EMフェスタ2000 > 発表大会


アメリカからの
事例発表 No.13-4
2000.11.12
チーズ工場の廃物ラグーンにおける
EMによる水質改善
The Theater Event --------
Effective Microorganisms



 
 アリエス・テク社(Aries Tek Ltd)はカリフォルニア州・ミシガン州・フロリダ州を活動の中心として、微生物による水質改善(バイオレメディエィション)を専門とする会社。しかしアリエス・テク社の活動は、ほとんど国土全域にわたっていると言える。アリエス・テク社には化学分野と技術分野の両方の専門家がそろい、2年前から酪農や畜産における汚水のバイオレメディエイションにEMを活用している。試行錯誤を通したさまざまな努力は大きな成果をあげてる。
 現在、アリエス・テク社はあるチーズ製造会社からの依頼を受け、チーズ製造行程で出てくる塩分を多く含む排水のラグーン(酸化池)における、EMによるバイオレメディエイションでの充分な浄化の可能性を探っている。
 排水中の高塩分は塩分障害を起こすため、カリフォルニア州地域水質委員会(California water Quality Bord -California EPA)も放流水の塩分濃度を厳しく規制している。水質測定の際、SAR(ナトリウム吸収率)によって塩分濃度を推し量るのだが、6〜8週間のEM活性液投入で、このSARは39.0から9.0にまで低下した。チーズ製造会社はこの結果に驚き、さらにアリエス・テク社は現在、SARが5.0以下を目標としてさらなる改善に努めている。
 長年この排水に頭を悩ませていたチーズ製造会社の環境コンサルタントも、この結果をたいへん驚き喜んでいる。いずれは、チーズ製造会社から流される排水が、灌漑用水としてリサイクルされることが期待される。
ダニエル ヒブラー
(Daniel Hibler)
アリエス・テク社副社長



 私が現在依頼を受けているチーズ製造工場では、モツァレラチーズを主に生産しています。そこからの排水は1日に1,200トンくらい出ますので、工場には7つの排水のため池があり、2,100万ガロンが溜められるようになっています。この池は40年ほど使用しております。


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 写真でも分かりますように、長年使っていると、排水中の汚泥が6インチもの厚さをもって固形物となって堆積しています。そこにEMを投入しました。
 チーズを作る際に大切なことは塩の加減です。ということは排水にもかなりの塩分が含まれることになり、この濃度だけですでにカリフォルニア環境保全局から訴えられて、濃度を下げなければ工場の閉鎖という段階まで追い詰められていました。
 その対策としてEMを2000-11 EMフェスタ2000の2月から使い始めたのですが、最初は250ガロンのEM活性液を散布し、その後は毎日40ガロンのEM活性液を入れていきました。


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 グラフ(スライド2)でご説明しますと、S.A.R.というのは塩分濃度で、2月の段階では40以上ありましたが、EMを使用することで8月の段階では17まで数値が下がっています。カリフォルニアの法律ではS.A.R.が5.0にならなければ畑にまくことはできないことになっておりますので、現在はさらにEMを多めに使い、その数値まで下げることを目標にしております。その他の汚染物質等の数値もEMによって減少していることがわかっています。


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 これ(スライド5)は4月20日の写真ですが、すでに臭いはなく、ヘドロもなくなりました。表面に浮いていたかすも見当たりません。そして、もともとはいなかった鳥たちが工場の池に訪れるようになりました。このような様子を見ておりますと、元来の自然の姿に戻りつつあることを感じております。  どうもありがとうございました。