EMフェスタ2001
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自然水系浄化分科会
EMフェスタ2001
専門分科会
『みんなが主役の自然浄化』
コーディネーター
稲富 聖宗 (株)イーエム研究機構 福岡事務所
パネリスト
森秀弘 (株)イーエム研究機構 東京事務所
華山義夫 NPO地球・環境共生ネットワーク
白土純 (株)イーエム研究機構 福岡事務所
2001.11.18
司会:
自然水系浄化分科会をこれから始めさせて頂きます。本日の分科会のコーディネイターをさせて頂きますEM研究機構の福岡事務所の稲富聖宗です。よろしくお願いいたします。
それでは最初に、みなさんお持ちのレジュメにありますように華山義雄さん、森秀弘さん、白土純さん、という順で発表していただいて、それから質疑の方に入らせて頂きます。
今回のテーマが「みんなが主役の自然浄化」ということですので、質問の方は後ほどとります。パネリストの方の発表は見ればすぐわかるようになっているようですので、最後までゆっくり勉強していって下さい。それではパネリストの発表の方に移らさせて頂きます。最初は、華山義雄さんです。NPO地球環境共生ネットワーク技術委員です。よろしくお願いします。
華山:
こんにちは。NPOの地球環境共生ネットワークの技術委員をしている華山と申します。
福島県いわき市の四倉町にある境川というところの浄化並びに小名浜カントリー倶楽部というゴルフ場の水質の浄化等についてご報告させていただきます。
福島県いわき市の四倉町はいわき市の最北端に位置しております。人口は1万5千人くらいで、約5千5百所帯ですが、昔は漁業だとか、漁業に関係するいろいろな産業分野があったんですが、現在は海水浴場が唯一の人の集まる所というように非常に衰退しております。ところが海水浴場しかないその町で、3年にわたって海水浴場の水質検査がBクラス。Bクラスというのは大腸菌の数が百個以上ありますとBクラスになるんですが、Cクラスに近い275の数値が出ておりまして、これでは、この町は潰れてしまうのではないか、と非常に関係者各位の方々が心配されまして、一昨年約60の町の団体が参加しまして、協議会が設立されました。その時の記念講演会に、国立福島高専の環境工学科の橋本教授がいろいろ河川の浄化について検討、並びに講演されたなかで河川浄化をするための、一つの手段として手法として、EMという微生物資材が一つの手段ではないかということを発表していただきました。
それからまもなく事務局と私どもと、それではEMという言葉を聞いたこともないし、一体EMって何なんだろう、と話が進んでいるうちに、それではともかく河川の、境川の汚れている水を汲んできてEMで実験的にともかくやりましょう、ということから1月にスタートしました。
非常に汚れている、底も何も見えない。あまりにも川が汚れているので、高速のアクセス道路ということもあったんですが、蓋をしてしまおう、ということでどんどん蓋をしてきております。そして不法投棄から、捨てるものから臭いがあるし、市民は町を流れている本流は一つしかないのに、避けて通るような状態、そんなひどいところの川でした。こんなにひどいのにきれいになるもんだろうかと60の団体が参加したなかで、河川をきれいにする運動実行委員会というものが設立されました。
四倉町に行政区が約40あります。その中で、ぜひ参加したいという方と、私はそういうところに参加するのは嫌だ、という区長さんもおられまして、20の区の区長さんが参加されました。
20の区の区長さんは、町の保健委員もやっておられますので、その方々が、20名だけで非常に結束していただいて、スタートしました。事務局はいわき市役所四倉支所の市民課の保健衛生係で、担当していただきました。当初から今まで、四倉町の境川の浄化がこれだけ成功して、市民運動になったのは、係長の横山さんが、本業の役所の仕事よりもEMの仕事、四六時中EMのことで尽力していただいたお陰です。お陰で、普通は2年で異動なんですが、関係者や市長さんですとかいろいろなところにお願いして、異動を止めていただきました。
そして当初、予算が全然ありませんので、事務局の方で、県の方に要請しました。そうしたら未来博が今年ありまして、未来博に参加するという条件の下で、120万円の予算が下りました。ところが120万円は、通信費から事務経費から一切合切引いて、30万円ぐらいしか資材代がなかったんです。
そして、活性液配布の容器は病院の先生の紹介でいろんなところで10リットルのポリ容器を集めて、そして各自が分水嶺だとか、各ご家庭の近くだとか、いろんなところに持って行って投入しました。自分たちの車で取りに来て、自分たちで持って行って、それぞれ全部手弁当なんです。まったくどこからも、町の事業所だとかあるいはいろんな土木屋さんだとか、いろんなところからの応援もあったんですが、全て自分たちの手でやりたい、ということで、一切金銭的な応援は頂きませんでした。
ただ、河川改修工事に関係する事業所それ以外の事業者の方にはお金を寄付していただくというよりも、10リットルタンクを10本買っていただくというかたちで販売し、それぞれの家庭もしくは事業所から流すというような方法をとっております。いわき市の方からも一銭の応援もいただいておりません。その代わり、不足分については、地球環境共生ネットワークの方に運営委員長の浜渕さんにお願いしまして、セラミックスだとかEM1号だとかは応援いただきました。そのお陰で、こんな素晴らしい報告もさせていただけることになりました。
それと、いろいろな仕掛けをしたんです。これだけの素晴らしいことをやるのに報道関係者も、市民も、市の職員もいろんな方が参加していただきたいということで、報道関係者に声をかけました。そしていわき市は記者クラブに15社の報道関係社があるんですが、朝日とNHKとあともう一社来なかっただけで全部参加してくれました。
サキヤマさんという女性は、必ず週に一度の四倉版の夕刊新聞で四倉の報告書においてこまめにその一週間分の報告、どこで何をしてどうしたという報告をやっていただきました。他の大きな報道関係者も月に一度だとか、大きなところでは必ず参加して本当にどうなんだろう、と真摯に取り組んで頂いた方もおります。当初はウーン、とかそういうことばかりだったんですが、それでもいわきで、私どもがいろんなEMの技術フォーラムを、個人的に毎年やっているんですが、報道関係者に必ず招待状を出しまして30人とか50人とか年に1回やるときに必ず参加していただきました。そして資料があれば届けたり、いろんなかたちのことをやっておりましたので、EMに関して本当にどういうものなのか、それだけの行政を巻き込んで市民を巻き込んで町を全部巻き込んでこれだけ汚れている河川が(きれいに)なるんだろうか、ということで興味津々で報道していただきました。
一番最初に私が各集会所で、行政区のちょうど端境期だったもんですから、20か所、1週間に3回くらい行政区の年度の総会がありましたので、私と実行委員会の委員長と支所の横山係長と3人1組で、総会の始まる前や終わった後に昼となく夜となく随分通って、総会毎に市民の四倉地区の方にEMの応援を求めました。そして同時に、こういうことをやるから是非一緒にやりましょうということで週に4回、私の家から約30分から40分かかるんですが、通いました。1日に3回のこともあります。そういうかたちで四倉の方々と市民運動をやってきました。
そして学校関係者だとかそれ以外のいろんなところが興味を持ちはじめて、小学校から福島高専までいろんな標語を募集したり、いろんなところでこんなにきれいになるんだから俺たちも何か参加しよう、俺たちの団体はこういうところにも参加しよう、ということで標語になったり、あるいは河川を年に何回か掃除します。そういう時にみんな参加してくれたりで進んできました。
後からもう少しご説明できるかと思うんですが、左のところに5トンのタンクがあります。これは、海水浴場の大腸菌が限りなくCクラスに近いBですので、これ以上増えると海水浴場としての機能が働きませんので、塩素殺菌で大腸菌の殺菌をするタンクなんです。私は塩素殺菌を止めていただいてEMの培養タンクにしました。180度の転換のつもりです。塩素殺菌していたもの、みんな止めさせて、EMの培養槽にしたんです。そして、それを川にどんどん上流とか分水嶺からEMの活性液を流して、その他には点滴でどんどん流していきました。その上のところに学校給食のパン屋さんがあって、大量のお米のとぎ汁が流れてきます。この白いところは全部お米のとぎ汁なんです。そしてものすごい量だったので、私ども含めて、四倉支所含めて、EMのタンクだとか活性液の作り方だとかあるいは流し方だとか私たちが毎日来てやるからぜひEMを混合して流して下さい、とお願いしたんですが、協力は得られませんでした。
そして、今回、行政サイドからこれだけの広がりを見せてきたものですから、県の方で最終通告がこの学校給食に出ました。これだけ市民運動でみんなが苦労して頑張っているのに、そこに市民として県や市に登録しておきながら市の行政ならびに市民に反発するんだったら別の業者にお願いするしかないですね、という最終通告が出ました。その後「私たちもEMをお米のとぎ汁に入れて流すようにしますので教えて下さい」と申し入れがありました。ここまで1年半かかりました。
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パン屋さんの廃水が大量に流れるポイントがあり、そこにセラミックを敷設したり、EMを運んで、どんどん流したら、それまでは底も見えないドブ臭いにおいがする河川に15センチから20センチぐらいの魚が川の底が見えないぐらい上がってきました。そして、ヘドロでどうしようもなかった場所が潮が引いた時に砂地ばっかりになってきているんです。更に別の箇所では悪臭でだれも近寄りたくなかったヘドロ川の状態から、上流の小川のような状態を示し、現在では悪臭だとかそういうものは一切ありません。
これらの活動の結果として、今年もAランクになりました。それから一番最初に大腸菌のお話をした時に、Bランクが250から270が3年続いてこれでは駄目だ、ということでいろいろやっていたんですけれども、昨年度は51になりました。それも、従来は先程ご説明したように塩素殺菌をしていて250から270になっていた。それを塩素殺菌を止めて、EM活性液と米のとぎ汁だけを流しているだけで51になりました。晴れて、悠々とAランクに参加です。今年は12になりました。
他のところでもそうだと思うんですが最先端の日本の科学文化の中で大腸菌を下がらせるという技術は、塩素殺菌、ものを殺すという手法以外は現行的に確立しておりません。ところが、四倉はまったく予算のないところで市民運動で大腸菌が何百あったものが12にまで下がった。その結果、今年度の福島県の町づくり運動で奨励賞をいただきました。これは河川をきれいにする運動実行委員会として、組織としていただきました。私もEMをお手伝いしながら、あれだけ通って奨励賞がどうというよりも、県で行政で非常に認められたという、そして市民運動、そして報道関係者も含めてみんなで認めてくれた賞だと思っております。
その前に、一部報道関係者を含めてあちこちの新聞に出てから、国土交通省の水調査管理室、日本全国の水調査の管理しているトップの室長と課長補佐とコンサルの方、3者が日本全国の水の環境保全をしているところの調査をしております、と。その中で、いろんなところを見させて頂いたんだけれども、華山さん、こんなに市民運動がまとまってこんなに成果が上がっているところはどこにもありませんでした。そしてEMを使っている使わないにかかわらず、総合的に見てもそんなに他ではないそうです。
それと、その後の報告は県の方で10月に100人の県職員が視察に来ました。そして一昨日の16日は40人の郡山市の行政センターで視察に来て、今月の27日は75人の福島県全域の県職員の参加視察が決まっております。
一応そんなことで四倉支所の報告を終わらせていただきますが、後日談というのが少しあります。見ていただいてわかりますように、川がこんなに真っ赤な色になったんです。四倉支所から連絡があって、ちょうど比嘉先生と東京でお会いすることだったもんで、これは多分いたずらしない限り、四倉町の光合成細菌の一種で、紅色硫黄細菌でないかということで、東京事務所と地元と連絡を取り合っていわきの中央図書館でも調査していただいて、インディアナ大学の研究者の井上さんという方が、この資料一つしかなかったんですが 紅色硫黄細菌のことをきちんと報告されておりましたので、それを続けて発表させていただきました。
川が3日間くらいこうして真っ赤な川で、私たちはきちんと連絡をとって市民と報道関係者に、東京事務所と協力しながら報告しました。一週間ぐらいで収まって、また3日ぐらい続いております。そして、全体会議の総会の時に星野さんに報告していただいて一件落着しました。 それで、時間がないようですので小名浜カントリー倶楽部のことを簡単にご説明させていただきます。
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これは小名浜カントリーの全体の水系図なんですが、ゴルフ場というのは化学薬品汚染が最大でここは不法投棄の有機塩素化合物、主としてトリクルロエチレンが毎日流れだして来ています。ここは終末処理場でどうしようもないぐらい汚染されているところです。こちらにEMの簡易濾過装置を設置しました。
そしてそのシステムをいろんなかたちで梱包して、各水槽に落としてあります。もう一つは、この水源に先程の濾過装置を全部つけ込んでやっております。それとEMのすみかになるようにゴルフ場にお願いしていろいろな資材を混合、攪拌して、約3か月間保存しました。イカメ池にはEMのすみかになるように奥行き5メートル、幅10メートルのすみかを作ってあります。それと先程の四倉支所の5トンタンクをイカメ池の脇に設置して培養しているところです。そして、このジャリ浜で投入しております。15インチの動力噴霧器で。この池は25万トンあるんですが、その周辺にセラミックの粗砕型を200キロずつ入れてあります。そしてこれは340トンのタンクで、この中に約10万分の1になるようにしてEMを投入することと、約100キロのセラミックスをこの中に入れてあります。
これはジャリ浜にお米のとぎ汁、発酵液を流してあります。そして結果として、底の方まで非常によく見えるようになっています。その後今まで見たこともないような、こんな大きな貝だとか、どこからこんなに涌いてきたのかと思うくらい、タニシが集まってきた。そして、これは「ゴルフ場セミナー」という雑誌なんですけれども、日本のゴルフ場は2500あるんですが、そこの96パーセント監督指導しているゴルフ場のセミナーで、8月号のグラビアを飾りました。
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私は、今回検証方法にものすごい力を入れさせていただきました。臭いが消える、聞き取り調査をする、透視度がどう、そういうことを主にしまして波動の江本さんのところの研究所と共同で、「華山さんがやっていることは非常に立派なもんだから、私たちもお手伝いさせて下さい」ということで、誰が見ても汚れている水が浄化されている状態の変化を水質以外にと思ってこういうことをやりました。見ていただいてわかるように、これは原水の結晶です。
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これは1ヵ月後には結晶がこうして出来つつあります。
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そして3か月後にはこんなにきれいな結晶。比嘉先生にお見せしたところ、EMで水のクラスターが小さくなって小花のように水がどんどん結晶化されていく状態ですね、ということで、誰が見てもわかるようにということで、検証方法を非常に多くさせていただきました。一応そういうところで、四倉と小名浜カントリーの報告を終わらせていただきます。
司会:
どうも有り難うございます。次の発表に移らせていただきます。東京事務所の森秀弘さん、よろしくお願いいたします。
森:
みなさんこんにちは。有用微生物群による河川の浄化方法事例としまして、東京事務所の森が発表させていただきます。
まず、川や池の汚れはどこからきているのかということから始めてみたいと思います。東京都における川や池の汚れの原因は一体どこが出しているか、ということを皆様といっしょに考えてみたいと思います。
今日のテーマは、「みんなが主役の自然浄化」ということなので、会場の皆様も一緒に考えていただければと思います。
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97パーセントという数字と2パーセントという数字、これは一体何だと思われますか。この97パーセントという数字、これは雨水を含む生活廃水ですね。
最近酸性雨で、ずいぶん雨の方も含まれているんですけれども、汚れの97パーセントが生活雑廃水で、2パーセントは工場廃水です。工場廃水の方が汚染度は高いのですが、自社管理の廃水処理施設があり、また法規制等で排出基準がしっかり決まっております。そういうことで、工場の廃水は比較的に法律で定められている分では問題ありません。ところが、この生活廃水は規制が無く流しからそのまま流してしまいますので、一番の汚れの原因だと言われています。さらに、生活廃水の中で特に米のとぎ汁が汚しているんですね。なんとその占める割合は6割弱。二番目は洗濯水なんです。あとお酒、ビールなどの残りものなどとなっております。もし、これでEMでお米のとぎ汁を発酵させて流し、台所の洗剤等もとぎ汁等を使って洗剤の量も減らせば、汚染源の大半は改善してくるわけですよね。このまま流してしまえば汚染源なんですが、一つ手間を加えることによって、60パーセント以上が浄化源として家庭から取り組める結果になります。本当に河川等をきれいにする場合、米のとぎ汁をいかに処理するかということが一番の問題になります。
次に各家庭で米のとぎ汁等、汚染物をEMで処理せずにそのまま川に流した場合を考えてみたいと思います。そのまま流してしまいますと、有機物など汚れの原因は二つの過程で浄化されていきます。一つが好気発酵による酸化分解、もう一つは嫌気発酵による有害発酵、俗に言う腐敗という方向です。きれいなところならば、川の流れもありまして、ここに酸素が溶け込んでいるんですね。溶存酸素が多いならば、そこにいる微生物が酸素を使って分解してくれるんです。分解されたものは、最終的には二酸化炭素と水、また窒素、リンといった無機物に変わっていきます。
ところが有機物の量が多くなってしまいますと、河川等に含まれている溶存酸素を使い切ってしまいます。使い切ってしまいますと、有害な、嫌気発酵の方に行ってしまう。汚泥等が溜まって臭いを出す、というのは大体こちらの方です。こちらの方法は生成物としてメタンや硫化水素が出てきます。水の色も真っ黒になってきます。
そこでEMを使いますと、同じ嫌気状態でも有用発酵の方に移ってきます。こちらの方の生成物はメタンとか硫化水素が出てくるんですが、こちらの方の生成物として糖分やアミノ酸等が出てきます。こういったものを生成することによって、これが餌になりますんで、微生物の方が戻ってきます。そういうことによって多種多様な方向に行きますと、嫌気から好気の方にまた戻ってくる。大体酸化分解と嫌気分解に分かれています。ところがEMを入れることによって、EMは嫌気と好気両方ありますので、双方でいいように循環していくというかたちが出てくるんです。
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大きい河川とかになりますと、最初は一人から始まるんですけれど、一人で川をきれいにしていくというのは、自ずと限界があります。やはりこういった都道府県等の自治体や民間のNPO、NGOとの団体の協力が不可欠になってきます。EMを投入するにしましてもそこの河川等、池を管理している人たちがいるわけです。ここの人達にまず投入の許可を得なくてはならないということになります。
EMを知っている行政ならばさほど問題ないんですけど、大体まだ知らないところも多いようです。そういった行政の方々に対して一番最初に言うのは「いいから使いたいんです」と伝えるわけですが、それだとなかなか許可は出せないようです。まずEMについて、種類や特長等の説明が必ず必要になります。次にEMのような微生物を河川に流して本当に大丈夫なの、と必ず質問がまいります。 そういった時のために以下の資料もございます。まず川に流すということで、そこにいる生物に毒にならないか、平成6年にこういった実験をしていただきました。水4リッターのところにEMを1万ミリグラムパーリッター容積比百分の1を入れても、48時間経ってもまったく問題ない。これはJISの規格で行った実験です。このような水生生物に対する不安をまず取り除いてあげることが、EMによる河川浄化において一番大切だと思います。
あと投入方法を聞かれた場合、いつ、どこから、どれくらい入れるんでしょうか?という質問も一般の人からやはり来ます。EMを投入する時期というのは一年中OKで、思い立ったらいますぐ入れてもらっても構いません。よくEMは暖かくなってから、水温が高くなってから入れたほうがいいんじゃないかというお話もあります。
冬、寒い水温の中に入れても働かないんじゃないかというようなご質問を受けるんですけど、全く機能しないというわけではありません。冬の寒い時期に入れておくことによって、そこに定着して、ずっと休眠状態になるわけです。水温が低い時は休眠状態になっているんですが、暖かくなりましたらちゃんと働きます。暖かくなってから入れるようですと、そこにいる雑菌の方もいっせいに働きますんで冬の間に入れておいて暖かくなった時にヨーイドンで雑菌が働く前により早くEMが働くような状態を作ってあげることがベストです。別に暖かくなるのを待ってから入れるんでなく、寒い間に入れてあげるのもいいです
。では寒くなるまで入れなくていいのか、というと困るんです、それは7月でも8月でも入れて結構です。投入場所については少しでも上流から流すようにしてください。EMを入れますと、投入箇所より先に下流の方から浄化が進みだんだんヘドロが消えていくというような現象が起きます。なるべく少しでも上流や汚染源から流して下さいということです。その他微生物が定着できる環境を人が作ってあげる必要があります。仕事をしてくれるのは微生物なんですけど、人も投入するだけでなく、いかに微生物がそこで働きやすいような環境を作ってあげるかが重要です。
EMは流せばよくなるんですけど、ただ流すだけでなく微生物が働きやすい環境を作ってあげることがコツです。あと投入量、これは難しいところ、泣きどころです。一番大切なことはEMの微生物濃度をいかに上げてあげるか、ということが、これは河川浄化に限らず、農業、土の分野でも全く同じことが言えます。比嘉先生が効くまで使え、という意味はここにあります。効果がなかなかでないのは微生物濃度が低いからです。EMを本当に使いこなすなら、ある一定の微生物濃度まで上がるまで投入し続けないといけないわけです。
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ある河川の浄化事例をあげますと、市民団体だけではここのヤバ川、さらに奥につなぐ渡良瀬川という大きな川をきれいにするにはかなりの労力が必要です。そうなった場合、一市民団体だけでなく大学とか中学校、企業の力も借りて官民学が一体となってそこの地域をきれいにするというような動きが大切かと思います。
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その事例なんですがここに投入するにあたり、一番最初に行政に行きました。担当の方もEMを知らなかったので、投入のOKを貰うのに1か月半ないし2か月かかりました。そしてOKが出たときに「一つ看板を立ててくれ、何を入れているか、周りの人に対して説明してくれ」ということで了解を頂きました。今の時期、黒い微生物を撒いているというと、みなさんぎょっとするんですけれど、こういったものを一つ立ててあるだけで随分違います。最初全然知らなかった人も、実はここにEMの説明が書いてあります。こういうものがありますと、周りの人も納得してくれるわけですね。
また、企業では100 倍利器を置かせていただいて、その隣に1トンタンクも設置して二次活性液を作成しました。足利という寒い場所だったので、冬の間温度を上げるために1トンタンクの周りに電熱線をぐるぐる巻きまして、さらにその上に保温の材料、マットを巻きましてサーモスタットで温度管理をしながら、38度位に温度を管理しながら作っています。こうした工夫によって冬でも常に1トンクラスの培養が1週間で可能となっています。
先程大学の説明があったんですけれど、水質浄化について大学の教授と共に、いろいろとアドバイスをいただいたり実験室を借りて、水質の実験をさせてもらっています。あと近くの中学生にも参加していただきまして、こちらの川の水質の検査等を環境学習の一環として参加してもらっております。
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ヤバ川というのは3面張りのところもあったり、土が残っているところもあります。ここでEMを定着させ、かつ、増やしてあげる。EMのすみかとしてこういった土のところに散布したりもしています。これを投入する前、かなりヘドロが溜まっておりましたが大体5月くらい、あったかくなった時に、随分ヘドロが分解して溶けていってなくなっていました。
川岸の汚泥やヘドロにEMの活性液とボカシを入れてみました。ボカシ団子を丸めまして汚泥の中に投入しました。そうしますと、緑の藻が投入したところにわっと出てきてヘドロのあったところに一斉に広がっていきました。活性液とボカシ団子を入れはじめ一ヵ月程度たった3月中旬に藻が出ました。5月の中旬辺りになりますと発生した藻がだんだん減少しました。すると、藻がなくなったと同時に下に今まであった汚泥もなくなったわけですよね。藻類による吸収で分解が促進されEM自体が汚泥等を分解しヘドロがまったくなくなったというような事例です。 最後になりますが、EMの投入の基本はこれだと思います。投入時期は年中、場所はなるべく上流から、発生源から下流にかけて定着できるような環境を作る。こういったことを踏まえてやっていただければ効果はでてきます。
司会:
どうも有り難うございました。白土純さんよろしくお願いします。
白土:
本分科会では具体的にどういうプロセスを経てEMにより河川や海の浄化が進行していくのかということについて、データを基に推測しましたので、その辺りについてお話させていただきます。
このプロジェクトは昨年の有明海の海苔の色落ち問題の報道を受け、その緊急措置として今年の半年間にわたって行われました。汚染の原因はいろいろありますがEMを流すことこそ有明海の再生に繋がるのではないかと考え、有明海に注ぎ込む、最も大きな河川である筑後川とその周辺地域のEMボランティアグループに参加を呼びかけましてその協力を得て実現しました。
半年間で345トンのEM活性液が流されたわけなんですが、単純に微生物数に換算しますと地球上の人口60億としますと、その一千万倍くらいの微生物が流されたという計算になります。有明海周辺の長崎県、福岡県、熊本県の多くの地域で協力していただきました。
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諫早市を軸にしたネットワークや大牟田市魚市場の例です。
市場の臭い消しや浄化槽に使われている他、市場の側にある干潟にこのように直接散布しています。この干潟がどうなったかと言いますと、この付近で久しく見られなかった様々な生物が見られました。ゴカイ、イソギンチャク、アサリですね。その外、大牟田市北に位置します柳川市周辺地域ではムツゴロウが例年よりも多く発生したということです。
次に瀬戸内海に面している神田町では上野さんという酒屋のご主人が一生懸命やられています。毎週1トン、計26トンの活性液を仕込んで配って下さいました。
神田町を流れるこれはトノ川という川なんですが、毎年ホタルが出るんですけれども、今年は例年よりも多かったという報告を得ています。また、この川の下流域に当たる北九州市小倉南区の曽根干潟、ここはカブトガニの産卵地で有名なんですが、カブトガニの数が例年の3倍に増えているという記事が出ました。
なぜ、このような現象が起こったのかということは専門家でも説明できないそうです。でも、私たちEM関係者はEMを大量に流した結果だと確信しております。
次に諫早市の例を紹介します。ここでは百倍利器2を1台導入しまして、出来たものをさらに1トンタンクで20倍に培養して、ジャブジャブ流されました。諫早市の協力で中央ふれあい公園の池の浄化に取り組みました。この池は市内を流れる一級河川、本明川に繋がっておりまして、この池を浄化するということは池をきれいにするということだけではなく、干拓の調整池も浄化するということになります。
具体的な手法としては、毎週300リッターの活性液を300トンの池に投入しました。ですから毎週千分の1入れたことになります。かなり量が多いのですがその他にも、EMの密度を高めるため、池の入口にセラミックを設置して水のクラスターを小さくすることに心がけました。それから、すみかを作らないといけませんので木炭を300キロ袋に詰めて沈めております。そうしましたところ、大体2か月後の8月ぐらいにスジエビが大量に発生しました。
河川の汚染度の目安として指標生物があげられます。水の汚染度は4段階に大別されるんですが、このスジエビというのを調べますと清流の次の2番目にきれいな水に発生する生き物だそうです。近所の人の話によりますと、ここ何年もこのエビは見られなかったということで驚かれておりました。
いろんな汚染の具合によって発生する生物が全然違ってきますが、華山さんの発表にもありましたがタイラガイとかタニシ、ボラが川に上がってきてたりしてましたが、同様な現象として貝類魚類が発生しております。
ここで、どうしてこのようなことが起こるのか、事実から考えられることを推測してみました。
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自然界には微生物層、それを食べる植物性プランクトン、それを食べる動物性プランクトン、それを食べる魚や水性昆虫などそのような生物が死ぬことで再び微生物に分解されていく、いわゆる生態系ピラミッドで構成されております。現状として私たちが洗剤や漂白剤、それから消毒のし過ぎで、いい菌も悪い菌も全部殺してしまうため、河川は微生物層が激減し小さいピラミッドしかできておりません。
ではピラミッドが出来ていない部分はどうなっているか。これがヘドロ化したり悪臭を放ったり、生態系自体が小さくなっている状況だと考えられます。どうすれば回復するかともうしますと、単純な話で微生物を足してやればいい訳です。微生物層を増やすことで、底辺が大きくなれば上もそれに伴って大きくなる。ものすごく簡単に説明すればこういうことです。
先程お見せしましたような生物の発生現象というのは、生態系が回復し正常な状態に戻ったということの証明になるのではないかと考えられます。
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次に、国や行政が水質の指標としているBODの数値がEMで河川浄化を行ったときにこの数値が上がったり、不安定になったり、はっきりしない、ということがよく言われます。しかし、私たちはBODの数値が低いということと、BODは高いけれども生物が棲めるようになった水というのは、どちらがきれいな水なのかということを考えなければいけないと思います。
では、今度はEMを流した水路の水質はどういうふうになるのかというデータがありますのでご紹介します。諫早市内の繁華街を流れる水路で、本明川に繋がっておりまして、さらにその先に干拓地に繋がっております。こういう水路が、諫早市内にはたくさんあり、諫早市連合婦人会が実行して水質調査等の費用を国土交通省の本明川河川事務所が出してくれることになりました。
数年前に調査された水質の平均値と今年の水質の平均値の比較では、永昌町というところと天満町というところの2か所の検査項目はBOD、SS、窒素とリンです。天満町は、明らかに全部の水質が下がっているという結果がでましたが、永昌町の方は実はBODとSSが上がっております。これは非常に興味深いデータで、このデータを見て水がきれいになったかどうか、EMの効果があったかという判断が出来るでしょうか。普通ならBODが上がっているから水質が悪くなったと言われるかもしれません。
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私の考えは違いまして、BODはどういうふうに計るかと言いますと、水中の酸素の減り具合を調べます。水の中に微生物がたくさんいると微生物も呼吸をしますから、この数値は必然的に高くなります。一般に微生物がたくさんいるということは、バイ菌がたくさんいるという考え方の指標ですから、BODが高いということは水質が悪いと考えられがちなんですね。しかしEMによる浄化というのは、微生物が増えて、汚染を分解するということですから、浄化の過程では一時的にBODが上がるということが考えられます。
一方窒素とリンはちゃんと下がっていますので、浄化が促進された証明とも言えると思います。EMを使って浄化するときに、BODが高くなってもそれはまだまだEMが活躍している途中という合図だと考えられます。減少した窒素とリンはどこへ行くのか、ということを考えてみます。窒素とリンが分解してなくなるかというと、窒素とリンは無機物ですから分解してなくなるということはないんです。生物層が自然界で多様化することによってそれまで分解未利用だった水中の窒素やリンが、水中の生物に取り込まれることによって見た目減っているように見える、とそういうことなんですね。もし微生物の多様化が失われている場合どういうことが起こるかといいますと、赤潮の発生等があげられます。
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次に、汚染源であります有機物がどのように分解していくか詳しく説明します。汚染源が有機物としますと、微生物によって分解されていくわけですが、分解の方法には2種類ありまして、酸素を必要とする酸化分解と酸素を必要としない発酵分解というのがあります。酸化分解というのは、このように高温で繁殖活動をしまして、エネルギーや炭酸ガス、水というふうにバラバラに分解してくれます。
有機物を無機化することについて、米のとぎ汁の例で挙げますとたんぱく質、炭水化物、脂質好気と3種類大別して汚染源があるわけですが、これらがコウキ性で分解されると海に流れていき赤潮などの異常発生を起こしてしまいます。発酵分解の方ですが、有害発酵と有用発酵に大別できます。有害発酵というのは、アンモニアや硫化水素等の有害な還元物質が腐敗菌によって生成されている状態を示します。
ではEMで発酵させたらどうなるかと言いますと、今度はアミノ酸や糖類、脂肪酸などの低分子で害のないものに分解してくれます。そのままの状態で新たな生物の餌になりますので溜まらないのです。生態系に取り込まれやすいために水が汚れず、更にこれが広がっていくことでいままで溜まっていたヘドロもどんどん分解していきます。生態系が多様化することで、このように無機の窒素、リンも生態系に吸収されてくことを示しております。
まとめますと水質データは先程BODだけよりも、窒素やリンなどの無機栄養塩類のデータを指標とすべきです。それから水質データが下がるということは、汚染物質そのものが消えてなくなるのではなくて、生物層に取り込まれると考えます。「では、この減った窒素とリンはどうなるんだ」と質問される方がいますので、「いや物質量が減るのではない、生物層に取り込まれることで見かけの物質量が減るんだ」という説明をすれば苦笑いをすると思います。
それから、水質データよりも、これからは生物層の変化という臨床データを重要視すべきだと思います。医学の世界でも、なぜ麻酔を打つことで感覚がなくなるかというのは今だに医学的に説明できないらしいですね。どれくらい打ったら麻酔が効くという臨床データと経験則でやられているそうです。EMもこういった経験則が必要と思います。地域によって出てくる生物は全然違うんですけれども、それでも大別することでヒントが出てくると思います。
それから河川や海域でのEMによる浄化というのは、EMそのものが直接汚染を浄化するのではなく、EMが引き金となって浄化を促進する。よって、自然生態系を復活させるためには、微生物層を増加させ生態系のピラミッドを元に戻すだけでいい、と単純な法則になります。これが比嘉教授がおっしゃるところの、「効くまで使いなさい」ということではないかと思います。
というところで私のお話を終わらせていただきます。
司会:
どうも有り難うございました。一つ補足させていただきたいんですけれども、EMというのは本当に不思議なことがあります。
私も、こんど「じゃぶじゃぶ」とかいろいろ体験して不思議なことがいっぱいあったんですけど、ジャンボタニシで悩んでいる農家さんが多かったんですが、EMを流したところはジャンボタニシがいなくなるんですね。これはなぜかというと、ジャンボタニシは腐敗している餌を好む。EMを流して発酵した餌になると、ジャンボタニシは餌として受け入れない体質だそうですね。だから、ジャンボタニシの対策にもEMは一役かっているようなところもありました。 質問のある方はどうぞ。
質問者1:
四ツ倉川が光合成細菌、紅色硫黄細菌で赤くなったということの説明と、塩素を流さないという時には、妨害とかなかったですか。
華山:
河川で紅色硫黄細菌が大量発生した時は、四倉支所の横山係長と実行委員会からこまめに連絡を取り合い、1日に10回くらい現況報告し説明を欠かさなかったので安心してくれました。
一番最初は役所関係の人が、「これ、どうすんだよー」ということでかなり心配してみらえれたんですが、リアルタイムで一週間に渡り報告しました。そして、誰も騒ぎませんでした。それと、有機塩素に関してはどなたも反対されませんでした。
司会:
よろしいでしょうか。どうぞ。
質問者2:
全国放送とかそういうのはされないんですか。こういうのは、タイラギとか死んでるとか、よく見ますけれど、きれいになったとか、全然聞いたことも見たこともないんですけれど。
白土:
取材は入って来ています。
司会:
海苔の分科会を作ったときはNHKがEMと言っており、その後有用微生物と言い換えて報道しておりました。
華山:
四ツ倉川に関しては、10月の13日以前から1か月間に渡って取材していただいて、福島県の広報として10チャンネルの朝日放送で正式に取り上げてられテレビ放映されました。それによって、全国から一斉に、市町村行政関係者から視察が続いております。
司会:
報道に頼るよりも、自分で体験してすごいと思った方がよろしいと思います。だからマスコミはあまり頼りにせずに「なんで報道されない」んじゃなくて体験することが一番です。ぜひそういう観点で、これから日本を背負う青年になっていただきたいと思います。
質問者2:
新聞記事なんか取り寄せて、「ああ皆さん活躍されている、ああいいな」と思っていたんです。ところが、その話を今住んでいる茨城のいろんなサクラ川とか霞ヶ浦だとか何やっても駄目なんですね。そこで海苔の養殖では成功しているんだから、瀬戸内海だって今にきれいになるよって話をするんです。そうしたら「何言ってるんだ」、地方版にしか載っていないじゃないか、と。新聞は地方版じゃないかって、言うんですね。そんなにいい話だったら全国版に載るはずだとの意見があり、悔しい思いでした。
司会:
私らが一番くやしいんですけれど。それは「心に太陽」でですね。やってない人は何言ってもいいんですよ。でも諫早もそうだし有明もそうだし、結局、婦人会の方が動いているんですよね。だから、ことを起こすのは一人からで、そしてそれが10人になって百人になって、これが運動体となる。最初決めるのは一人の行動なんですよ。
EMというのは、全国的にどんどんどんどんいい結果が出てるのに、そういう評価はなくてもう自分でやる、と決めた瞬間にそれが二人、五人になっていくんですよね。だから、そういったネットワークを広げていけるのがこのEM運動だと思うんですよ。だから婦人会の方も、本当に喜んで現場で12万個ものEM団子を作られました。簡単に12万個って言いますけれど、どうすれば12万個作ることが可能ですか。やっぱりそういう思いがあるんですよ。
このような活動を国策でやってくれれば一番いいんですけれども。まだ認めてくれないというところがあります。だから、今回の有明海や瀬戸内海もやっています。地道な努力をしてまいりますので、ぜひ一人ひとりが活動する、「みんなが主役の自然浄化」ということで、今回の自然水系浄化分科会を終わらせて頂きます。ありがとうございました。