EMフェスタ2000 > 発表大会


事例発表 No.08
2000.11.12
 EM-Xの大いなる治癒力
The Theater Event --------
Effective Microorganisms



 
 大正14年福岡県生まれ。昭和25年慶応義塾大学医学部専門部卒業。大学では大脳生理学の研究を行った。医学博士。昭和26年埼玉県大和町(現和光市)にて内科・小児科開業。平成元年4月埼玉県和光市市長初当選。埼玉県朝霞地区医師会長。外務省国際緊急援助運営委員会委員。ボリビア国立サンアドレー大学医学部名誉教授。社会福祉法人三芳厚生福祉会特別養護老人ホーム「三芳園」理事長及び老人保健施設「むさしの苑」理事長。埼玉県和光市長。趣味は登山と読書。
田中 茂
(たなか しげる)
和光市長
朝霞厚生病院理事長 (埼玉県)
 


 今日私がお話することはEM-Xと関係があるのですが、導入部では少し別のお話をいたします。
 2年前にアメリカのピッツバーグの脳神経外科の大学教授のダグラス・カンジオという方が、偉大な実験を行いました。
 先生は、脳卒中で倒れた12名の患者の脳の中に、人間の脳細胞を培養したものを、患部に小さな穴を開け、長い針を使って約200万個入れました。脳細胞は全体で1千億くらいあるので、量としては少量です。そうして2年後に、その患者たちの中に、驚くべき回復をした患者が出てきたのです。これは、世界で初めて、失われた脳細胞の機能を取り戻した実験です。
 脳細胞というのは、人間が生まれてから死ぬまで減ることはあっても増えることはない。脳溢血のときに手や足が麻痺するのは、脳の内嚢というところに言語中枢からくる神経や運動神経が走っているのですが、その部分が使い物にならなくなったためです。麻痺はリハビリによっていくらかは回復しますが、脳細胞が回復するわけではなく、筋肉がトレーニングによっていくらか動くようになるだけです。
 ところが、カンジオ先生は、今言いましたように、回復させた。世界はこのニュースで持ち切りで、日本の脳神経外科学会においても、一度壊れた脳細胞を再生させる方法がいろいろと考えられました。
 胎児の時には神経幹細胞というものがたくさんあり、それは自分のコピーをたくさん作っていく役割をもっており、神経細胞を作っていくのです。例えば脊髄の細胞、目の細胞、そういったものに変わっていくわけです。しかし、生まれるころには、神経幹細胞はもうないと言われていました。


EM-Xは脳の幹細胞を増やす?

 パーキンソン病というものがあります。今まで私はEM-Xを使い、パーキンソン病が直った例が3例あります。1例は2カ月で、1例は1年、もう1例は3年かかって治癒しています。
 しかし、現代医学では、パーキンソン病は直らないと言われている。その理由は、この病気が脳の中脳の部分にメラニン色素を含んだ黒質があります。ここでドーパミンの分泌に悪い影響を与えるのです。ドーパミンが出なくなると、運動がうまくできなくなる。手が震えるなど、ぎこちない動きをします。そういう病気になるのです。
 現在までの治療は、エルドパという薬で行います。これは体の中に入るとドーパミンになり、飲んだ後しばらくは治りますが、また症状が出てきます。これを数年飲んでいると、だんだん効かなくなるだけでなく、幻覚が出るなどの副作用が強くなります。最後は、痴呆に陥ります。それで、現在の医学ではパーキンソン氏病は治らないと言われているのです。
 では、パーキンソン病がなぜ治ったかという考察を行います。人間の脳の中には幹細胞はないと言われていました。胎児のときにすべてなくなると。しかし、最近、大阪大学の岡野教授が、成人の脳にも神経幹細胞があったと発見をしたのです。少ないけれども成人の脳にもあるとわかってきました。
 それでは、なぜ神経幹細胞が、脳卒中で失われた神経細胞に変わらないんだ、神経幹細胞は働いてくれないのだということになります。それは、胎児の脳と成人の脳の環境の違いだろうと言われています。例えば、脳内温度、栄養状況などです。
 しかしながら、神経の元になる幹細胞が大人の脳の中にもあることは重大で、それを外に取り出して培養で数を増やし、患者の脳に入れればよいのではないかと東大の教授が言い始めました。その他に、脳の中にある神経幹細胞をある種の薬で増やしてあげる方法が考えられます。
 では、EM-Xでなぜパーキンソン病が治ったかというと、やはり神経幹細胞がEM-Xによって刺激を受け、幹細胞がどんどん神経細胞を作って治ったとしか考えようがない。
 これは医者が聞けばとても驚く話です。現在、行われていることでは、神経幹細胞を増やすためにマウスを使って、マウスの脳に神経幹細胞をつくることのみ成功しております。岡山大学の伊達先生が、その幹細胞を小さなカプセルに入れてパーキンソン病を直そうとし、これに対しては倫理委員会も手術を認めたのですが、マスコミが猛反対しました。
 それで伊達先生は、猿を使った実験を経てから人間に適応しようとしています。厚生省は5年で研究を完成するようにと予算も組んでくれたのですが、しかし、これには8年くらいはかかるのです。さらに、実際に神経幹細胞が、はたしてエルドパを分泌するのかはまた別の研究が必要になってきます。
 また、目も脳細胞の一部とみなされることから、京都大学の女医さんが失明した方に光を取り戻すことができるかという研究を行っています。
 網膜色素変性症とは遺伝的原因で起こり、最初のうちは暗いところで見えなくなり、そのうち視野が狭くなってきて、最後は失明します。患者はいつかは失明するのではないかと不安になり、自分の子どもたちもいつかこの病気になるのではないかと心配するのです。ですから、この研究を早く成功させて、自分の病気を治してくれという患者が全国に3万人いるのです。
 この視神系の集まる網膜に、人間の脳にある神経幹細胞を培養して増やして入れれば、目が見えるようになるだろうと言われているのです。
 もう一つ、目の病気では網膜剥離というのがあります。目を殴られたり強くこすったりすると、網膜剥離が起こります。今はレーザー光線で進行を止めることができますが、治すことはできません。これも同じことを行えば目が見えるようになる。今そういう研究が進められています。


 しかし、先ほど申しましたように、EM-Xはどうやら成人の頭の中に少々残っている神経幹細胞を増やし、その機能を持たせる働きかけをしていること以外に、パーキンソンが治る理由が考えられないのです。
 そこで、私は今後、このEM-Xをどんどんパーキンソン病に使っていこうと思っています。学会に報告するにはデータが不足しておりますから、医学会の批判に耐えるだけのデータをつくり、整理していきたい。
 パーキンソン病が治るとなれば、先ほど申し上げましたように、網膜色素変性症、網膜剥離、その他、交通事故などによって脊髄を損傷した人も治る可能性が見えてくるわけです。手足が麻痺して動かない人も治る可能性が出てくるのです。  そういう意味あいにおきまして、パーキンソン病が治ったことにどんなに大きな意味があるか、時間を裂いて研究していきたいと思います。