから有明海です。私ははっきりと物を申し上げる方ですので、ノリの不作は諫早干拓とは関係ない、と明言したところ、怒って講演会場を出ていった人たちもいました。私は諫早干拓はなんらかの影響はあるかも知れないが、本質的原因は、海の汚染であり、ここをちゃんとふまえないで、原因がどこにかあるというように考えるというのは全く論外だと考えています。先程オープニングの時に、瀬戸内海サミットをご紹介しましたが、そこのモデルになった広島県の内海町、その内海町をお手本にし、そしてさっき発表があったように、熊本の河内町はじめずっと諫早まで、この湾を囲うように、活動が広がっています。ノリの養殖をやっている皆さんもさっきの兼田さんのやり方を取り入れ、一回目の刈り取りが終わりました。収量に多少差はありますが、本当に質のいい、ちゃんとしたノリが採れるようになりました。諫早湾を開けた、閉めた、とは関係なくて、そうなってしまうと、どのように犯人探しを皆さんやるつもりなのとお聞きしたい。やはり海をきれいにするということは陸にいる人の責務でもありますし、当然海にいる人も、酸を過剰に使わないとか、海に害のあるようなノリの加工処理の仕方をしないとか、こういう配慮が必要だということなのです。
また、EMで朝鮮人参をやると、すごくよくなる、ということは前から分かっていました。これは連作すらもとても難しいんですが、出来るようになりました。白井さんはそれよりさらにレベルの高い、田七人参です。これは本当に朝鮮人参としてはランクが上で、医薬品としての扱いを受けているものです。しかしこれも栽培のやり方で、内容のレベルが変化してきます。彼はEMを雲南省に導入して、医学的にもすばらしい効果のある田七人参を作っています。彼はこの中国をなんとかよくするには、沿岸地区ではなく、奥の、非常に条件の厳しいところの人たちを助けてあげないとダメだということから、私たちとの関連が非常に深くなりました。今ではEM研究機構の精鋭部隊として、中国をあちこち指導をしていただいて、そして我々の経験が足りない分をカバーしてもらっています。そこで、ぜひ中国の、彼がやっていることと、彼が見ている視点から、話をしてもらえればと思って、お願いをしました。
最後に発表をしていただいたフリッツさんは今までほとんど毎年のようにこちらに来られていますが、先程のオランダのワーゲニンゲン国際農業大学との繋がりをはじめ、糞尿スラリーの処理について発表して頂きました。実は家畜の糞尿は、ヨーロッパ全体の頭痛の種なのです。この問題さえ解決すればという国はかなりあります。糞尿をEMで処理して、臭いが消え、おまけに化学肥料農薬を使うよりも倍以上の牧草の収量があります。普通は糞尿スラリーで栽培した牧草は牛は嫌がって食べません。ですけれどもEMでやると、これはよく食べるということになります。
最後にマシュー・ウッド君です。彼が発表しているのは彼の修士論文です。彼は私のところの大学院の修士2年生で、もともと彼はアース大学の研究生と言いますか、交換学生で来て、そこで我々の客員教授の新谷君と知り合い、私と知り合い、それは自分はこれをどうしてもアメリカにも広げたいということから、つきあいが深くなりました。そのうち、琉大の私の研究室に来て、本格的に勉強して現場実証しなさい、しかもそれは本当に役に立つ、そういうレベルのものでない、といけないということになり、それで私は彼にミズーリ州から流れている大きな川、ミズーリ川、これは最終的にはミシシッピーに合流するわけですが、この川をきれいにしなさいと言いました。この方法を確立したら修士論文合格させてやろうとも申しました。そのためには大きな下水処理場でEMをいっぱい増やして、それを川に流す。そうすれば必ず川がきれいになるわけですから、それをやりなさいと言いました。そうしたら学生ながらも会社作って、社長になって、いろいろなところと交渉をして、この仕事を本当にちゃんとしたかたちに仕上げてきました。アメリカの生粋のフロンティアの持ち主と言いますか、良きアメリカのフロンティアの精神を持っている若い青年です。私は彼がこのミズーリ川をきれいにし、ミシシッピー川まできれいに出来たら、彼はアメリカの大統領になれるだろうと、彼に言っています。 アース大学にはそういう非常に従来と違う、毛並みの変わった、いい意味で将来を担う人たちがいます。私たちは若い人に、私の場合は特にそうですが、全面的に任せます。何故かというと、未来は若い人たちのものなんですから、おまえたちが責任を持つべきだ。大人がどうとか、大人がちゃんとしないから出来ませんというのは、問題であって、自分たちで責任を持つならどうするか、という意識がないとダメだということをずっと主張してきました。実際にこのマシュー・ウッド君やさっきのザビエル君などは、本当にあの年代で、国を動かすようなことをやってしまう。ですから私はもうこれで新しい世代が生まれてきたなあと思っています。何事も恐れず、未来に向かって挑戦する新しい世代が出てきたなあ、ということで、毎年彼らの成長を楽しんでおります。
いろいろ発表された皆さんの総括をいたしましたが、先程言いましたように、ローコストであるというところまで来ました。これからその次は高品質、ハイクオリティーでないといけません。安くて質のいい、というのは従来の常識に反します。しかしその常識に反することに挑戦をするためには、相当に努力をしなければならないということになります。従来のエントロピーの原則に従うと、安くて質のいいものはほとんど不可能です。しかしEMは、あらゆる汚染を無害化し、あるいはそれをエネルギーにし、そのエネルギーでまた物質を形成していき、その結果環境がクリーンになるという、すごい力を持っています。つまりEMの基本はいつもお話しているように、抗酸化物質です。この世の中に存在する有害なこと、人間の病気や環境が悪くなる、これらは全てが強烈な酸化作用によるものです。人間もさびることで年をとって、またさびがひどくなると、病気になって死んでしまいます。これを防ぐ力があるというのがこの抗酸化作用です。
EMをたくさん増やし、環境中にいっぱいEMが増えると、EMだけが増えるのではなく、自然界では他の菌もEMと一緒にいい方向で増えて、協力して働いてくれるようになります。だからEMだらけになったらどうするかという質問が、また今回もありましたが、そういうことではなく、EMは強烈な酸化作用を持つ微生物の働きを弱め、あるいは日和見的な微生物を悪い方向に走らさずに、いい方向に誘導して、そして皆一緒に自然界をクリーンにしていく、という仕組みになっています。これが抗酸化作用の基本となっていますが、もう一つ大事な点は非イオン化作用ということです。ものは分解していくとき、皆電気を帯びます。ゴミとか汚れは全部電気を帯びていますが、この電気が消えると、ばらばらになります。抗酸化作用が強く、それだけではなくて、非イオン、電気を帯びさせない、これは触媒でないと、そういう現象は起こりません。
ですからEMを使って、ドライ・クリーニングしてもいいし、普通の水洗いでもEMを使うと、よく落ちるようになります。その上に汚れが再付着しない、これは汚れがEMによって電気が帯びていないから、そういうことが出来るのです。電気を帯びてくっついている汚れのを、EMの非イオン化作用で電気をはずす。はずれて洗ってしまったら、この汚れがもう一回くっつくことはない、という非常に単純なことで説明できるわけですが、これは大きな作用だと思います。それと同時にもう一つ強い作用は、これは去年からお話しておりますように、今までは磁気共鳴波動、磁石と共鳴した波動というように説明をしてきましたものについてです。去年からはこれはどうも重力波だというように説明しはじめたわけですが、今年になっていろんなところでそのチェックをしておりますと、今まで私どもがお話していたようにEMの持つ波動は超高周波で、超低エネルギーです。普通は超高周波だと高エネルギーになりますが、EMの場合は超高周波で超低エネルギーで、しかもそれは縦波になっています。普通の物質は壊れてエネルギー出すときは、横波になります。そこで電磁波になり、最後は音波になる。しかしEMでは遺伝子が染色体の中に存在する形と同じ折り畳み式の縦波になっています。つまり、これも従来の科学とはちょっと違うと言えます。私たちが未知の、知らない状態で奇跡的なことを起こしていると、こういうことになります。つまり、EMを使用するとエネルギーを外部から、計算外に取り込む、というか、エネルギー的収入をもたらしますから、汚染もクリーンになり、エネルギーが力になって物質に変わるということが、段々確認をされるようになりました。EMを使ったエンバランスという袋があります。あれで中にシイタケとかナスとか、そういう材料を入れて、実際に腐らせてみて、中の成分が本当に変わるかどうかという実験をされた先生方がいました。この実験から元素が変わって、要するに元素転換がおきたということがわかりました。銀が増えたとか、カリウムが減ってカルシウムが増えたなどという結果でした。今はICPという非常に正確な機械を使いますから、これは計り間違いということのない、正確なものです。随分前に他の解説者から、微生物がそういうことをするという説が出て、ノーベル賞の候補に挙がったこともあります。これは現実に認識しなければいけないわけですが、去年スライドでお見せした砂漠の塩分がびっしりあるようなところでEMを流してやると、いつの間にか、塩分がなくなって、塩素が鉄に変わり、ナトリウムがカリとカルシウムに変わっているという、こういう現象が実際に現れてきていています。つまり、従来の科学では説明がつかない非常に大事なポイントが現場的から浮き彫りになってきました。
EMを使うとあらゆるラジカルを発生を抑制します。元素反応でだーっと反応するフリー・ラジカルがベースにあってラジカル反応を起こすわけですが、EMによってこれが止り、そして全然違う汚れた環境がクリーンになり、あらゆるものが逆エントロピー、私はそのことをシントロピーと言ってますがその方向へ向かいます。エントロピーというのは汚染が増大してダメになることをエントロピーと、簡単に理解していいわけです。
これとは逆にEMは汚染をエネルギーにして、物質化して環境をきれいにしますから、これをシントロピーというように私が名付けて、去年、一昨年くらいからこの言葉を使いはじめています。これは蘇生化現象である、ということが分かってきました。
このようなことからEMの持っている重力波が抗酸化波動となって悪い状態を消し、そして悪い状態になってイオン化していたのも消すといえます。要するに悪くならないようにカバーし、悪い状態を消します。そしてそれにエネルギーを与えるという仕組みがEMの中にあると考えています。
そしてこの基本になっているのが光合成細菌です。もちろん関先生など重力波を一生懸命研究されている先生方の話では、納豆菌にもそれがあるし、乳酸菌にも酵母にもそういうのはある、と言われてます。
私どもがいろんな実験をしていると、やはり光合成細菌の方が、そういう意味では力が強いと言いますか、いろんな部分で、従来言っている酵母や乳酸菌のレベルとは違う作用を持っています。ですからこれは光合成細菌と他の微生物との共同作業というように見てもいいわけですが、光合成細菌なしには不可能であるということもほぼ確認されております。
それで低コストで高品質を、と言った場合に、エネルギーを入れ込む話は重力波に関連していると申し上げましたが、そのあと、やればやるほどよくなるというのは、実はこの抗酸化物質や非イオン作用や重力波というのは、使えば使うほど乗っかっていく、累積していくものであるからで、EMを1回使って効いた効かないという論理はなかなか成り立ちません。何回も使って、よくなっていくと、なるほど、ということになります。
つまりEMを1回使ったからいい、この様に薬的な感覚ではありません。私たちがいろんなバッテリーとかエンジンとか、いろいろな実験をしている時に、EM・ZセラミックスやEMZを入れると、始め1リットル8キロしか走らない車が9キロ、10キロになりますよ。でも1年経ったら、11キロ、2年経ったら、12キロ、3年経ったら、13キロ、中には毎年きちっとそれをやっていくと、5年経ったら、15キロ、2倍くらい燃費が伸びたという例はかなりあります。機械というのは古くなったら燃費効率がどんどん下がります。しかしこれがEMを使うと上がっていきます。EMはすべてを使うとそうです。お家の中でもいろいろEMを使うと、化学物質過敏症の人にも、すぐに効果があるのですが、それをずっとずっと続けていると、いつの間にか、住み心地のいい家になります。
だからEMをやってすぐ傷がぱっと治るんじゃなくて、やっているうちにEMを使っているところにエネルギーが返ってきて、最後は機能性が高いものに変わっていくという、性格があるので、EMを徹底して使うということが、あらゆる場面での基本的条件になるわけです。
ですからこれを薬を使うみたいにとか、農薬を使うみたいにとか、こういう使い方は向きません。もう効くまで、そういう状況の場が作れるまで、一度にたくさんやるよりも、ある程度のレベルをずっと継続していくことが大切です。それから作物の場合は、植えない時は、思いっきりどんとやって土の性質を一気に変えて、それから始めてもいいわけです。
あとでスライドで紹介しますけれども、うちの研究室はなかなか現場の実験が出来なくて、農家の場所を借りたりしていました。去年から農場に一部ハウスを作らせてもらって、同じ場所にピーマンだけ、同じ場所にトマトだけ、同じ場所にキュウリだけ、ナスだけ、というふうにずっと連作を前提にして、ほぼ四作目ぐらいになってきました。
これは耕さない。もちろんEMですから、耕しません。それから化学肥料、農薬は一切使わない。EMで発酵させた生ゴミ使ったり、いろいろEMを使っていますが、1年目はいろいろとうまくいかないこともありました。ちょうど1年半くらいたったこの夏、秋からの植え付けに、思いっきりEMを入れて、それを繰り返していくと摩訶不思議なことに学生の腕が上がったとは思えないのですが、出来が非常によくなってきました。学生は農業も何も知らなず、ただ徹底してEMを使っただけです。
明日、中部を廻るグループの中で、時間の余裕がある場合は、琉球大学の学生が実験をしているハウスに案内出来るかも知れません。そうでなくても、明日は学生もおりますから、農場の奥の方に、園芸学研究室のハウスはどれですか、と聞けば、大体教えてくれます。ハウスは沢山並んでいます。一番奥の方ですから、そちらを自由にご覧になって下さい。
こういうことで、農業の場合は、先程言いましたように、ほとんど卒業したのではないかと思います。それから環境の場合も、さっきの有明海のような大きなプロジェクトが動いてきましたが、これもボランティアでやるにはどうしても限界があります。それで私たちとしては、これをもっと効率良く浄化する方法を考えました。
琉球大学の学内にダムがあります。多い時には15万トンくらいの水があります。これは20何年も放っておかれて、ヘドロの悪臭がして、アオコが出るというひどいダムだったんです。EMできれいにしようとすると生態系を乱すからいけないとか反対する先生が多くて、5年間くらいEMを入れることが出来ませんでした。しかしダムや河川の管理責任は県にあって、県が関係市町村に委託をしていますので、このダムと流域に関係する中城村と西原町に聞いてみると、向こうはきれいにしてほしいと言っていました。学長も、早く比嘉先生のEMでうちの大学の池をきれいにしてくれと言うんですが、なにせ他の先生方が反対するので、どうしようもありませんでした。しかし管理権が大学にないということが解り、また大学の外からは水源として、生活雑排水だけしかダムには流れてこないということがわかったので、その排水に、大学の外から毎週5トンくらいのEM活性液を流しはじめました。様々な現象が起こりましたがダムの水は確実にきれいになり、ダムからオーバーフローして流れる川、下流は全部きれいになって魚も増え、テナガエビも発生してまあ沖縄県の中部にこんなきれいな川があるか、というくらいになりました。こうなりますと、日本で言えば、川の上流の方にダムがあるわけですから、このダムにだーっとEMを入れたり、また畜産団地など、ダムに汚水を流しているところでどんどんEMを増やして流していけば、これはもう河川の環境問題はかなり改善されるのではと考えました。もちろん住民運動で常に流してくれたら、さらによくなるのではないかと思います。そのことは今度は環境だけではなくて、水資源を蘇らせる、または生態系を望ましい状態に復活させるという、こういうプロジェクトがEMでできることがはっきりしました。
29日に、元建設大臣でありました亀井さんに会うわけですが、実は彼は建設族ですから、ダムやそれに対して非常に大きな力を持っています。私としては、ダムに沢山ヘドロが溜まっていますから、EMを思いっきり入れてヘドロをきれいにして、ダムから流れる水がきれいになるということをやったらどうかと、こういう提案したいと思っています。
海外につきましては、来年度からベトナムのODAの調査に入ります。また南米のコロンビアでも、世界銀行がお金を出して、あの有名な汚いボゴタ川をきれいにしようという計画も今進んでおりまして、あらゆる国から、最近はEMの問い合わせが多くなって来ています。
つい最近EM研究機構が調べたところ、40ヶ国ではもうEMの製造がされています。それからEMがなんらかのかたちで入って、普及しはじめたところが、107か国ということが分かっております。
これからはインターネット、それからさっきお話した日本WHO協会との関係でもどんどん広がっていきますので、数年経たずして世界中に広がっていくのではないかと、考えております。
環境についても、去年もお話したように、世界中の飛行機にEMを乗せて撒いていけば、すぐに大気汚染やオゾン層の問題や、あるいは農業生産が今の倍くらい上がりますよとか、炭酸ガスも資源として回収出来る、とか、いろいろお話をいたしましたが、この問題もそういうプロジェクトを組まなくても、世界中が、化学肥料、農薬の問題を根本から考えなくてはいけない、というところへ追い込まれてしまっています。去年私は「甦る未来」という本を出したわけですが、この本の意図するところは、コルボーン博士の「奪われし未来」に対する解決策提案でした。コルボーン博士は私たちの未来は農薬や化学物質、要するに環境ホルモンの問題が深刻化すると、これでもって正常に子供が出来なくなり、子孫の繁栄は、もうあり得ない、だから未来はもう奪われたようなものだと。だから農薬や化学物質はみんな止めるべき、という主張をしました。しかし止めても、これは40年前に撒かれたものも、まだ残っていてなかなか分解しません。しかしEMをやると、それが分解されるということも分かって来ました。残留農薬、化学物質、あらゆる有害な化学物質はEMで無害化するかあるいは分解します。重金属も分解、非イオン化します。そういうことから、今は工業分野を含め、今まで難題だと言われた、化学物質汚染の解決策としても動きはじめております。
それから資源やエネルギーについては、EM・Zの活用で窒素酸化物や硫黄酸化物は、もうほとんど出ず排気ガスはきれいになるということがわかっています。近々、東京都の石原知事とお会いする予定にしておりますので、この点も含めて、ちゃんと提案をして検討してもらおうと、こう考えております。
小型または中型の焼却炉、これは今後の、ゴミ対策で非常に重要な課題です。大型は一応国が考えているわけですが、展示棟の奥の方に、ダイオキシンが全く発生しない小型焼却炉が置いてあるそうです。私はまだ見ておりませんが、これはEM技術をフルに使って作った焼却炉で、これでプラスティックやそういうのを燃やしてもダイオキシンは発生しないないそうです。このような中小型の学校でもどこでも使えるような、ダイオキシンが出ない、ゴミリサイクルと言っても、どうしても燃やさなければいけないものも出てきますので、そういったものにEMをさらに応用していきたいと考えています。
それから既設の炉でも、EM・Zセラミックス等を吹きつけて、炉をちょっと改造していけば、新しい炉を建設しなくても、ダイオキシンが全く発生せず安全なレベルで処理出来るということも分かってまいりました。最近ダイオキシンのお話が下火になっていますけれども、現実に危険は増しているわけですから、この情報を持ちかえって関係者に提供していただきたいと思います。
それからあとは医療問題では、去年はシックハウス症候群や、化学物質過敏症について、いろんな新しい報告がありました。これは新しいお家を建てると、使用された化学物質が健康にいろんな影響を及ぼす。これが高じてちょっと化学物質があっても過敏に反応して、錯乱状態になったりする。これらは、そういう化学物質が引き起こす、フリーラジカル反応なんですが、いろいろな方々が、EMを使ってこの化学物質の作用を抑え、非常にひどい状態から立ち直っております。
そういった過敏症、今の医療ではとても難しいと言われていることを改善することが出来たわけですが、これも本来は日常的にEMで栽培した野菜を使う。あるいはもしそうでない場合は、米のとぎ汁活性液で野菜を洗うとか、会場に展示されているEMホウロウや、EMのセラミックスで焼いた鍋を使って料理すると化学物質がみんな分解されて、健康にいいだけではなく、料理の腕前も一段と上がります。ですから今まではEMを使え、とだけ言っていましたが、その調理する器具にEMを使っていくだけで食べ物が健康によくなる、という非常に画期的な情報です。会場でもそういう材料が売られております。それから食品を保存する時に、EM・Xを吹きつけたり、EM・Xをねりこんだプラスティックのケースに入れて置いておくと、さが長持ちします。
最近はEMを使って、病気にならない家というものが売り出されはじめました。これはコンクリートからペンキから、あらゆる材料にEMを使い、畳の下にもセラミックスのパウダーを入れたりして、全ての建材にEM技術を応用したものです。その家に住むと、今まで、週に1回誰かが病院に行っていたなどという病気がちな家庭でも、誰一人病気しなくなったという摩訶不思議な話がありますが、これは本当なのです。もうすでに何十軒とEMの家が出来ています。しかもその家は耐震性にすぐれていて、地震がばーんと来ても、重力波が働くことで、このエネルギーを吸い込んで、逆に家が強くなるといったような現象が起こります。これは理論的には、まだ解明されていませんが、今後耐震試験として、いろいろなところでの実験を計画しております。ですからこの事実がさらにはっきりしますと、地震に耐える家として、すごいことになるのではないかと思います。これは産業界にとっても大変なことで、地震に強くしかも頑丈で倍もお家が長持ちし、服も全て長持ちするという大変画期的なことになります。
これからはデフレの時代に入りますから、経済成長をしてお金を稼ぐということは難しくなります。物価はもう上がらず、ずっと下がりっぱなしで、しかも世界中が競争しますから、日本でどんなにやっても、中国が安いと、こうなり始めますと、私たちのライフスタイルを変えないといけない。これは結局先程言いました、安全、快適でローコスト、ハイクオリティーの人生を目指さないといけないということなのです。
ハイクオリティーの人生というのは、「足るを知る」。要するに食べること等生きるのに必要な量をちゃんと知って、それで時間的余裕を作り、自分の人生を磨くために、また人のために自分の力を使っていくと言ったような、望ましい人生とはどうあるべきか、ということを設定すべき時代に入ってきているのです。
EMを使えば、丁寧に乗って車は50年、100年使えます。お家も50年保っていた家は100年に延ばすことは簡単ですし、それにさらにEMをもう一回やり直せば、200年でも使えます。お家が200 年だったら、もう文化財です。車なんかは、もう100年乗ったら、買ったときの何十倍の値段になりますね。
このように時間を味方につけて、時間とともに価値あるものに仕上げていく。人生も同じように考えないといけないと思います。そうすると当然ながら、自分を磨くには、ボランティアをはじめ芸術など、沢山の人生の楽しみが待っているわけです。私たちは今までこれを享受することはなかなか出来ませんでした。生活をしなければいけない、あれに負けてはいけない、こういうことにばっかり追いかけられて、自分たちの人生の質をどうするか、というところにまで及ばなかったと思います。でも、このEM技術の狙いとするところはそこなのです。
要するに健康であり不足なく、そして自分の人生を心から考えられるという、こういうライフスタイルを構築すべきだと思っています。
この大会にはタイから40名のミッションが来ております。バンコク都の副知事をはじめサラブリーとサテオの知事さんも来て、王室の部長さんも来ておられます。今タイでどういうことが起こっているかというと、「足るを知る経済」という運動を興しています。300
坪から400坪くらいの小さい面積で、お米が半分くらい、あとは野菜とか畑作、そして防風林の代わりに果物を植えて、トイレから出る水や廃棄物をすべて全部リターンさせて、自給自足をやっています。4人の家族で十分食べて、鶏や、豚も飼い、魚も養っていますので食べてなお得るものがあります。
それが段々広がって、麻薬を栽培していたカンボジア国境の人たちが、麻薬栽培を止めて、皆助けあってうまく行くようになりました。これはタイ国軍がリードした結果でタイが経済不況になった時に、国を守るのも軍の仕事だと言って、軍がEMを現場の農民に指導して普及させた結果です。
今度は東チモールの治安維持に、タイ国軍が行った際にEM普及を担当していたプチェット大佐が総司令官になり、全員EMを持って東チモールに行ったのです。行ってすぐにトイレや下水に全部EMを撒き、そして鶏を飼わせ、魚も飼わせと、こういうふうにして、3か月であっと言う間にすばらしいモデルを作った。国連は皆タイの軍隊はすごいと驚きました。力でもって皆を保護するのも大事なことですが、やはり生活をちゃんとし、衛生状態も解決し、健康状態も解決する、というのが非常に大事なあり方で、今ではタイ国軍は、東チモールではもっとも尊敬されている軍で、しかも軍の未来のあり方を示すという素晴らしい例になりました。
そういうタイの人たちがまた大挙して去年から来られて、俺たちは世界で一番EM先進国だと思ったのに、まだまだ足りんと、取り組んでくれています。それは足るを知ると同時に、全て自分で自分に必要なものを作りだすという、クリエイティブな活動が出来るようになったということです。これを考えると日本の零細の農家でも、活路があるのではないかと常々提案をしている理由です。
今、世界中で問題になっているのは、医療費の増大です。病気になって病気を治すというのはもう一番最後の手だてであって、本質的には病気にならない、ということが基本になります。
去年は『EM医学革命』という本を出しました。あらゆる環境に悪い微生物がいて、これが引き金になるんで、良い微生物に変えた方がいい。今日の小中学生対象のお話でもそれをしました。そのために徹底してEMを使うべき、というように力説しているんですが、実はそこの方はあまり理解されずに、みんなEM・Xを飲んだらどうして病気治るか、どんなふうに治せるかばかりの論議になり、私が意図とするところに展開していないということが分かりました。EM・Xが高価だとか様々な意見がありますが、それであれば別の方法を考えようと思いました。例えば毎日使うものの中に、EMの力を封じ込めて、それを摂った方がいいということで、塩のオーソリティー、日本の自然塩を復活させた、知念隆一さんと私が、「蘇生海塩の驚異」という本を書いたんです。実は塩というのは、強烈な酸化を誘発します。こういう塩は悪魔みたいな悪さをするので、これは減塩をしなければならない。しかし海洋深層水のように、釘を入れてもさびない。何もかもいきいきと蘇生させるという塩もあります。アサヒビールがおいしいのは海洋深層水を使っているからという、説もあります。何をやってもうまくいく、というのが海洋深層水です。200メートルより下、光も届かない、酸素も少ない、温度も低い、有害微生物はほとんどいない、というその場所から汲み上げた不思議な海洋深層水の力を検証したところ、これはEMと条件が基本的に似ているので、EM技術で塩にこの力を持たせて、さらにミネラルのバランス等も考慮し、毎日の塩として使ってくれれば健康になれるのではないかとこういう願いからこの塩を作りました。昨日懇親会に参加いただいた皆さんには1本ずつプレゼントをいたしましたけれど、塩は来年度から自由化になります。ですから本格的には4月1日からになりますが、それまでは試験販売を、EM総合ネットさん、あるいはこれを作っている熱帯資源植物研究所にお願いしております。
私の体験から言いますと、いつも朝EM・Xを1回分、30ccぐらい飲むことで、今までなかなか越えられなかったハードなスケジュールをこなすことができるようになりました。それから、知念さんから自然塩とEM・Xをあわせて飲んだ方がいいよ、と教えられて以来、それを実行していたら、確かにいいというのがわかりました。
EM・Xが効かない、という人が中にはいます。ある先生の説では4割くらい効かないだろうと、いうものもあります。でも私は全員が効いて当たり前、と内心思っています。何故かというと、それは飲み足りないか、生活条件、要するにお家が汚いとか、食べ物を変えてないで、EM・Xだけ飲んで治そうとするから治らないと考えているからです。それならもっと波動を上げた方がいい、ということもあって、効かない人をずっと調べていくと、塩が害ということで、ほとんどの人が減塩をしていることが判りました。そこで私は、自然塩でミネラルバランスの取れた、海洋深層水みたいないい塩なら、これは薬みたいなものですから、EM・Xと一緒に飲んでみて下さいと説明しました。それを始めたら、EM・Xが効かないと言っていた人が、確実に効きはじめて、リウマチなんかもう絶対治らない、と言っていた人が、びっくりするような快復をしたりという例を見ることができました。その体験からやはりEMの力を入れた塩を作ろう、ということでこの塩が誕生しました。ですからこの塩を、5パーセント普通の塩に入れて、2週間くらい封をしておきますと、塩全体が大体似たような波動を持つようになります。塩が100グラム1000円というと、ちょっと高いと思うかも知れません。ですけれど、薬として使うのであれば、1日1回、ちょっと具合悪い、疲れが大変な時は、3回くらいEM・Xと塩を摂っていただければ、身体の隅々まで波動が行き渡って、悪いものをどんどん体外に排除して、正常な状態に戻してくれます。ですからこれも私たちが願っている、本当の意味の『医学革命』に活用していただければと思っております。
結論としては、EMで作った野菜や果物、加工品、畜産品を食べ、クラスターの小さいきれいな水を使い、シックハウスが全く起こらないEMハウスにすれば、それだけでもう病気にはかかりません。生活をきちんとするというのが基本になります。EM・Xを飲むとか、塩というのは次善の策だということをまず念頭においた上で、無理をしたり仕事が大変な時に、日常的な健康維持のためにEM・Xや塩を活用するというようになればいいのではないかと思います。
それでは時間も迫って参りましたので、スライドで、事例を紹介いたしたいと思います。
これはいつも紹介しておりますように、ミャンマーの首都ヤンゴンのゴミを肥料に換えるシステムです。このように集めて、それにEMを撒きます。
1か月くらいで、このように土みたいに分解しますから、それを分別します。
ここで粉砕をして、3分別して、これにEMをかけていきます。このように再発酵という状態にします。EMは何回も処理した方が良い状態になります。
これを肥料にします。そのため段々ゴミが足りなくなって、かつていろいろなところに捨てていたゴミも資源化するということが進んでいます。
これはオーストリアのチロル地方です。ゴミの最終処分地ですが、ここはひどい悪臭で、大変な状態でした。上の方からゴミを積んでいく時に、EMをどんどん撒きました。ここは周辺の千軒近い方々が、実力でゴミの搬入を止めると言っていたのですが、EMで臭いも消え、洗濯物を干しても、くさくなくなり、バーベキューも出来るようになりました。本当にきれいになったので、あのジャケットを着ている住民代表のおじいさんが、私が来たということでお礼にわざわざ見えました。
これはDR.比嘉のEMというステッカーで車に貼って走っているのが、あちこちで見られます。これも比嘉先生、いらっしゃいという垂れ幕で、ここは洗車場です。
この洗車場にEMと洗剤を少々使って車を洗っていますが、この水は日4回循環しますから、車は本当にきれいになるし、水のリサイクルとしてもすごいことです。おまけにこれで車を洗うと燃費も向上すると思います。
これは2年経った、EMの牧草です。抗酸化力が強い、こういう牧草を使って、世界ナンバーワンのチーズを作っています。
EMで栽培した牧草を食べさせて、EMを飲ませて、世話し、その牛乳を使ってチーズを作っています。これはチーズのもと(カード)を塩のプールに浸けるところです。
このようにすばらしいチーズが出来て、今はヨーロッパ・ナンバーワンの品質と言われています。
これはオーストリアの南側で、EMをやった秋小麦です。EMを広い面積でやると、どこを取っても波動が均一になり、どこも同じように出来るようになります。
これは先程お話したチャールズ皇太子が学長をしている世界で一番古い農業大学です。
これは正面玄関ですね。やはり古さを感じさせますが、EM技術にはとてもみなさん積極的になってくれました。
これは学校の前の運動場、右側はサッカー場です。
これは中国の微山湖という長さ135 キロ、小さい幅で5キロ、大きいところは25キロある、長野県が全部入るくらいの大きな湖です。この微山湖は揚子江から北京の方の工場の方に2千キロ水を引こうという壮大な計画の中にあります。つまりこの湖を水が経由して行くのですが、ここがすごく汚れていて、10年ぐらい様々な対策をしたのですが、解決できませんでした。水の入り口はアオコとミドロがこんなに生えてひどい状態です。
この左にあるのは石炭運搬船です。沖へ行っても、向こうに見えるのはヘドロでできた潟の島です。それでこれを汚染源、さき程私はダムに入れてと言いましたが、製紙工場とか畜産廃棄物が出るところで、EMを思い切り入れて上澄みを流せば、このように大きな湖でも本気でやれば5年できれいに出来ます。私は内心で3年だと思っています。
これは、日本の青森県にある十和田湖です。十和田湖は寒いからEMが効かないんじゃないか、と言ったんですが、去年の9月からずっとこのように毎週流していきました。
そうしたら左の、いっぱいあったヘドロが全部消えて、なかなか捕れなかったヒメマスも捕れるようになった。これを見ると、EMは温度が低いからダメ、というのは全然通用しない話になりました。
これは白土君が報告してくれた有明の方の、大牟田の牟田堤というところです。家庭雑廃水が全部入って、このような池になっています。ですからこれは小さいダムと一緒です。
ダムのこの場所にEMを思いっきり入れると、この上澄みの水が下る50メートル下では、こういう清流になってしまいます。琉球大学のダムの場合でも同じです。
これはEMを入れた学生のメンバーですが、この排水口から入れました。
この排水路をずっと通って、これがそのまま大学に流れ込んでいます。ここがダムの入り口です。このあたりに来るとかなりきれいになります。
そして、今はアオコが沈み、こんなきれいな色になり、透視度が高くなってきています。
これは放流口の近くですが、1か月半くらいでこんなにきれいになりました。
放流口から流すわけですが、これくらい上流がきれいになると下流はどんどんきれいになっていきます。
このように下流はもう清流の感じで、すばらしい状態に変わってきました。
これは先程ビデオで紹介あった、山口県大島郡橘町、ここでEM瀬戸内海サミットを行いました。
ここで山口のEM活用の代表をしております浦上さんが、このタンクを20ぐらい並べ、海水でEMを増やして、海へじゃんじゃん流しています。
このようにして、相当な量を流しますが、コックをひねったらがばがばと、ものすごい量のEMが海へ流れるようになっています。このタンク一つが1トンです。
これは鯉の姿が見えますが、岩手県の盛岡城のお堀です。ここは底がなかなか見えなかったのですが、今は魚がちょっと見える位に、本当にきれいになりました。5月からEMの投入が始まって、9月頃には、きれいになっていました。
これは、木の葉が浮いているように見えますが、実際にはこの玉ジャリもぬるぬるが取れてきれいになっています。
さらにこのダムの水も本当にきれいになって、鴨とか、野鳥がずいぶん飛んでくるようになりました。
ちょうど行った時に、鴨が群がっていまして、普通はこうなるとフンがいっぱいになって、とても大変なんですが、6、7、8月と3か月くらい徹底してEMを入れたら、このようにきれいになってしまいました。今岩手県は、あらゆるところでEM活動が展開されて、非常に大きな成果を挙げております
農業ではEMを徹底して使うと、こういう限界突破が起こります。だから遺伝子組み替えとか、化学的農業資材、そういう手法は全く要らないと思います。
この大根は17キロあったんですが、これは福祉施設の皆さんがボカシを作って大きい大根を作るのに挑戦をした結果です。とってもおいしい、梨みたいな大根でした。
このみかんもよくなっています。
このライチも普通はこのようになることはありません。
これは私たちの大学の園芸教室のハウスです。外も花を植えたり、きれいにするように努力をしていますが、このセメントが、実は雨が降ったら、どろどろになっていました。セメントにEMを混ぜて、それからセラミックスも少し入れて、1回上から貼りました。土にEM、セメントも混ぜて、たたいて、貼りました。素人ですから薄く貼ってしまい、またぱらぱらになったので、また上から同じことをやり、前の古いセメントにぴたっとくっついて、ちゃんとまともなセメント舗装並になってしまいました。これも参考にされたらいいと思います。
これはさきほどお話したピーマンです。
この品種はベル型と言って、非常に木に負担のかかる種類なんですが、この大きさで、この高さで、これだけなって、先端がいじけないという、これも限界突破を始めています。
土の上に置いたのは生ゴミで、EMで処理された生ゴミを置いて、ただ草を敷いて、それを被せているだけで、2年間、全く耕していません。そして同じ所にピーマンをずっと連作していくことが可能なのです。農業では耕さない、農薬科学肥料を使わない。要するにそれだけでも革命的なことだと思います。
このナスも、葉っぱは大きいんですが、すごい勢いで生長しています。
これを見ますと、ナスの花がトマトの花みたいに複数について、下の方も一つの花に3個くらいナスの実が付いています。
これも同じです。このようにトマトみたいななり方をするので、ナスが2倍以上収穫できます。キュウリもこれくらいの葉っぱで立っているという状況は普通はありえませんがすごい勢いで、生長しています。
これは反対側の畝なんですが、この畝の向こう側がトマトで、トマトは写真が準備出来ませんでしたが、始めひょろひょろしてどうなることやらと思っていましたが、今は本当にいい状態になってきました。
これは清見というミカンです。2001年の10月18日、先月です。この残りは今日食べました。このヘタにEMセラミックスを塗って、EMの保存袋に入れただけで、10月まで保存出来ました。この時までは味は正常です。
リンゴも同じです。皺になったリンゴを実験に使ったんですが、10月18日ではこうです。昨日最後のリンゴを食べました。これも本当に全く問題がないということが分かりました。これは食品を加工したり、貯蔵する時に、EMが大変な威力を発揮するということです。
これはEMで栽培したキャベツの芯なんですが、置いておくと色も変わらずに芽が出てきます。これを植えたら苗になるという、要するに抗酸化力が強いと、悪い微生物が減っていくということの証明です。
今日も台湾から20名あまりお客様が来ておりますが、台湾の山脈に2000年以上の紅ヒノキがあります。このなかで、いわれのある木を選んで、ご神木、神様の木として、天然記念物として指定しています。このうちの2本が枯れて、3本めがおかしくなった。
このように幹も枯れて、上の葉も落ちて、芽がしょぼっと残っているという状態でした。これをなんとかしてくれ、台湾の代表団の黄さんが、私にこの写真を持ってきて、相談されました。いや、これは助からない、でもなんとか出来るでしょ、というところから、EM・Xを500倍くらいにしてまき、EM活性液も、それから1年以上経ったボカシを徹底的に根にも幹にも撒いていきました。合計で7回やりました。
そうしたら奇跡的に生き返ってきました。この木に私は去年会いにいきました。そうしたら昨日、もう1年来てこの木に会ってくれと言われました。
私の指導を受けてこの木が生き返りましたという、関係者の名前の入った、大きな看板があります。
これは千葉県印旛沼の、樹齢450年の山桜です。これも枯れかかって、EMボカシやEMをかけました。これは須藤さんが実際にEMを使っています。そうしたら今年はこれよりもさらに良くて、沢山の人がこれを見にきて、EMを勉強した、ということです。
最後になりますが、活力自治体フェアが2002年に、幕張メッセで、1月29、30、31日あります。これは「蘇る日本」というテーマで開催されますが、これは各自治体が活力を増すためにどうすべきか、ということで活力ある地域の事例を出してもらうことになっています。このイベントの中で、EMのグループが最大のスペースを取り、この中でEMを使えば各自治体が元気が出る、こうすれば自治体がよくなりますよ、と、こういうことを提示することになっています。関東の方々は是非参加いただければと思います。
昨日もシンポジウムに出ましたように、福井県の宮崎村では、平成6年以降、EMを使いだしたら、平成6年の時よりも人口は相当増えて、医療費は減り、その上、交通事故とかもめ事が減り、これはもうEMのお蔭としか思えない、ということを村長さん言われました。そういう意味で村ごとEMを使い、共存共栄社会というモデル社会が、さっきの安芸津町をはじめ各地で出てきたことから、21世紀は理屈ではなくて、どうEMを使って、私たちの望ましい未来を作っていくか、ということがこれからの課題になると思います。取り留めのないお話になりましたけれど、時間になりましたので、これで私のお話を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。