EMフェスタ2000 > 発表大会


事例発表 No.12
2000.11.12
地球環境・共生ネットワークの
EM普及状況について
The Theater Event --------
Effective Microorganisms



 
 神戸市生れ 大阪経済大学卒
1963年(昭38年)流通革命の初期に、住友系スーパーチェーン(株)サミット(現在首都圏の大手に成長)の発足に、常務取締役として参画、アメリカのセーフウェイ社の指導で、日本で初めて肉・魚のプリパッケージシステムを同社で導入した。
 1981年(昭56年)吉原製油(株)(住友系大手食油メーカー)の常務取締役に就任。食品業に従事。退任後1991年(平3年)(株)クイーンズ伊勢丹顧問に就任し、店舗開発を指導。 1998年(平10年)琉球大学比嘉照夫教授を会長に”地球環境共生ネットワーク(略称U-ネット)を設立し、純粋なボランティアの全国組織(NPO法人)として同士の方々と、EMによる環境浄化に取り組んでいる
浜渕 隆男
(はまぶち たかお)
NPO法人
地球環境・共生ネットワーク運営委員長(東京都)



 ご紹介いただきました、U−ネットのまとめ役の浜渕です。「地球環境・共生ネットワーク」という名称は長いものですから、略称・U−ネットとして活動を行っております。  U−ネットは、一昨年に比嘉先生を会長に、純粋なボランティアの全国組織として発足しました。当会は、特定の企業や政党、宗教に一切左右されず、すべての会員が自由平等で、自己責任の元で活動し、相互に助け合うことを基本理念にしております。昨年の12月には、東京都知事から特定非営利法人の認証を得て、現在NPO法人として活動を行っております。  会の目的は、有用微生物群(EM)を活用して地球レベルの環境問題を改善することにあります。組織は全国を10地区に分け、それぞれの地域に適したテーマを設定し、環境の改善に努めております。


資源循環型社会の構築を目指す

 主な活動は、第一に資源循環型社会の構築で、具体的には、茨城県取手市の緑の会が主催する生ごみのリサイクル、札幌グランドホテルでの生ごみの堆肥化、東京のスーパー伊勢丹での生ごみリサイクルのモデルづくり、EMによる北海道クリーン農業の推進、足利市での環境教育とケナフ栽培の普及などです。
 特に緑の会の生ごみリサイクル活動は、取手市に感銘を与え、市の3万世帯のEMによる生ごみリサイクルを始めたいと、その実施計画案の依頼がU−ネットと(株)EM研究機構東京事務所にあり、現在それを作成中です。
 北海道クリーン農業については、U−ネット北海道のメンバーと道庁の担当者が共同でプロジェクトを組み、道内数カ所で実施中であり、その成果を踏まえて、北海道庁はEM農業を推進することになっております。
 また、札幌のホテルの生ごみ堆肥化は軌道に乗っていますし、スーパーでの生ごみリサイクルモデルづくりは、ほぼ完成いたしました。ちょうどこのほど、農林省が「食品廃棄物再商品化」という法律を制定し、スーパー、百貨店、ホテル、外食産業から出る生ごみの一定量の堆肥化を義務付けることとなりました。このため、各大手スーパーからこのモデルに対する問い合わせや見学希望が増えております。


河川・湖・海の浄化

 二つ目の活動は、河川や湖、海の浄化です。
 海の浄化では、瀬戸内海の浄化作戦や青森県むつ湾の浄化が進行中であり、湖の浄化では、長野の諏訪湖の浄化、福井県の三方五湖の浄化が始まっております。また、河川の浄化は、福島県いわき市の境川と蜆川の浄化、今治市の有津屋川の浄化、松山市の久万川の浄化に続いて堂元川の浄化活動が始まることになっています。また、北上川の浄化が来年には予定されております。
 特に瀬戸内海浄化は、U−ネット四国及び中国の委員の方々が熱心に取り組み、予想以上に進展しております。愛媛県の加戸知事がこの活動に共鳴して下さり、県として本格的にバックアップしてくれることになりました。2001年は、瀬戸内海沿岸の各行政に呼びかけ、「瀬戸内海EMサミット」を開催する予定です。
 河川の浄化でも、今年の4月からスタートしたいわき市の境川で著しい改善がみられ、ヘドロや悪臭がなくなり、小魚の群れが川に戻ってきました。うなぎの稚魚も80匹が発見され、海岸部では20年ぶりにアカウミガメの産卵が確認されました。いわき市長もこの成果に驚き、市の他の河川もEMによる浄化をすることを検討中だと聞いております。このような動きが、福島県や宮城県と東北の河川全体に広がることを期待しております。


EM関連商品の大手販売ルートの開拓

 EMはだんだん知られるようになってきましたが、まだまだご存じない方もたくさんいらっしゃいます。そこで私たちは、環境にやさしいEM関連商品を一般の大手のルートに乗せることで、EMを一般の方々に認知していただくことが大切だと活動を展開しております。
 昨年末には、EM鮮度保存袋やEMサポーター・ソックスなどの健康グッズを、関東私鉄8社のスーパー600店で発売を開始していただきました。
 そして今年の9月にはEMトイレットペーパーを完成させ、このたび日本の玄関口である成田空港で全面採用していただくことが決まりました。続いて道路公団及びJRの大手ユーザーにアプローチ中です。いずれは、日本中のすべての公共施設でEMトイレットペーパーを採用していただくことを目指しております。
 また、ダイオキシンフリーの塩ビのEMラップフィルムを大手メーカーと共同開発中であります。  私たちU−ネットはNPO法人ですので、独自に事業をするわけにはいきませんが、EMによる環境にやさしい商品を、あらゆる人脈を通じて大手ルートに乗せるお手伝いをしていくつもりです。


EM技術の普及・啓蒙

 四つ目の活動は、EM技術の普及と啓蒙活動です。
 例えば、比嘉先生のEMによる環境問題講演会を各地で順次開催しています。
 特に申し上げたいことは、過去長年にわたり、EMに対するデマや妨害がありましたが、私たちはこれをいつまでも放置してはおけないと考えました。その誤解を解くべく、政・官・マスコミの良識ある方々にEMの真価を理解していただくために、行動を開始しました。
 その結果、自民党の野中広務幹事長をはじめ、参議院の福本潤一先生、環境部会の先生方、マスコミでは軍事アナリストの小川和久先生など、多くの方にEM理解者になっていただきました。その方々の応援もいただき、今回の九州・沖縄サミット首脳会議では、外務省がEM技術のビデオ(30分)を製作し、海外のメディアの方々に2,000本を政府広報として配布していただきました。
 このことは、日本政府がEM技術を正式に認めたことになります。
 過去、比嘉先生のたゆまぬ努力で、世界80カ国以上がEM技術を評価しています。しかし、本家本元の日本の中央官庁が一番厚い壁だったわけです。このたび、その厚い壁をついに破ることができました。昨日の懇親会の席でも申し上げましたが、20年前、琉球大学の比嘉先生の研究室で誕生したEMが、苦節20年、名実ともに成人式を迎えたことになります。
 私たちは21世紀こそ、EM革命の時代になると信じております。しかし、まだまだ既得権益者たちが中央官庁を後押しして、いろいろと妨害してくることが予想されます。私たちU−ネットは、これからもその妨害に対して一つずつ敢然と立ち向かっていく覚悟であります 。
 ここで一つ、皆様にお願いがあります。私たちU−ネットは、発足してわずか2年です。幸いにも、いろいろな分野の経験豊かな方々がはせ参じてくださいまして、活動に参加していただいておりますが、まだまだ組織は強くありません。よし、私もU−ネットに入ってやろうという方がおられましたら、ぜひ仲間に入ってお力をお貸しください。私たちはいつでも門戸を開いてお待ちしております。どうかよろしくお願い申し上げます。


EMが日朝の掛け橋に

 ここで一つ、裏話をさせていただきます。
 昨年暮れに、村山訪朝団が実現し、朝鮮民主主義人民共和国と外交上の成果を挙げたことはご記憶に新しいことと思います。昨年の秋、私たちは当時官房長官であった野中さんと比嘉先生の会談を実現しました。その当時の日本政府は、対朝外交は八方ふさがりで、それを察した比嘉先生は、自主的に朝鮮総連トップを呼んで「もっと心を開いて、国際社会の仲間入りをすべきだ」と、懇々と説得されました。そして、村山訪朝団が、超党派で実現したのです。
 今年6月には南北朝鮮首脳会談も実現しました。10月にはアメリカのオルブライト国務長官も訪朝されました。日朝国交回復は、しばらく紆余曲折があると思われますが、やがて同国がアジア諸国の仲間入りをして、アジアの危機がなくなって平和になれば、比嘉先生の捨て身の努力が実ったことになります。
 今年、韓国の金大統領がノーベル平和賞を受賞されました。たいへんおめでたいことですが、私は陰でこの舞台のきっかけをおつくりになった比嘉先生こそが真のノーベル平和賞だと思っています。
 私たちU−ネットは、イデオロギーを超えて人類のために私欲を捨てておられる先生の理念と行動に共鳴して集まった人々が結集したボランティア団体であることを重ねて申し添えたいと思います。
 実は、この話は比嘉先生には内緒で話してしまいました。あとで謝っておきます。
 そろそろお時間ですので、最後にまとめさせていただきます。
 私たちはいつの時代でも子どもたちの未来は輝いているべきだと思います。そのためにも、私たち大人は、少しでもきれいな地球を後世に残す義務があります。
 私たちU−ネットは、皆様と協力して、身近な生ごみの資源化から汚水の浄化、大きくはダイオキシンの解消、排ガスの減少の解決まで、一歩一歩着実に取り組んでまいります。
 これからもどうかよろしくご支援くださいますよう心からお願い申し上げまして、U−ネットの活動の報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。

地球環境・共生ネットワーク-ホームページ http://www.unet.or.jp/