EM-X医学発表会は、まず最初に「EM-Xの最新情報」と題する比嘉照夫教授の講演で幕を開けた。比嘉教授は、「いろいろな方々の要望により、9月には『EM医学革命』が出版された。また、最近では波動が精神障害や霊的障害にも効果があるのではないかと、波動を強くする研究も成果をあげている。今後は生活習慣の改善などと絡めながら、EMをより効果的に活用する方向に進めていきたい。また、EM-Xの生産量の増加により、以前から約束していたローコスト化の準備も進めている」と報告した。その後、日本国内はもとより、アメリカや中国から参加したパネリストによる発表が行われた。歯科医療の現場でEM-Xを活用し大きな治療効果を得た例や、EM-Xの抗酸化作用とNK細胞活性化の関連性を調べた研究例、ガンの末期患者の痛みをEM-Xが改善した例などが、医療現場で実際に患者と向き合う医師たちによって示された。
歯科医療の新しい治療方法に 歯科医師のスティーブン・A・スイドラーさんは、歯を抜いたり神経を取る従来の治療法ではいやだ…とある患者から相談を受け、その治療にEM-Xを活用した。
出血のひどい患部にEM-Xを含ませた木綿を貼ると、20秒で血が止まった。また、従来の歯科用セメントの代わりにEM-Xセラミックスと薬を混ぜて虫歯に用いて4カ月後様子を見たところ、繊維質の赤いカリフラワーのような塊ができており、顕微鏡で見ると、それは神経が修復された部分だったという。
スイドラーさんは「歯科治療であれほどの虫歯が治ったという事例はない。通常だと一度神経が露出した歯は痛みがひどく、抜いてしまうか神経を抜くしかないのだが、患者は痛みもないと言っていた」と語る。
その後の治療で、同じように神経が露出するほどのひどい虫歯でも、EM-Xを使えば80%が神経を取ることなく治癒しており、また、歯槽膿漏など歯茎の病気にも効果がみられたという。スイドラーさんはEM-Xが歯科医療の新しい治療方法を確立するだろうと予見し、「EM-Xは今後の新しい歯科医療の方向性を示すものだ。EM-Xセラミックスの治療用セメントなどもあればぜひ使ってみたい。EM-Xは口の中の環境を良い状態に保ち、人体に害のある微生物が育ちにくい環境をつくる。虫歯予防にもEM-Xは効果的だ。いつの日か歯科治療のいらなくなる日が来ることを願っている」と語った。
NK細胞に活性効果があるか 福岡県の後藤誠一さんは、「NK(ナチュラルキラー)細胞活性からみたEM-Xによるガン治療指針」と題して発表を行った。NK細胞はガン細胞を攻撃し、転移を防ぐなどの作用があることで知られる。これが増強すれば、ガン細胞を初期段階で死滅させることができるのだという。
「127人の患者にEM-Xを常用させてNK細胞の活性を調べたが、EM-Xが効果的だったかについてはまだなんとも言えない。しかし、投与量を増やすなど、これからもこのような研究を重ねていくことが、医学会でEMを認めさせることにつながると信じている」と後藤さん。「特に、ガンの手術後は約1年の間、NK細胞の活性化が下がる傾向にあり、この時期に普通より多めのEM-Xを飲めば、その改善に効果が見られるのではないか」と発表を結んだ。
フロアからは「私の弟はガンで亡くなったが、EM-Xを飲むことで痛みがかなり軽減されたと言っていた。今回の研究では明らかな結果が出なかったようだが、痛みという観点からみるとEM-Xはガンに確かな効果があるのでは?」という質問があり、後藤さんは「EM-Xに含まれるケルセチンが抗炎症作用を示すので、これで痛みが軽減していると推測される。ガンの痛みに効果があるという話はいろいろな患者から聞くので、確かに効果はあると思う」と答えた。
代替医療の一つとして注目 肺ガン手術の後、知人に勧められてEMを知るようになったという東政弘さんは、術後にEM-Xを飲むようになって、それまでたびたび歯科医に通って治療していた歯茎の腫れがなくなったことに気づき、その効果に驚いたという。
以後、知人やガン患者などに勧めたところ、さらに驚く効果を目の当たりにした。骨髄系症候群でヘモグロビン値が低くなり輸血を134回も受けていた恩師は、EM-Xを飲み始めてから輸血を必要としなくなった。また、ミトコンドリア脳症で細胞内の代謝が悪く、尿酸がたまって頻繁にけいれんを起こしていた患者は、EM-Xの飲用で、治癒はしなかったものの亡くなるまでけいれんに苦しむことはなかった。
「初期ガンの患者は手術などの医療で治る傾向が強い。この場合はEMだけに頼るのでなくよりベストな選択をするべき。しかし、他のケースでは、医療と併用した代替医療の一つとしてEM-Xを取り入れた総合医療が今後の方向性を示すのではないか」と東さんは語り、「ガン予防の観点からもEM-Xの抗酸化作用が効果的ではないか」と期待。「EM-Xを少量でも毎日飲む人とまったく飲まない人を比べ、何人がガンを発症したか、何歳で発症したかを比較すれば、結果に差が出ると推測される。今後は、千人、万人という単位でリサーチし、EM-Xがガン予防に役立つという立証がほしい」と締めくくった。
末期ガン患者の苦痛を除去 加藤信夫さんは「過去5年間で、50例のガン患者にEM-Xを1日60〜100ミリグラム摂取させたところ、5人の末期ガン患者にEM-Xによる鎮痛効果が見られた」と発表した。
「EM-Xを使えば、鎮痛剤を使用しないですむケースは確かにある。中には、他院で麻薬を使って痛みを抑えていた患者が、EM-Xを服用し始めて10日後からは薬を必要としなくなった例もある」 加藤さんは95年からEM-Xを医療相談に取り入れて患者に投与している。それ以来EM-Xを飲み続けて、転移したガンの腫瘍が小さいままの患者も一人いるという。
このような効果をみて、EM-Xがガンの治癒にも有効か、マウスを使った実験も行った。EM-Xを飲料水として飲ませているマウスに、腹水ガンの細胞を入れて、その後の経過を調べたのだ。
「ガン細胞、マストサイトーマが強すぎて、EM-Xを飲まないマウスとの差は出なかった。他のガン細胞を使うなど、実験の改良が必要」
結果は芳しくなかったが、加藤さんは次回の実験へ意欲を見せた。
抗ガン剤の副作用を抑制 中国から琉球大学に留学中の郭志宏さんは「マウスを使った動物実験で抗ガン剤の副作用にEM-Xが驚くべき抑制効果を挙げた」と報告した。ガン治療に用いられる抗ガン剤は、正常な細胞にも損害を与え、アレルギー障害、脱毛、食欲不振、臓器障害などの副作用が問題となっている。
実験では、抗ガン剤6−メルカプトプリンを投与したマウスにEM-Xを与え、3週間後、8週間後の経過をEM-X未投与のマウスと比較した。
6−メルカプトプリンは強烈な活性酸素、フリーラジカルを誘発して体内のDNAに損傷を与えるが、EM-Xを用いたマウスでは骨髄DNAの含有数が高く、骨髄造血機能を促進していることが明らかになった。これはEM-Xの強い抗酸化作用がDNAの損傷を防ぐと考えられるという。
また、6−メルカプトプリンは染色体異常の小核を強く誘発するが、EM-Xを用いたマウスだと異常な小核の出現率が他のマウスに比べ48.93%と減少傾向にあった。肝臓のGOT、GPT値を比較しても、EM-X投与のマウスがかなり低いという結果が出た。
抗ガン剤による脱毛症状は、EM-Xを投与したマウスとそうでないマウスとでは明らかで、スライドを観客に提示するとどよめきが起こるほどだった。前者の毛がほとんど抜けていないの対し、後者は半分ほどしか体毛が残っていないからだ。
郭さんは「EM-Xは、抗ガン剤による免疫器官の損傷を抑制し、成長を促進する」と発表をまとめた。
糖尿病患者の血糖値との関連性 昨年の分科会で、自院の糖尿病患者の半数にEM-Xによる改善がみられたと報告した福山茂雄さん。今年は調査患者数を32人に増やし、EM-Xがインスリンの分泌や血糖値降下に影響を及ぼすかを調べた結果を発表した。
福山さんの調査方法は、32人の患者に最初はブドウ糖だけを投与し、後日ブドウ糖にEM-Xを付加して投与、ともにブドウ糖負荷試験を行って血清からインスリン値と血糖値を調べるというもの。トレーランGを投与後、30分、60分、120分後に採血して調べ、後日トレーランGとEM-X20ミリグラムを投与して同じように値を調べ、比較した。
その結果、「ブドウ糖にEM-Xを付加して患者に投与した試験は単純ブドウ糖負荷試験と比較すると、62%の確率で患者の血糖値を下げる効果がみられた。血清インスリンにも増加した傾向が見られる。」と福山さん。
今後は、投与するEM-Xの量を20ミリグラムから30ミリグラムに増やして効果を調べたり、健康な人にも実験に協力してもらって数値を測定するなど、さらにEM-Xと血糖値との関連を調べてみたいと福山さんは語った。
生体微弱電磁エネルギーに及ぼす影響 小澤博樹さんは「人体を流れる微弱電磁エネルギー、いわゆる波動を計ることによって、EM-Xや他の医薬品、漢方薬が人にどのような影響を及ぼすのかを調べてみた」と切り出し、磁気測定機を用いて男性6人、女性11人、計17人の健康な男女を対象にした実験結果を発表した。
実験の経過は下記の通り。まず、「免疫」「ストレス」「ガン」「白血病」「うつ病」に対する被験者の磁気エネルギーを、被験者が何も持たない状態で測定し基準値とする。数値は−21から+21の範囲内で表示され、+にいけばいくほど健康である状態を示すという。 次に被験者にEM-Xを持たせて測定し、生体微弱電磁エネルギーに変化があるかを調べる。
「被験者の平均値は、免疫16.1、ストレス−6.2、ガン−7.6、白血病−6.9、うつ病7.4。EM-Xを持たせると76.5%の被験者の波動に改善がみられた。具体的には、免疫が4.4ポイント、ストレスが13.3ポイント、ガン10.9ポイント、白血病9.5ポイント、うつ病が8.5ポイント上昇した」
ほかに漢方薬などでも調べたが、良い結果は得られなかったという。抗ガン剤での実験では、17人中8人が「ガン」の波動で改善が見られた。
「しかし、抗ガン剤では免疫の波動が−30ポイントも減少した。抗ガン剤は一部のガンに効果があるが、全体としては人体にはマイナスである」 小澤さんは、このデータで見る限り、抗ガン剤とEM-Xの併用はナンセンスだと語った。