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簡易有機農業分科会
EMフェスタ2001
専門分科会
『EMスーパーセラ応用による簡易農業について』


コーディネーター
岩瀬 尉司 (株)イーエム総合ネット

パネリスト

今井正直 (有)イーエム総合ネット弘前
岩井和廣 (有)岩井商事
真瀬垣初江 EM長野環境を考える会
黒木義貞 かごしま有効微生物研究会
安藤成昭 (株)イーエム総合ネット
2001.11.17

司会:
 本日、若輩者で恐縮ですがコーディネーターを務めさせていただきます株式会社イーエム総合ネットの岩瀬と申します。よろしくお願いします。
 簡易有機農業分科会ということで、私ども株式会社イーエム総合ネットで普及・推進を行っているEMスーパーセラ応用による簡易農業についてパネラーの方々に事例を発表していただくことにより、会場の皆様がご理解を深めていただければ幸いです。
 それでは、私の方からEMスーパーセラ応用による簡易農業について簡単に説明させていただきます。EMスーパーセラ応用による簡易農業で使用する、重点資材3点セットについてです。左からEM拡大液製造装置百倍利器2です。活性液については良質の活性液を大量施用することが成功のポイントです。効果としては直接的間接的な抗酸化物質の生成を行います。右にあるのが米ぬかペレットsynです。これは微生物増殖の餌的な役割を安定的に果たす役割があります。最後に真ん中にあるのがEMスーパーセラ発酵Cです。この特徴といたしましては、土壌中にてEMに同調し、協力してくれる在来の微生物の活動を盛んにします。その他、土壌中の有害物質の活性化を抑制、有機物の安定的な分解の促進、植物の生育促進、収穫物の質と量の向上、病害虫の抑制、炭化構造の特性とリンクして保肥力を高める等の効果があります。
 これらの資材を基本として応用することにより、今までの手数がかかって収量が少ないといった有機農業の常識を、手数が少なく収量が多くと根本的に変えることがこれらを使うことにより可能になってきました。
 ここで、新潟県にて大豆の栽培試験を行った例を挙げてEMスーパーセラ応用による簡易農業について説明いたします。
 本年度、新潟県トップ大型JA、JAえちご上越では営農振興課が中心となって水田や、おそらくこれは日本一ではないかと思うんですが、1300ヘクタールの転作大豆でEMを活用した新たな取組が行われました。
 大豆では連作障害が問題となっています。大豆栽培では、そもそも根と窒素を固定する根粒菌の共生に特徴がありますが農薬や化学肥料で根粒菌が活動できない特徴も従来の栽培法ではあります。
 そこでEMスーパーセラ発酵Cの特性を最大限に利用することによって、土壌を肥沃化し、窒素固定菌等EMと同調して増殖する微生物の活動を活発化させることにより、連作障害対策に取り組みました。

(ビデオによる説明) 

 まず導入した結果でありますがここは去年まで水田、稲を作っていまして、今、生産調整で豆を作ろうということを考えまして、豆については大豆なんですが、エンレイという品種を作っていたところです。ここは1年目の水田からの転作の圃場ですので試験的に向こう側の一反五畝を普通の慣行栽培にし、こっちをEM菌を使った栽培にしてみました。
 最初EM菌を使った時は、すぐに播種が出来なかったものですから、向こう側を約10日間から2週間早く豆まきをしまして、こちら側を2週間遅くしました。5月下旬に向こう側を蒔いて、こっちを6月の10日ごろ蒔きました。最初は差がずっとあったんで、「これは失敗かな」と思ったんですが、今見てもらっている通り高さがほとんど変わりなく生育状況は順調というふうに思っています。
 ではEMと慣行栽培とどこが違うかというとまだ細かく分析してないので、豆のつき方ですが、ちょっと草丈が短いところはちょっとついていて、長いところはバラッとついてますけど豆のなり方が大変いいんじゃないかというような感じがしております。
 連作につきましては毎年大豆を作っているところがありまして、連作というのは、ダメで、やはり地力が衰えるというところがあります。品質が相当落ちたり、また、後で映像にも出てきますけど黄色くなったりして枯れ上がるという症状が出てきます。そうしたのを防ぐために、土づくりを絶えずやりそこにEM菌を使わせていただいて作りました。若干、高さ低さとかあるんですけれど一回目にしてはよくなった、というふうな感じがしています。
 先程説明したとおり、毎年、ここで大豆を作った圃場ですけれどたまたまこの4列は野菜も作りまして、こっちは大豆を作っていました。それが肥料不足、一般的に言う連作障害的な葉の枯れ上がりがありまして、実際見ていただいたこのような形になってしまったということです。来年は、地力回復を基本にやらなきゃいけないという状況だったと思います。
 では、ここが先程試験区の他に毎年連作大豆を何年も作っていてあまり色がよくならないので、そこでEMを使ってセラミックスを入れて作った大豆です。大豆を見ていただいても百パーセントいいとは言い切れませんが、葉っぱの枯れ上がりが少ないとか、それから高さが出ています。去年まではほとんど大豆が育たない状態でした。しかし今年EMセラミックスを使って地力を作るために、昨年度の秋からそういう準備に入ればよかったんですが、たまたま春やったんですが見ていただいているとおり、若干の葉っぱのアガリの赤い、黄色いところもありますけど全般的には、見劣りしない生育状況です。実際、土はここのところずっと田んぼだったんですけど10年ごろ前から用水、水が入りませんので畑状態になっております。周りを見ていただいても、野菜物だけであって、水田の場所がほとんどございません。従って、ベト(土)も先程の水田のベトとはほとんど違い細かくて、大豆を作ることによって肥料が吸われて、毎年毎年同じ作付けをしていますので当然地力が落ちてきた。そこへ豆を蒔いてもなかなかよくならなかったというのが去年までの状況です。
 今年はこのようなかたちになりました。一部においては若干の葉のアガリもありますけれど、これが来年、再来年、2年、3年後になりますともっとよくなって来るだろう、というふうに思っています。
 今のは風が強い日に撮影したものでうるさかったと思うんですが、生育中の映像ですが、無事収穫できました。連作障害も回避できたということでこの結果を踏まえて、JAえちご上越では来年、大豆はもちろんなんですが、高品質の枝豆の生産に三点セットを使用する方向で今、検討されています。また、水田の方でも2月25日に比嘉教授にお出向きいただいて、特別栽培米農家を対象とした勉強会を行う方向で来年に向けて動きが活発化しています。
 それではパネラーの方々に、実際に使用している現場を中心に説明していただきます。よろしくお願いします。最初にビデオが流れますので、その後コメントをつけていただくというかたちで、コメントはこのベルを目安にしてお願いします。
 一番に紹介しますのは、EM長野環境を考える会、代表の真瀬垣 さんです。真瀬垣さんには長野県で果樹では難しいとされていた無農薬栽培について、ブドウ栽培での取組、農薬、化学肥料なしでは考えられない高原野菜の企業農家での取組について説明していただきます。よろしくお願いします。

<ビデオ>

問い:

それでは、現在のEMの使用状況をお話ください。

答え:

 4月の終わり、20日頃にボカシの2型を10アールでいうと300キロぐらいボカシを蒔いて、1週間以内に活性液の250倍液を10アール当たりで1500リッター(活性液とセラミックスと入れたもの)を散布した。また今年はその後1度目は4月の25日、2度目は7月の20日ごろかな。活性液の250倍とセラミックスの1000倍液を混合したものを地面へ10アール当たり1500リッター散布した。その6月の、展葉6枚目の時にSSで今度は両面散布、それはセラミックスを1000倍と活性液の250倍液を10アール当たり300リッター散布。それを展葉6枚目とそれから袋かけの7月の30日から5日おきに今まで3回散布。

問い:
 それでは、樹体における変化の方もお願いします。

答え:
 以前はこのブドウの枝が、弱ってきてこういう枝しか出なかったのが、EMを使ってからこういう立派な枝がいっぱい出るようになったということですかね。比嘉先生が言っていたのですが、EMを使うと木が若返って活力が出るとこう言われたのですけれど、まさにその通り。こういういい枝がたくさん出ているということはね、非常にいいこと。

問い:
 収量と品質についてお話を伺いたいと思います。

答え:
 収量は、この辺は標高が700mありまして通常ですと10アール当たり1トンから1.1トン程度しか採れなかったのですけれど、うちでは去年、比嘉先生に教えていただいてこの芽の状態や樹勢から言って2割ぐらいよけいにつけたらどうだといわれ実行しました。去年も実際には1.5トン位採れたのですけれど、今年、この状態でいくと去年を上回るんじゃないかなあ、とこういうふうに思っています。
 糖度は、この状態でいくと、普通は17度から18度で出荷が始まるけれど去年もほとんど20度を超えるような糖度になって、お客さんに非常に喜ばれたほど糖度が上がった、それから樹勢がよくなった。収量も多くなった。

問い:
 ブドウの粒についてはいかがでしょうか。

答え:
 粒は見ていただいたとおりこの辺では、通常は10グラム程度ですけれど、下の方の標高の低い地帯では12グラム位いきますが、見ていただいたとおりここでも12グラムを上回る13グラムを超えるような粒がついている。だから来年からもう少し、この粒数を少なくしても大きい房ができるんじゃないかな、と期待はしてます。あとは肥料は一昨年までは、いくらか慣行の施肥体系で行ったのですけれど、去年からずっと減らして、今年は化成肥料は一切入っていません。だから、肥料代はボカシを使ってからかなり減っていると思うんです。まだ計算してみないですけれど、10アールで2、3万円は少ないかなあという感じです。

問い:
 作業的にはどうですか。楽になりましたか、昔と比べて。

答え:
 作業は別に楽にはなりません。こんなに良くついちゃうから、ただ剪定はうんと楽。いい枝が出来ているから。前は弱いタネ枝だけだったから剪定するのにかなり苦しんだけど、今はこれだけ伸びてくれるもんで剪定はうんと楽ですね。棚下へ20パーセントの光が落ちるようにやるといいのですけれど、先生に言われたように、EMを使ってから葉っぱが立っちゃうもので、かなりの枝を置いても、うんと棚下が明るくなっちゃった。このことが非常にいいことだなあと感じているんですけれど。
 秋、クイーンには去年まではこんな大きな房は出来なかった。通常だと巨峰より遅く上がるのだけど、今年はこんないいブドウになっちゃってうちでもたまげているところだけど。

問い:
 何日ぐらい早い?

答え:
 1週間以上、10日以上早くできちゃう。普通はこんないい房できないんだけど。

問い:
 では、慣行栽培からEM導入への経過をお話ください。

答え:
 EMを導入してから、まず最初に変わったことは、農薬を使わないこと。それにはどうしたらいいか、ということ。まずEMを十分にやるということ。金にこだわらない。ぼんぼんやる。最低、比嘉先生は300リッターと言うけれどももっとやった方が、短時間にいいもの、病害虫のないものができてるような気がする。

問い:
 現在は、どうでしょうか。EMをこの畑とかにも導入されていると思うのですけれども、今まで農薬を使ってきた量とEMを使ってきた量で、例えば10アール当たりにどのくらいセラミックスとか活性液とか使っているんでしょうか。

答え:
 基本的にイーエム総合ネットで言っているとおりでセラミックスは10アール当たり10キロ、活性液は300リッターぐらいは目標だけども、まだ百倍利器が小さいもので畑中に散布できないのが実態。  そこで、自分の尺度としてEMのセラミックス、それと活性液を試験圃場みたいなものを作ってEMと慣行の方の違いと、適当なEMのやり方の違いをそこらをはっきり解明して尺度をもった感じ。

問い:
 現在、使ってみてレタスでは玉の大きさとか伸びとかでは使う前と後とでは変化がありますか。

答え:
 根が張って病気になりにくい、ということは事実だね。

問い:
 味の違いとかはいかがでしょうか。

答え:
 味は糖度間違いなし、ばっちり。

問い:
 ご自分でもいつも食べられていますか。

答え:
 ええ、畑で試食。それはまず原点に戻って試食している。

問い:
 この畑には実際にどのぐらい入っているのでしょうか。

答え:
 ここは軽井沢で、今年初めてのところだから米ぬかペレットを7袋ぐらい、全部でね。10アールで。それから米ヌカが300キロ。

問い:
 それとセラミックスと活性液を? 軽井沢の土はどうなんでしょうか。こう見ていただいて。

答え:
 この土地は決していい土地じゃねえんだ。軽石ばかり、石ばかりで真っ黒な砂。この砂が落ちねえんだ。汚れて。

問い:
 こうして採った後の根を見ると、かなり根のいい張りがしたり・・・。これすごいですよね。

答え:
 この種類は根の出にくい種類なんだよ。

問い:
 それでこれだけ出るってことが、EMを使った差でしょうか?

答え:
 たぶんそうだと思う。だから割りかた変形木は少ないんだよ。EMに惚れたわけじゃないけど、これからの農業はEMを使って活性液をぼんぼんやって減農薬、これがわれわれ生産者の使命で、国民に要望される一つでございます。だから、ぜひEMを使って活性液を300リッター以上、ボカシは300キロ以上で安全な美味しい野菜を供給するのが義務だと思っています。
 鮮度?ホウレンソウの長持ちするのにはたまげるんだ。収穫して5日置いておいても色そのまんまだ。普通はすぐ黄色くなるんだよ。そうならない。うそじゃない。だから、今、業者に出しているんだけども、業者が必ずその日に持っていかない。変わらないってことわかってるから。それで次の日に、四国に納めるんだけど、それでも大丈夫だよって言ってるもん。だからああいう軟弱野菜はすぐ腐る、変色するのが当然だけども、EMのお陰だと思っている。ホウレンソウは葉も大きいし、食べて美味しいし。
 セラミックスはいいということはわかってるんだ。で、先生の方に値段の方ももう少し安くしてもらって・・・。そうしてお互いに量を使うことによって美味しいもの安全なものが供給できれば、お互いに喜ばれるから先生よろしくお願いしますよ。

真瀬垣:
 長野県の真瀬垣と申します。今見ていただいたように、EMに出会ってみな楽しい農業をしております。私たちも農薬を使っているときにはもっと暗い顔をしてたんですけども、本当に明るくみなさんに安心していろんなものを供給できるように、ここのグループは8名となっていましたけれど、今浅間ファームとなりまして百倍利器も各家庭に1台ずつ入っております。
 そして、本当にイーエム総合ネットで言われるようなセラミックスを使って日本一の農業を目指そうという目標を持っておりますので、3年目ですけれど、ベト病とかいろんな病気がありましたが、それを全部クリアー出来まして、ただいま見ていただいたのは会長さんなんですけども、会長さんも、「本当によかった」と。
 EMの一番だめなところは、基本に基づいてきちっと勉強しない人は必ず失敗します。失敗すれば、またそれは成功の素ですからね。失敗も喜んでやらなければならない、ということもよくわかっておりますけども。
 比嘉先生がおっしゃっているように教えていただいたようにやれば、出荷目標よりもかなり多く箱数は出ます。はぶけがないということですね。植えて必ず、何千本って植えるんですけども、その中で必ず何本かのいろんなミスはあるんですけどもそういうことがなくなりました。それが高原野菜の方ですけども何十町歩とありますので、すごく大変です。
 今、発酵品も使いますけれどペレットもかなり使わせていただいております。本当に簡単な農業になって、今までボカシを作ったんですけども、そういうときは1トンとか10トンとか作ったんですけどもペレットを使うようになってからはかなり楽になったと思います。それから、ブドウの方は皆さん見ていただいた通り、大体説明が出来たと思います。
 もう一本、今日持ってきたのは、これは3年目のナガイモです。やっぱり指導した人が大きいせいか、なるナガイモも大きくなりまして、種は同じなわけです。だけどもこんなふうになります。これはどうしてなるかというと、10アールに450キロのボカシを入れて、EMスーパーセラ発酵Cを20キロ入れまして活性液を使っております。
 葉面散布もEMスーパーセラ発酵と一緒にさせていただいて、去年あまり大きかったので今年は小さいのを作ろうという目標でやったんですけども皆さんもしお帰りになる時に食べてみたい人は3年目ですので、味わっていただくとわかりますけど切って置いといても、一週間経っても、10日経っても大丈夫です。皆さん10日経ったナガイモ食べたことがありますか。切ったらみんな黒くなってしまいますよね、ナガイモっていうのは。うちのは農薬、化学肥料一切使ってませんので一週間置いといていただいても、全然黒くなりませんし味もとっても美味しいです。
 もしよろしい方は、帰りにこの辺をかじっていってお味見をしてみていただきたいと思います。

司会:
 ありがとうございました。  2番目に紹介いたしますのは、有限会社 岩井商事の社長である岩井さんです。
 岩井さんには神奈川県三浦市で美味しい大根、ブロッコリーの栽培に取り組んでいる例についてと、茨城県大洋村にて高品質のイチゴ栽培について説明していただきます。よろしくお願いします。

<ビデオ>


答え:
 EMを10年は入れている。

問い:
 もう使われているということですね。当初と今とでは大きな違いはありますか。

答え:
 EM入れたからって微生物っていうのはわからないから。ただ食べて味が違ってきているなあ、っていうのはわかるけど、その微生物が畑の中でどういうふうにっていう詳しいことはわかりません。

問い:
 味は確かに始められたころに比べるとどんどん良くなっているという?

答え:
 美味しいっていうのかなあ、甘くなっている。今も食べたんだろうけども。

問い:
 甘いですね、確かに。

答え:
 前は、やっぱりいくら青首でもちょっと辛味があったとかしたみたいだけれども、大根の品種にもよるんだろうけども。おろしで毎朝でもないけど食べてても、甘味はある。

問い:
 今、同じ青首と比べると甘味の点でまず違う? 大きさとか形とかにも影響してますか。

答え:
 普通の化学肥料をそんなにやらないでも、生育の方も少しは違っているんじゃないかな。

問い:
 病害虫とかはどうですか。

答え:
 それはやっていても毎年の陽気でも違うし、同じように作っていても天候に左右されるから出るときはどうしても出ちゃう。今年なんか雨が多い。だからやっぱり、この畑ではそんなに出てないけど、周りの畑では出てる畑もあるし。

問い:
 こちらの畑では、今回出なかった?

答え:
 出なかった。

問い:
 出るときもある、ということですね。そういう時にはそれなりに対処されている、ということですか。

答え:
 そうだね。

問い:
 ここは直売やっているんですね。直売やっているから、食べてうまければ売れるんだよね。値段が高かろうが安かろうが、不味ければ売れない。売れているうちは食ってうまい。うまくて、次に、この品物は農薬を使っているのかいないのか、安全性は次に来る。その辺でいけば、食べてうまいというのは直売向けですよね。

答え:
 そうだね、お客さんの反応は直に来るからね。

問い:
 反当たり、今どのくらいの肥料を入れられていますか。

答え:
 EM菌ボカシを一反に300 キロ。

問い:
セラミックスはどういうかたちで使われています? そのボカシの中に入れられているんですか?

答え:
 そうだね。

問い:
 ボカシの中にも入れて、そのボカシ自体を畑に入れているということですね。後は適宜、葉面散布に使っている。葉面散布の場合は液ですよね。EMの活性液を希釈してという感じですか。

答え:
 そうですね。 ブロッコリーについて  一緒にやっているメンバーの方たちですけども、グループの名前はそこの箱に書いてあります。「きんてん」というグループの仲間です。それで、今日集まって頂いている方は、ブロッコリーを一緒になって作っている仲間ですので、ブロッコリーの中でEMのセラミックスも含めてどういうふうに使って、ブロッコリーを作られたか、2、3、皆さんの方に聞いてみたいと思います。ブロッコリーを作るもとは一緒なんですけれど、後はもとを入れてからの使い方、活性液とセラミックをどういうふうに使われているのか聞いてみたいと思います。
 EMの活性液とセラミック、合わせて葉面散布やられている方はいますか。

答え:
 背丈も締まるような感じだし、わりにがっしりできるような気がします。

問い:
 変化として、どの部分がEMを使ってみて感じるとこってありますか。例えば、病気が少なくなる、虫が少なくなる、食べて美味しいよ、って言われるとか。堆肥に活性液使うと臭いが出なくなるような、異臭はします?  
 去年からEMの活性液なんかは、ドバドバ使えっていう表現に変わっていますけれども。その辺、使う量を増やしてもどうです?

答え:
 粘土質の畑が雨後すぐ入っても足の裏につきにくくなっているのを感じます。

岩井:
 ただ今、三浦の事例なんですけど三浦は耕地面積約千百町歩あります。そのうち、今年は大根が800町歩、ブロッコリーは2町歩作っています。
 25名のEMをやってる農家さんで、今、紀伊国屋さんとか大田市場のダイハルさん、結構高級なスーパーさんに納めている仲買さんがいてその方がちょうど一週間前に三浦に来まして、現在のビデオを取材したところです。
 去年からブロッコリー、まだ三浦で作り始めて2年目なんですけども、すばらしいブロッコリーが出来てます。ほとんど空洞がありません。去年、兼子さんのところで最初試したんですけど、背丈が伸びない、伸びない代わりに茎が太って、茎が非常に美味しいんです。それで今年もそれと同じ状態にできています。完璧ですね。無農薬で作っています。あと大根もほとんどそれと同じ状態で作っています。基本的にボカシは300キロ入れます。300キロボカシを作るのは大変ですので、100キロは米ぬかペレットSyn、後は米ぬか、200キロから300キロくらい一緒に撒いて、耕起しちゃいます。あと必要な魚粉とかいろんな有機資材を入れて、土の中で発酵させるやり方です。大体2週間くらいおくとほとんどいい発酵になりますので、そういう簡単なやり方でやっています。
 果樹だと500キロくらいですか、水田は100キロも入れれば十分できます。私は10年ほど前からペレットを使ったやり方をやってんですけど、セラミックスが出てからは非常に発酵状態がよくなりまして、簡単にできるようになりました。それと、百倍利器を併用すると完璧ですね。10アール当たり300キロ散布してやればほとんど失敗はありません。
 失敗する例なんですけど、水分が足りないと虫が発生します。これだけ注意してもらえば大丈夫と思います。


 次に、大洋村のイチゴを紹介します。スライドをお願いします。これは、大洋村の深作農園でやっています。「たっしゃかメロン」「たっしゃかイチゴ」の看板ですね。今1億円を超えています。メロンが3ヘクタール、イチゴが1ヘクタールで、今年は2反歩増やしまして1・2ヘクタールやっています。次お願いします。


 これは深作さんご夫婦です。これは相当前の写真だと思いますけれど、今イチゴは無農薬栽培でやっています。もう発酵Cを使うようになってから病気が出ないんです。もう5月の連休まではまったく病気出ません。だから農薬使わないから毎年2反歩、3反歩と増やしています。作ったイチゴは全量直販で、完璧に今売り切れ状態ですね。あと3週間ぐらいで、またイチゴ販売がはじまります。


 これは「女峰」ですね。


 これは「とちおとめ」ですね。 これは今年の状態です。イチゴ栽培を18年やってますけれど完璧です。文句言うところない状態ですね。深作さん本人もそう言っていました。




これが1週間ほど前の状況です。完璧ですので、イチゴ作っている人が見学に来て、唸っています。


これはメロンです。


干し芋なんですけど。この干し芋もほとんど売り切れ状態で、毎年完売しています。以上です、ありがとうございました。

司会:
 ありがとうございました。それでは3番目にご紹介しますのは、かごしま有効微生物研究会代表、黒木さんです。
黒木さんには、鹿児島県の南端、徳之島でのマンゴー栽培について通常一枝に2個程度しかつかないマンゴーの果実が11個ついたという、限界突破についての説明をしていただきます。よろしくお願いします。

<ビデオ>

問い:
 以前は、かなり農薬とかは入れないとマンゴーは出来ないものなんですか。

答え:
 うちはあんまり使わない方だったので、ほとんど収穫がなかったんですけどEMになってからは、先の見通しがつくようになりました。

問い:
 EMを使われて何年ぐらい?

答え:
 4年ぐらいなります。

問い:
 4年前に使われた時と、いまかなりマンゴーがよくなられているんですが、手応えとしてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

答え:
 そうですね。やっぱり自分も一番健康のことについてはよくなったし、木も同じように生長していっていますね。手応えと言えば、実の量が多いことね。

問い:
 収穫の個数そのものも多くなっているということですか。

答え:
 そうですね。

問い:
 実自体はどうですか。

答え:
 私としては全面納得いっています。

問い:
 そうですか。木の生長、葉の状態はどうでしょう。

答え:
 こういうのも一緒ですね。固くなって、生長もいいですね。

問い:
 セラミックスをどのようなかたちで使われているんでしょうか。

答え:
 はい、今まではダニとかサビ病とかそういうのに片栗粉と一緒に水に溶かして散布してたんですけど、今年に入って花芽のときに黒っぽくなって先生の指導で水を混ぜないで、そのまま粉を使うように、との指導だったので、そうしたらほとんどきれいな状態で実もよくつきました。

問い:
 そうですか。あと土壌とか、収穫されていないときはどういうふうなかたちでセラミックスをやられています?

答え:
 2反歩ぐらいは使ったんですけど、ほとんど下の方から水が出るようになっているんですね。下の方に水を撒く前に、浸透させるようにします。セラミックスはちょっと高いので。そういうふうなやり方をね。やっていました。

問い:
 そうですか、では土の中にも入っているんですね。あと味とかはよくなりましたか。

答え:
 はい、大分よくなりました。

問い:
 私もいただきましたけど、非常に美味しいマンゴーなんですけども、さきほど重量自体も重くなったとおっしゃいましたよね。

答え:
 はい、重さもありますしまた実も締まって切った状態でもわかりますけど、舌ざわりでだいたいわかります。

問い:
 あと収穫されてからすぐ出荷されているということなんですが、日持ちとかその点はどうなんですか。

答え:
 そうですね。日持ちも3、4日は大丈夫だという自信がありますね。今まではちょっとの傷でも早く痛んだりしたんですけど。従来はね。今は安心してお客さんにこれくらいのかすり傷だとまだ大丈夫よ、という自信で出せますね。

問い:
 お客様からの反応はどうですか。具体的に。

答え:
 今年は一応あちこち送りましたら、お客様からすごく好評でほとんど毎日のようにファックスが届いて。最後まで予約済というかたちになっています。

問い:
 去年よりずっと収量が多くなったということですね。

答え:
 セラミックスは、本当にそれをわかる人は安心して小さい木でもそれなりにちゃんと生長してくれるので、木も安心できますし、自分もこれがあるから大丈夫という安心感があります。

問い:
 先程、花芽のときにセラミックスを病気が出始めたときにかけられた、とおっしゃいましたよね。こういうところに白く残っているんですけどこれはどういう状態でかけられているんですか。

答え:
 一応、私はオボンに乗せてから団扇でやって、全部ほとんど葉っぱとかにもかかったんですね。葉っぱとか散布するとか袋がけする前にやったので、そのまま・・・。だから落ちないので、こういうところから吸収を自分たちでしてそれなりに生長していったのかな?傷がついても直してくれる。

問い:
 実にもつけてるというような感じで使われているわけですね。葉っぱのところにも当然かかっているわけですよね。この辺の白いのがそうですか。

答え:
 そうです。散布してもすぐは落ちないんです。

問い:
 かなりこれはセラミックスの効果が効いているというふうに・・・。

答え:
 私はそう思っています。 ビデオ  EMの最後の仕上げじゃないけども、急にレベルアップできたのはセラミックパウダーを使ったということ。それが新芽と蕾の段階から実の段階までパウダーを使ったのが非常によかったのかなあ、と思います。まったく限界突破を起こしている状態ですね。

黒木:
  黒木でございます。
 今、徳之島の中島マンゴー園を中心としてビデオを流していただきました。今、言われてた簡単な確実な農業ができると。セラミックスの話だけでしたけれど本当言いますと、活性液を自分で作りあるいはボカシも自分で作って、基本的なことはもちろんやっておられるんですよ。そして、その上に、パウダーを使ったのが非常によかったということ。
 具体的には、ビデオの中にも出てなかったようですけれども、パウダーを使うことで徒長した枝が出ないということです。非常に木がおとなしい、と言いましょうか。安定した生長をするようです。新芽の段階、蕾の段階で散布することが大事だなあと思います。これは私一人の考え方なんですが、細胞分裂を起こす時点でセラミックパウダーを触れさせるということで、細胞数がかなり増えるんじゃなかろうか。そのためにマンゴーを食べた場合、食感が非常にいいということ。
 それから普通はマンゴーは2、3個しかなりませんけども、11個なった、あるいは10個も同じ枝になるという状況も出てますし、それから、ちょっと偏平と言いましょうか片っぽが薄いのが本当なんですが、まん丸なんですね。もちろん長くてまん丸という感じなんです。そして、見た目より重い。先程のナガイモも同じようなことで。だから私は細胞数がずいぶん増えているのかなあ、という感じを持っております。
 この他に屋久島のポンカンとかですね。屋久島のポンカンは15人グループで今年は8年目くらいになりますが、ちゃんとしたものが出来てますけどもそういうのがEMを使っている間に急に味が出てくる。くるっと変わってくる。そういう現象が起きているようですので、思いっきりどんどんどんどん使っていくことが大事かなあ、と思いますね。
 その他、出水の濱上のミカンとかあるいはお茶、私どもの霧島で作っている宇都口のお茶ですとかね。お茶なんかも、非常に芽数が増えて、非常にいいお茶ができるみたいですね。
 ボカシと活性液ばかりじゃなくて、スーパーセラCをどんどん使っていただきたいと思います。ある程度、換金性の高い、私どものところでは消費地と非常に遠い関係もありまして、換金性の高いものを求めていかなきゃならないんですが、そういうものに限っては特に、EM栽培でもセラミックパウダーを使うことが一つのポイントだなあと思いますね。
 簡単なEM、ボカシ、活性液を使ってどんどんやってきて、やはりやり方が少ないこともあってなかなか結果がよく出ないという方は、ぜひ思い切ったやり方でパウダーも加えていただくということをしていただきたいと思います。簡単で確実な農業を目指すには、セラミックを使うということが大きなポイントだとそのように考えます。
 その他、いろんな面で先程ビデオでしゃべっていました中島さんは非常に身体の弱い方でしたけれども、自分の健康が非常によくなった。歩けない状態と言いましょうか、そういう状態の方があのマンゴー園、600坪のマンゴー園ですがここで仕事をすることが非常に楽しいということで、もちろん健康になられることだから楽しいことに繋がるのかなあと思います。  以上のようなことです、ありがとうございました。

司会:
 ありがとうございました。それでは4番目に紹介いたしますのは、有限会社EM総合ネット弘前の社長でございます、今井さんです。
 今井さんには日本一のリンゴの産地、青森県弘前市下湯口地区にて会員8名、面積にして40ヘクタールのグループを作りEMスーパーセラ応用による安心・安全・高品質のリンゴ栽培について説明していただきます。よろしくお願いします。
 その前に、私の方からちょっと説明させていただきます。本年度5月より、EMスーパーセラを利用して約40ヘクタールの面積で、リンゴ栽培をなさっているんですが、ものすごいリンゴです。ぜひこれが終わった後、イーエム総合ネットのブースに来て、そのリンゴを試食できますので食べてみて下さい。もともと、日本農林水産大臣賞をもらうようなリンゴです。それにEMを使って、安心・安全で高品質の栽培なんです。

<ビデオ>

問い:
 EM導入のきっかけというのは?

答え:
 はい、それは十和田湖の川原英雄さんの紹介で、EMという素晴らしいものがあるということで紹介されました。最初は本気でなかったんだけども、うちの地区の若い者がやっていましたが、作った農産物をだれも評価してくれない。では一緒にグループで取り組んで、やった成果を何らかのかたちにしようというのが最初のきっかけです。そのかたちが徐々にできつつあります。

問い:
 従来の栽培方法とEMを使っての栽培方法では、どのような変化がありましたか。

答え:
 栽培方法は従来と同じ栽培方法です。ただ、EMを使ったら、まだはっきりとはデータ示せないけれども、試食した段階では確かにEMの方が味が数段上だということが流通関係者から言われました。で、東京青果さんに市場出荷していますので、東京青果さんでも一味違うと。ただ数量的にまだ少ないんで、それを消費者の皆さんにEMリンゴということで届けてるんですけども、まだまだ知名度がほんのわずかということで、評価はこれからです。2、3年はかかると思いますよ。

問い:
 EMはどのように使用していらっしゃいますか。

答え:
 まず、土壌散布を主体にEMを使用しています。うちの会員全員で約40ヘクタールあるんだけども、これの半分くらい、25ヘクタールでEMを使用させています。来年は全面的にEMにしようと思います。ボカシの肥料を使っているのは、約4町歩、15ヘクタールくらいで、後は化学肥料使っているところもあります。両方とも土壌散布を主体にやっていますから、そういう意味では土壌散布用の機械を準備させました。これもまた投資になりますけれど、それで土壌散布は年に6、7回、6月から9月まで散布をしました。大体200リッター前後の土壌散布量になります。それから樹体散布は、平均で3回。4回、5回やっているところもあります。その効果ははっきりと現れてきた。作業の苦労したのが報われたなあというのがあります。今までの栽培方法にプラスそれだけの労力投下ですから、忙しい思いをしたなあと思います。
 今年5月から行ったものですから、来年度に向けては秋処理を重点的に行うということで考えております。

問い:
 来年度の抱負というのは。

答え:
 来年度の抱負もそうですけども、今年の反省から秋処理を徹底しようということです。これはもう1トンタンクが今7つありますので、それと500リッターのタンクが16個ありますので、これを全部使って、12月に一斉に秋処理を、反当りこの45ヘクタールに100リッターづつ入れると。春にまた、土壌散布、反当り100リッター入れる。300リッター投入の予定ですので、あとは夏場に全部入れていくというふうに、秋処理からスケジュールを組んでおります。
 リンゴというのは、普通、野菜だとかとは栽培方法が違いますので、長い目で見ないと効果が出ないと思うんだけども、今年5月から取り組んだにしては、効果が会員の中では、出たと言われてますので、今年以上に効果を出して、中央卸売市場で本格的な販売勝負をしたい。そして全国的にEMリンゴを普及させていきたい。安心・安全を売り物にした商品ですので徹底したいなあと。
 来年度からは会員も増えます。ですからおよそ50ヘクタールから60ヘクタールの規模の面積になると思います。日本ではおそらく最大でしょう。そういうことで頑張りますので、よろしくお願いします。

今井:
 弘前の今井でございます。若干ビデオ(上記)の補足をさせていただきます。
 私ども会員、今年やっぱり立ち遅れました。早生種、中生種、晩生種と、一番はっきり出たのが晩生種であります。総合ネットのブースに、今試食されているサンプルがございます。全部完全に蜜が入っております。リンゴというのは品種それぞれの特性があります。例えば早生種の「つがる」は確かにEMを使用すると熟期が早まります。ところが早まれば早まるほど、日中の温度が高い、夜温が高いと着色が進まない。これがまた逆効果になりますので、その辺にいろいろ改善点がこれから出てくるだろうと。
 今年やってみて、さまざまな失敗もございましたし、それをどう直したらいいかは、私のところである程度把握したつもりです。それを今、セラミックスの使い方を再検討しようということで今行っております。樹体散布を中心にもう一度見直そうということが特にあります。ボカシとセラミックスの併用も春からきちっと行おうと。来年度は完璧にそれを、樹体の方も、土壌散布と樹体と調整しながらしないといいものが出来ないものでありますから、これをどういうふうにバランスを取りながらやるかということが非常に大事だし、技術的な問題が出てきます。そういうことで今年度の評価は、私自身が採点すると6〜70点のところかなあと思います。
 今、明日から「サンフジ」、それから「王林」のセリがかかります。冒頭、ビデオの中でご案内申し上げたようにEM栽培のリンゴ、EMの農産物ということがあまり知られていない。私も全国の市場、中卸さんを回ってみますと、「EMってどういうもんだ」「EMって何なのか」とよく聞かれます。ほとんどの人が知らなかったというのが実態であります。ですから東京青果さんにお願いをしながら、EMのリンゴを拡大していこうということが、一つのEM普及になるだろうと。これが狙いです。
 これの大きなもう一つの狙いは、すべての農産物が今、国際化の波に洗われております。やがて、国際化、本格的な、中国の野菜やら中国の果物やら、南米の果物やら南米の野菜、どんどん来ますからこれの脅威にさらされるだろう。ただ作っておったんでは、完全にこれに価格の面で淘汰されるだろうという見通しが支配的であります。従ってそういう中で、どうやったら、農業をしていい農産物を作って生き残れるかということになりますと、私の範囲では、EMで戦うしかないなと思います。相手の産地の、他国の産地の弱点も知り抜きつつ戦わなければ、いい製品を安心・安全なものを大量に生産しないと日本の消費者は認めてくれないんではないかなと。
 こういう見地から、仲間を集めながら国際化に対抗していくにはEM農業でのリンゴ栽培しかないという結論に達したわけでございますので、今後一層研究を深めてみなさんのご指導を仰ぎながら頑張りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

司会:
 ありがとうございました。最後に紹介いたしますのは、株式会社イーエム総合ネット、私の上司であるEMスーパーセラ簡易農業推進部長の安藤さんです。安藤さんには、愛知県、三重県での、夏の高温下では栽培がたいへん難しいとされているトマト、ナスの栽培をスーパーセラの特性を中心に説明していただきます。よろしくお願いします。

安藤:
 ただいま紹介いただきましたように、名古屋の株式会社イーエム総合ネット、EMスーパーセラ簡易農業推進部というところで近郊近在の農家の皆さんと歩調を合わせて、EMを通じて、さらに前進するお手伝いをいたしております。
 農村を回りますと、この農業でいいんだろうかと、よくありますように、農薬漬けなんですね。農家の方は、普及員以上に農薬使用の比率が非常に高うございます。そして化成肥料、除草剤。普通、営農指導員とか、あるいは農業改良普及員はわからない技術をどんどん習得してるんだけども、その技術は崩壊型ですね。
 何らかの形で新たなる21世紀へのプレゼントといたしまして、私は、複合型資料館の館長をしばらくしておりましたところに1ヘクタールの農場がございました。
 今日ご出席していらっしゃいます当社社長と連携いたしまして、数人で1ヘクタールの農業を年間通じて12万人達成ということをやらないといけないから、当然今のままの農業ではダメだと、やはり微生物農業だと。大変苦労しましたが、現場できっちりと生産者と私と約束いたします。調子が悪くなりますと、普及所とか勝手に行って、技術持って来られちゃ、私の信念が通じませんからきっちりとした話し合い等もいたします。
 今から皆さんにご紹介いたします愛知県弥富町と言いますのは、愛知県と三重県の県境の南部地方でございまして、古くから半促成トマトに専念いたしておりまして、中京関西市場におきましてはトップ商品として名が売れた産地でございます。私もそちらの方に指導に行っておりました。
 今日、日本列島でも相当大きな問題になっている、シルバーリーフコナジラミという、通常オンシツコナジラミと言うんですが、コナジラミが黄化葉巻病というものを蔓延させまして収穫が皆無になる。苗床で感染いたしますと、生育がロゼット状態になりまして収穫が皆無になるわけですね。農家の皆さんはいろいろ生産資材を買って投資していますから、どんどん未払い金が増えていく。弥富町のある農家の方が訪れて来ましてなんとかしてもらいたいと。「じゃ、私の言うことを聞いてくれるか」ということで、すべてイエスマンで徹底。
 宮澤敏夫社長というのは非常に理解がございまして、私が現地出張する場合にも「どうぞ行って下さい、行って下さい」で、涙が出るほどうれしい訳ですね。現地指導員というのは、毎日見なければ本当の診断が出来ないんです。
 今のところ、週1回ずつ巡回しレポート等作成し報告いたしております。効果がありまして、非常によい成果が上がりまして、ここ数年の間に、愛知南部地方、三重県北部地方の関係施設は、オールEM栽培に転換するだろうと私も期待しておりますし、農家もかなり関心を高う持っております。
 で、ミーティングした直後にビニールハウスに入ったんですね。ところが見たのは、その鉄筋棒とか、金属がぼろぼろに錆びているんです。これは農薬とか、ガス障害とかで、そういったところで栽培しちゃあ、気温40度以上もある施設でありますから、やっぱり、トマトもノックアウトになるわけですね。ハウスで少し歩きますと、足の裏が痛いんですわ。もうかちかちのかりかりになっておるんですね。これじゃ、なんぼ農協普及所が温室コナジラミ、シルバーリーフコナジラミの防除やったところが、とても防除できず次々と大発生するのは当たり前であります。それをきっちりと整理し、今日ご報告申し上げます。
 私は、農産物の生産指導いたします時には、時間をかけます。2日も3日も4日も。簡易農業の約束は何かと言いますと、「化学合成物質よ、さようなら」。完全に化学農薬等々の服からEMのドレスに着替えてもらいませんと、私どもも大変困るんであります。思い切った大転換を約束いたします。
 その、いろはのいは化学合成物質等完全排除、二つ目は多収穫高所得、これだけ経済情勢が厳しくなって、しかも農業後継者も非常に寄りつかないという時に、魅力ある農業とは高所得であります。もちろん、土壌につきましては、大前提は浄菌発酵型から、発酵合成型の土壌を作る等々のお約束をいたします。


 この農機具は、EM活性液を培養する装置、百倍利器-2というネーミングで売り出されております。これだけ農地が化学物質等々で痛めつけられますと、従来の10アール当たり5リッターとか6リッターとか、100リッターとかでは、とても新しいEM農業は出来ません。ここの農家では10アール当たり前処理、定植前2ヵ月ほど前に1トンを入れております。1トンを作るために従来の米のとぎ汁活性液等々の手先でやるようなことでは、本当の回復した農業生産ができない。一台80万円余りといわれていますから、これは農機具であると。農機具的発想で要請しましたら、ご主人伊藤政徳さんは、「わかりました」と。簡単に80万円ぐらい俺が取ってやるよと。当初、1000万円、2000万円という話があるから、じゃそれも取ってあげるよと。任せなさいと。これのオペレーターにつきましては、本日コーディネーターしている岩瀬さんが、現地へ赴きましてきっちりと正しい指導をやっております。もちろん新しい機種でございますから、「3日経ってもpHが4から下がらん、岩瀬さん、どうするどうする」というようなことから、度々指導してくれました。今では立派なオペレーターになりまして、休むことなく毎日これで製造いたしまして散布しております。
 トマトだけではございません。周りの農家の方にもおあげいたしまして、野菜が素晴らしい出来。いわば底辺をがっちりつかむことによって、特産物はさらに伸びるということであります。


 植えつけ前処理につきましては、ジョウロとかバケツで、ジャバジャバしとっては能率が上がりません。若い人に嫌われます。馬力の強い動力噴霧器に鉄砲ノズルを付けましてジュワーッかけるんです。1平方メートル当たり牛乳ビン5本入れるんですから、それをジョウロでやっておったんでは、若い人はみんな逃げてしまいます。ブーッとエンジンかけて、シューッとやりますと近代化ですね。


 散布しますときには、私ども三種の神器と呼んでいますが、一つはEMスーパーセラ発酵C、二つ目は活性液、三つ目は米ぬかペレットというものを設定いたしております。わずかのスーパーセラパウダーは、それのみでは1000_の広いところに振りようがない訳です。そのためにはEM活性液、トラックに乗っているのはエコバルブと言いまして1トンタンクなんですが、1トンタンクをきっちり持って参りまして、そこへスーパーセラを入れて攪拌をしながら散布すると効率よろしい。10アール当たり25分から30分以内で出来る。いたって簡単であります。


 スーパーセラCを活性液で配合いたしまして、かたまりが出来ないように中に取り入れております。非常に沈殿しやすいものですから、デッキブラシでかき回します。かなり混濁が出来てきますから、混濁がある間にバーッと振ってしまうという戦略であります。ちょっとクラシカルなところがあります。これは、散布し、4日、5日経ちますとカビが生えます。もちろんこの中には先程申しました米ぬか、ペレット等々が入れてございまして、まったく化学合成物質は入れていません。
 私の定義付けは、とにかく植えつけるまでに、ばっちし決めていただきたいということがあります。植えつけるまでに、活性液1トン、あるいはスーパーセラ発酵Cは、その地方におきます適正な量、あるいは米ぬかペレットにつきましては大体10俵程度を目安にしまして、もちろん若干米ぬかを入れましてカビが生えるほどに発酵促進をいたします。






 このようなカビが有用微生物群と言いまして、このカビのところを踏みますと10センチぐらい沈んできます。かちかちの土をバクテリアが耕す、すなわち菌耕作用がもたらされたというわけです。
 苗を管理するときはスーパーセラ発酵Cは倍率5000倍から10000倍、それから活性液は1000倍から3000倍という基準を置いております。土壌表面、ポリポットの表面が乾いたときにたっぷり、鉢穴からだらだら出るくらいかけます。もう何でもEMの場合は中途半端はいけません。どっとやります。農家の方に聞きますと、「素晴らしい根っこが出てきた」 。


 もう一つ、皆さん見てください。葉っぱが立っていますね。これ化学合成物質でやりますとくたっと寝ますよ、葉っぱが懸垂してますが、これ立っています。非常に効率がいい。それから葉っぱに厚みがあります。


 トマトの花でございますが、花は大きく、ガクもがーっと反ります。偽物か本物かすぐ見分けられます。生育途中の本年の経過は、いっさいシルバーリーフコナジラミは入っておりませんし、葉巻病もありません。


 一部ナスをやっていますが、すばらしいナスができています。ナスの花を見ていただきますように、長柱花という一つの定義付けをいたしております。抜群のナスが出来上がっています。




 収穫直前の、収穫OKのトマトでありまして、私の手元にトマトが来ておりますので、後で見ていただければありがたいと思います。宝石のような真っ赤っかで重くて固い。それからEMトマトの場合は半分に切って、少し置いておきますと膜が張りますから、細かい虫は来ません。ですから偽物かほんま物かはっきりわかります。私どもはそういったものをQマーク商品といたしまして、宮澤社長が提唱いたしますEMの全国ネット展開をしていこうという手法で、各地でご相談にのっているところであります。解説は以上です、また質問事項等があればご説明申し上げます。ご静聴ありがとうございました。

司会:
 ありがとうございました。パネラーの皆様ありがとうございました。
 このようにEMスーパーセラ応用による簡易農業を具体的にパネラーの方に説明していただいたように、現在、全国的に展開中であります。EMスーパーセラ応用による簡易農業は、今後農業の一つのあり方として、EM技術、特にスーパーセラ発酵Cを使用、加味した、私たちが提案する農業技術の一つです。
 今日の分科会が皆さんにとって少しでもお役に立てたらと思っています。これらの栽培方法に対する資料や、具体的に試食してみたいという方は、ぜひEM総合ネットのブースまでお立ち寄り下さい。本日はどうもありがとうございました。