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この農業公社で働いているお年寄りの平均年齢は73歳。700世帯から集まる生ゴミは約300トンですが、これから年間10キロ袋で1万4,000袋の堆肥が生産できます。これを1俵750円で買っていただいて、約900万円の収入が得られるようになりました。この300トンの生ゴミを従来どおり焼却すれば、1トンあたり2万3,000円ですから、約600万円かかります。それが節約できるわけですから、900万円プラス600万円で1,500万円という金額ができます。それをお年寄りの人件費や工場の運営費に拠出し、プラスマイナス0の経営ができているのです。
この運営を始めて5年目になりますが、皆様の協力のおかげで、持続することができています。
快適な家庭環境づくりにEMを活用 次に、廃水処理についてお話します。
農林省の補助事業で集落排水施設、あるいは厚生省による合併浄化槽の推進という事業を進めてきました。
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実はこの施設は計画では750人分の処理機能をもっているのですが、まだ430人分の機能しか使っていません。6割しか稼動していないのですが、これをさらにEMを投入することによって負荷を下げ、機械の効率を良くし、その中に先ほどお話したし尿のスラリー化したものを入れることで、処理の軽減を図ることを計画しています。
もう1つは、今年から消費者問題研究協議会という女性の婦人会のグループが、子供たちと一緒になって、家庭の台所や風呂場、トイレの悪臭を改善するためにEMを配布し、快適な生活環境をつくろうと自主的に活動しはじめました。これは本当にありがたいことです。
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そこで、私は、農業公社でお年寄りの作業として、EM培養液をつくる「百倍利器」、を設置いたしました。それを計算すると、1リットルで60円もいただければ農業公社としては賃金や電気代などの消耗経費がまかなえますので、1リットル100円で婦人会の方が販売していただければ、1リットルあたり40円の活動経費が生まれます。これは行政としても、ゴミの減量化や質の高い生活環境づくりという観点から、有形無形の形で応援していきたいと思っています。
また、昨年から農業少年団という活動も始まりました。これはゴミを減量化した結果生まれる有機肥料を使い、無農薬で自分たちが食べる給食の素材も育てていこうという運動です。面積はまだまだ二反ほどですが、自分たちで作って自分たちの給食で食べるという活動も子供たちの間で始まっているのです。
それと、今年は、し尿の汚泥をプラント化し堆肥を作ろうと今取り組んでいます。
これから、このような事業を持続的発展的に継続するために町としてどのようなことを進めるべきかが大切になってきます。
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私はEMの持つ物理的、化学的効果だけを目的にこれらの事業に取り組んできたのですが、始めてみて思ったことは、これまで行政には直接関係がなかった各地区の市民団体の目に見えない大きな協力の輪が、今後はぜひ必要になってくるということです。
今ではEMの効果というものが、そういう住民の善意の輪が結果として広がっていくという副次的な大きな効果となって見えてきました。そのことを私はぜひ皆様にお伝えしたいと思います。小さな行政でも住民との連携を取ることによって、行政事業費が軽減され、人の和が広がっていくことを、今年度は見ることができたということをご報告して、発表を終わります。ありがとうございました。